日能研配布資料・小3カリキュラム及び小3後期テキスト

Compass後期(早稲田アカデミーテキスト)

デイリーサピックス(サピックスプリント。他にチャレンジサピックス・基礎トレ)

 

以上の資料を元に、小3算数(後期)の各塾の取り組みについて考察してみました。

 

かなり主観的なので、その辺りご理解下さい💦

 

 

 

 

【日能研】

◯パンフによる後期カリキュラム↓

 

数のパズル3 (魔方陣)

 

数のパズル4 (小町算)

 

数のパズル5 (すごろく)

 

数と形 (空間の位置関係)

 

いろいろな形 (直角と図形)

 

2つに折ろう (線対称)

 

大きさと形 (相似)

 

王様のものさし( 長さの単位)

 

どっちの道で行こうかな (長さの計算)

 

どっちが広い? (広さくらべ )

 

広さをかぞえる1 (広さの計算)

 

広さをかぞえる2 (広さの計算)

 

広さをあらわす ( 広さの単位)

 

長さと広さ (図形のまわりの長さと面積)

 

タイルのしきつめ (図形の性質)

 

さいころの目 (立方体の性質)

 

 

◯小3期は中受算数の先取りというよりも、数の量感や図形センスを磨くことに重点を置いていると思います。

日能研自身が中受に終わらず、その後の中高大、生き方までを主眼とした塾なので、

算数のテキストにもそれが反映しています。

 

◯他塾のスパイラル型と異なり、2〜3回に渡りミッチリ取り組むようですね。

 

 

 

 

【早稲田アカデミー】

◯小3後期テキストの目次↓

 

 

大きな数とおよその数

 

★植木算

 

★和差算

 

三角形の性質

 

⭐︎分配算

 

場合の数

 

★角度

 

★分数①

 

★分数②

 

★周期算

 

★さいころ

 

★立体図形③

 

文章題のまとめ

 

図形のまとめ

 

 

◯こちらは日能研と打って変わって、中受算数の先取りです。

 

◯★は予習シリーズ4年上、⭐︎は4年下の内容です。

(場合の数のみ、4年夏期講習かな?予習シリーズは5年上で出てきます。)

 

◯特にサイコロ、立体図形は難しい所まで進めているので、

ここでガッツリやっておくと、予習シリーズ上の「第19回」はスムーズに入れます。

 

◯三角形や概数の単元は中受というよりも、学校での学習を深めてくれる内容だと思います。

 

 

 

 

【サピックス】

◯小3後期カリキュラム↓

 

てんびんばかり

 

かけ算で考えよう

 

さいころころりん

 

トマトとこねこ

 

ブラックボックス

 

紙をおって遊ぼう

 

ねん土玉で作ろう

 

 

◯?何のこと?みたいな単元名が並びますが、内実は中受内容の下地となる問題や

数の量感・図形センス等を育む単元です。

 

◯早稲田アカデミーのようにそのままの先取りではなく、考え方の前提となる学習が多い印象です。それが4年〜6年の中から小3の発達段階に合わせてザッピングされている感があります。

 

◯特に数の量感・図形センスを問う問題は、センスが無い子を伸ばすというよりも、

能力がある子が楽しんで取り組む教材感があります。

 

◯以上はデイリーサピックスの所見で、他にチャレンジサピックスや基礎トレがあります。

こちらは、計算や単位換算といった基礎学力の育成を主眼にしています。

 

 

 

 

【サイコロ問題に見る三者比較】

 

どの塾もサイコロ問題を小3で取り扱っています。

(サイコロの展開図、サイコロの目を当てる、サイコロを積む・転がす)

 

難易度は日能研→早稲田アカデミー→サピックスといった感じ。

 

とは言っても、

日能研は難しくないからダメという訳ではなく、基礎をキッチリやる、

サピックスは平易な問題からギアを上げて難問もある、しかも可愛いキャラクターも出てきて取り組みやすい、といった要素があります。

(早稲田アカデミーはもう少し基礎問題を取り入れてもいいのでは?)

 

 

 

【総括】

 

個人的所見。

算数に興味が無い子を算数好きにさせる日能研、

算数大好きな子が喜ぶサピックス、

中受でアドバンテージを取りたい早稲田アカデミー、

といった所でしょうか。

 

 

塾は良し悪しではなく、

我が子がどこに向いているのかが選び方に関わってくると、実感しました。

 

通塾してもいない人間が書き連ねたことなので、

誤りがありましたら教えて下さい!!