先日、昌が話していた『壁』の話が頭から離れなくて、
自分の想いと合わせて、
文章にしてみようと思う。
人は人に対して、
何らかの壁を作ってしまう。
その壁の厚みや素材はそれぞれだが…。
自分を守る為に作る壁。
相手を自分の領域に踏み込ませない為に作る壁。
本当の自分を知られないようにする為に作る壁。
壁の厚みや素材も様々だが、
壁を作る目的も様々。
自分を守る為に作った壁は、
相手を完全シャットアウトする。
知られたくない自分を守り続ける事が出来る…。
自分で相手に対して作った壁は、
相手⇒自分をシャットアウト出来る代わりに、
自分⇒相手をもシャットアウトしてしまう。
いざ、相手の胸元へ飛び込もうとしても、
自分で作った壁に自分が跳ね返されてしまう。
相手が外側から壁を崩そうとしてくれているのに、
自分は内側から壁を厚くしようとしてしまう。
そうしているうちに、
次第に自分の場所が狭くなって、
息苦しくなり、居場所をなくしてしまう。
SF映画であれば、
自分を守る為に張ったバリアは、
敵はシャットアウトするけど、
自分は通過出来る。
でも、僕らが人に対して作る壁は、
そんなに都合が良い訳ではない。
勿論、人間だから相手に対して壁を作る。
初対面ならなおさら。
信頼関係が成り立っていないならなおさら。
でも、その壁を一緒に壊してくれる人に出会えた時は、
意固地にならず、一緒に外と内から壊せば良い。
そのタイミングを間違うと、
壁は次第に厚くなり、
自分の声さえも相手に届かなくなってしまう。
最悪な場合、
自分が内側から壁を崩せた時に、
そこに誰もいなくなってしまう例だってある。
自分を守る為に作った壁が、
結果自分を苦しめてしまうのだ。
そうなる前に、
信頼出来る相手と巡り会ったなら、
意固地にならず、臆病にならず、
その壁を少しずつ薄くしよう。
きっとみんな、本当の君を知りたいはずだから…。