満員電車で、たまたま隣になった人。
コンビニのレジ待ちで、たまたま前後になった人。
街ですれ違う人。
僕はこの人達を知らない。
名前や年齢。
どこに住んでいてどんな仕事をしているのか。
勿論、その人達も僕の事は知らない。
街ですれ違った人なんかは、
きっともう二度と、すれ違うことすらないだろうな…
なんて思ったりする。
僕の存在を知っている人なんて、世界中に何人いるのだろう。
誰かが言った。
「人は人の意識の中でしか存在出来ない」
僕が存在していることを誰も知らなければ、
存在しないのと同じこと。
僕の存在を知ってくれている人がいるから、
存在する事が出来る。
と言うことらしい。
なんだか難しくなってきたぞ。
そんな事が書きたかったわけじゃないのに。
今日たまたまファミレスで隣になった人とは、
もう顔を合わせることはないだろう。
でも僕には、
毎日、毎週、毎月
顔を合わせて真剣に向かい合える、
家族、友達、仲間がいる。
すれ違う事なく出会えた人達がいる。
不思議だな。
圧倒的に通り過ぎて行く人が多いのに。
僕の前で立ち止まってくれた人。
僕が立ち止まった人。
お互い立ち止まざるおえなかった人。
出会いは様々だけど、
出会えたってことはやっぱり奇跡なんだと思う。
そんな奇跡を当たり前のように受け止めてしまっている。
笑い合う事も
泣き合う事も
全て奇跡の賜物。
愛し合うことは、
最高級の奇跡だ！
そんな奇跡的な出会いを日々大切にしたい。
そんな事をふと考えた。