設定変わらず 役者だけがコロコロ変わる理由は？

「あれ？人が変わっている」って思うことが多々ある。

長く続いているシリーズものだと、内容や登場人物などの設定は変わらないのに、

急に

演じる役者がかわっていることがあったりする。

例えば、土ワイの「温泉若おかみの殺人推理」は

初代おかみは大島智子→今では東ちづる　で落ち着きました。

何より　がコロコロ変わるのよ！

山口良一 　→金田明夫 →渡辺いっけい →梨本謙次郎 →松村雄基 →船越英一郎 →布施博 →中村梅雀

これで落ち着くだろうと思ったら、最近　羽場裕一 　に変わっちゃった

こんなに変わるのも珍しいけど、どんな理由があるのな？

やっぱ東ぢつるに問題があるのかしら（笑）

ちなみにこのシリーズは、大女将も南田洋子から岡田茉莉子に

仲居頭もどんどん変わって、ついに今では山村紅葉に乗っ取られ、

警部もじゃんじゃん変わってます。

そして、同じくらい遍歴があるのが、「上条麗子の事件推理」　

眞野あずさのパートナーがコロコロ変わってます

船越英一郎→赤井秀和→中村梅雀→渡辺徹

見えないところでちょろっと変化しているのが

「温泉(秘)大作戦」のおもてなしのスペシャリスト（仲居）が星野由香→高橋マリアに

　「おかしな二人」は小林聡美→同じ流れをくむ「おかしな刑事」として　羽田美智子に変更

プロデューサーともめたのかしら？

この役が嫌だったの？

・・・色んな推察をしながら、

どの人の方が良かったな～とか勝手にランク付けしたりして

遍歴ごと長～く楽しむのがポイントですね

火サスはいつでも パイオニアだった

2時間サスペンスといったら

やっぱり火サスだったと思う。おもしろいシリーズも多かったし、

今の色んなチャンネルでやってる主人公のジャンルとかも最初に扱っていたのは火サスだし。

片平なぎさや船越栄一郎を売れっ子にしたのも火サスだし。

何より、私が編集者、ライターを目指すきっかけになったのも

火サスの小京都シリーズの片平なぎさに憧れたからだし

例えば、

今では眞野あずさは検事とか公認会計士のシリーズとかやってるけど、

最初は火サスの『弁護士・高林鮎子』　補助者に橋爪功、上司に丹波哲郎がいて、名役者が揃っていて良かった。内容に厚みがあったなぁ

そして、今では鑑識ものも珍しくないけど、鑑識という仕事の興味深さ大変さを最初に描いたのは

火サスの西村和彦主演『警視庁鑑識班』だったと思う。

浅見光彦シリーズの最初も、今をときめく水谷豊で最初に手掛けたのは火サス。

他にも個人的に面白いと思っていたシリーズに

『監察医・室生亜季子』（浜木綿子主演）

『盲人探偵　松永礼太郎』（古谷一行主演）

『女検事　霞夕子』（初代　桃井かおり）

『わが町』　（渡辺謙主演）

『フルムーン旅情ミステリー 』（主演：二谷英明 ・白川由美 夫妻）

『六月の花嫁』（毎年6月に主演を変えてやるサスペンス）

などなど。いっぱい

終わってしまってとっても残念だー

立場が逆転する２時間と１時間

2時間もので主役を張っている人は、テレ朝21時枠の刑事ドラマでもマイシリーズで主演を務めていることが多い。

水谷豊の『相棒』、沢口靖子の『科捜研の女』、渡瀬恒彦の『おみやさん』『捜査9係』、名取裕子の『京都地検の女』、船越英一郎の『その男、副署長』など。

サスペンス好きな私は、連ドラの刑事ものにもほとんど手を出しているから、出演者についても詳しいのであ～る

両方を見ていると主役の人以外にも脇役の方々も結構、同じようなメンツが出演しているのが面白い

2時間サスペンスの『北アルプス山岳救助隊　紫門一鬼』は紫門（高島政宏）がメインで、

理解ある刑事に渡瀬恒彦というお馴染みのシリーズ。

ここで注目したいのが、渡瀬の手となり足となり仕えている伏見刑事だ

片桐竜次という役者で、『おみやさん』では刑事課長として、渡瀬をいつも見下し「あっちへ行け」とぞんざいな扱いをしている。

当たり前のことだけれど、ドラマが変わるといつもの二人の上下関係が逆転していたりして人物相関図を俯瞰してみるのが面白い。

ちなみに、この片桐さん、『相棒』では刑事部長として嫌～な役を演じているし、刑事としてよく出ているから見逃さないで欲しい（笑）