「80's Rider」へようこそ!
木曜日のお話です。
仕事仲間のT氏より、「木曜日筑波サーキットへいくけど、ヘルパーお願いできる?」とお声が掛かり。
もちろん二つ返事でOK、久々の筑波サーキットに心が踊ります。
午前中の予約なので、朝4時のお迎えで出発しました。
現地で時間調整の朝食を取り、いざ筑波サーキットへ入場。
気温は8℃、寒くなりましたねぇ、ツーリングだったら中止にする気温です(笑)
車から降りると、久しぶりに見る懐かしい風景。あれから30年か。
僕がライセンスを取得したのは30年前の今くらいの時期だったかな。
当時はバリバリのバイク便ライダーで、会社にレース部はあったけど、意外な事にそれほど興味を示すことはなかった。
というのは先輩達が乗っていたのは2スト125ccのロードレースクラスで、内心(125ccってショボ)と半分見下していたから。
実は当時の会社には40人以上の所属ライダーがいたのだけれど、その中で大型二輪を所持していたのは僕を含めてたったの二人。ぶっちゃけ天狗になって調子こいていたのでした。当時は自慢しなくても周りが勝手に卑屈になったというのもありますが(笑)
(;^_^Aまぁ、アホなやつだった訳で・・・。
えーと、その夏、辞めた後輩から会社にNSR50のレーサーが寄付されたのがきっかけでした。
レース部の連中は「これでミニバイクレースの耐久に出よう」盛り上がり、とりわけ仲の良かったメカニックの先輩が声をかけてくれたのでした。
そしてレーシングスーツ一式をポーンと買ってきて(当時は給料が立つ程景気が良かった)レースに出たら、あら?めっちゃ楽しいやん!
50ccを馬鹿にしていた自分が恥ずかしくなるほど楽しい体験、そこへメカニック先輩が悪魔の囁きを・・・。
「筑波のライセンス、取るだろ?」
ヘイ!もちろん取りますぜ!
こんな単純な流れだったかなぁ。
ターゲットのレースは当時の名称だとテイストオブフリーランス、今のテイストオブ筑波の前身となったレース。
これにフルチューンのRZ350Rで参戦することを決め、全財産を突っ込んでRZ350をフルチューンしました。
しかし、僕の全財産はシェイクダウン中に2次エアの問題でエンジンブローしてしまい、全てが水の泡と化したのでした。
以来、筑波サーキットと言えばそのRZ350Rを思い出します。
あーもったいないことをしたなぁ。
まぁ懐かしい話はそれくらいにして、本日はT氏が購入したヤマハR1Mのフリー走行がメイン。
年式は2015と10年も前のバイクらしいですが、サービスマニュアルを読むとありとあらゆる電子デバイスが搭載されていて、トラクションコントロールをはじめ、前後の連動ブレーキや6軸センサー、GPS搭載でスマホと連携してデータロガー機能や自動ラップタイム計測などなど、とてもじゃないけど使いこなすのができなさそうな程の高性能、これで2015年式なのか、飛んでもないマシンに目がくらみます。
「R1」と「R1M」では仕様がかなり違うそう。
いわば市販レーサーが「M」の位置づけとなっているようです。
特別な機能も「R1」とは天と地程違うからすごいとしか言いようがない。
フロントサスは「CBR1000RRR」と仕様を同じくするオーリンスの電子制御倒立フロントフォーク
高価なものしかついていない。世の中の金持ちは皆こんなのに乗っているのだろう。




