「80's Rider」へようこそ!

 

ゼンショーホールディングスがロッテリアを買収し、新たに「ゼッテリア」の営業を開始した。というニュースを見た。

 

「ゼッテリア」の語源は「絶品バーガー」+「カフェテリア」の造語なんだという説明があるようですが、どうみても「ゼンショーホールディングスだからでしょ」感が強いのは否めない。(笑)

 

僕自身は幼少期から「マクドナルド」派ではなく、「ロッテリア」派。

埼玉は浦和にロッテの工場があったり、ロッテリアのドライブスルーなんかも結構あったりと、割とロッテ感が強いイメージがある。

特に僕が好きだったのは、途中からメニューに加わった「リブサンドポーク」でほぼこれしか注文しなかった。あれが一度メニューから消え去って復活を遂げた時には本当に嬉しかった。がしかし、再度販売中止。

(>_<)

「リブサンド」が無いなんて、マクドナルドから「ビックマック」が消えたようなもの。「ロッテリアも永くないな」と思っていたらとうとう売却されてしまった。

 

さて、「ロッテリア」と聞くと埼玉県民なら必ず思い浮かぶのが「サッテリア」。

(ホンマかいなwww)

1980年代に埼玉県幸手市に実在したハンバーガーショップらしい。

多分、幸手市(さってし)だから「サッテリア」・・・ローカルジョーク的にアリだよなぁ。(笑)

 

らしい、と書いたのは実は僕自身、このお店を見た事はなく、高校3年の時に、バイク仲間である地元先輩がトラック配送のバイトをしていて、そのルート沿いにあったと言う。

「太宰、幸手市にサッテリアってハンバーガーショップがあるんだぜwww」と聞いたのが初めてである。

この時はまだ「そういうお店があるらしい」という単なる笑い話だった。

 

そんな話もそれっきり、数年経って僕はバイク便ライダーを始めた。

そこに一人、滅茶苦茶おっかない先輩ライダーが一人だけ、いた。

ドレッドヘアーにチョップスといういで立ちが全く違和感を感じさせない、見てすぐ判るバリバリのハードロッカーでしかも大酒飲み。

パッと見て「絶対近寄りたくない」オーラが噴き出していたが、この方実はちゃんと

CDデビューを果たしていて、当初は「ROAD CRUISE」、後に「クリーピークロール」というハードコアなバンドのドラムスだった。

僕はバンド界の事はよく知らないが、新宿ロフトくらいなら連日満パンにするくらいの知名度はあったらしい、知る人ぞ知るバンドだったそうな。

ライヴに行くと(いや、強制連行でした)、僕等後輩ライダー達は全員飲み会に強制参加させられるのだが、その飲み会では、あちらこちらから芸能人が駆けつけるなど、結構な有名人だった。

 

そんなおっかない高沢さんはなかなか会社に顔を出さない人でもあった。

氏が唯一会社に来るのは給料日オンリー。

来た時は一ヶ月分の伝票処理が溜まっていて、こればかりは給料に直結しているので本人は渋々数時間かけて処理をするものだから、いつも機嫌が悪く、目が座っていて、とてもじゃないが気軽に話しかけられる様子ではない。(笑)

 

そんな高沢さんは、当然整備を全くやらないものだから、そっちの方でも伝説の人だった。

彼は新車のVTZ250を手渡されてから、5万kmもの間、タイヤ交換以外のメンテナンスを一切せず、あの世界一頑丈だと揶揄されるVTZのエンジンをガチでぶっ壊した唯一のライダーなのである。(笑)

VTZ250ってのはオイル交換しないと5万kmで壊れるらしい。(爆)プラグとエアクリーナーもほぼ限界だったそうな。(メカニック先輩から聞いた話)

 

話がちょっとずれてしまったけれど、こんな高沢さんに何故か可愛がられてしまい、段々と距離が近くなって色んな話をするようになった。

ある時、「高沢さん、御出身はどちらなんです?」なんて話題になった。

「俺、幸手。埼玉の」

幸手市なんて知らねーだろ?的な口調だった。

それを聞いてパッと頭に浮かんだのが「あの話」だ。

 

「え?幸手なんですか?そしたら高沢さん、サッテリアって御存知ないですか?」

 

それを聞いた途端、彼の表情が驚きに変わる。

「!!!!!お前、どうしてそれを????」

相当驚いた様子。

「それ、俺のダチの家がやってた店だよ!おばちゃん元気かなぁ。学生の頃よく食ったんだよ。お店はもうやって無いんじゃないかなぁ、懐かしいナァ」

 

まさかのサッテリア関係者。(爆)

(^▽^)

この話をつい先日、地元先輩達と飲んだ時に、「ライダー時代にサッテリアのお店の人と知り合いの先輩がいたんですよ~」と報告したのでした。

 

ロッテリアときたらサッテリア、埼玉県民でこう答える人は少数派なのかなぁ。