ストレス原因で太る、
ストレスが原因で痩せる
どちらも良く耳にしますが、
どっちが本当だと思いますか?
実は、両方とも正解なのです。
体質の違いで太ったり痩せたりするのでは
ありません。
ストレスがあまりにも過剰に
なってしまうと
どんなに食べても太れません。
劇痩せしてしまうことだってあるのです。
だからってストレスで痩せたいなんて
思わないでくださいね。
先日、
かなり痩せている女性と食事を同席したのですが、
アイスクリームとケーキを平らげてから食事を
召し上がったのです。
周りの人からは
「それだけ食べて何で太れへんの?」
と聞かれたくらいです。
その女性は
「ものすごいストレスで痩せてん」
って言いました。
納得です。
何で食事の前に、甘いもの?
って思うかも知れません。
でも、ストレス痩せの仕組みを知ると
よく理解できます。
別にその女性は
「甘いものを食べても私は太らない」って
アピールしているわけでも何でもないのです。
体がというより脳が本当に
欲しがっているのです。
どうしてそうなるのでしょうか?
ストレスって、自分にとってイヤなこと、
恐怖や不安、怒りなどを感じた時の
自分を守るため反応です。
強いストレスを受けてしまうと
脳からストレスに対抗するための
ストレスホルモン(コルチゾール)を
出します。
このストレスホルモンが出ると、
興奮して、体の中の血液を
脳と筋肉へ増やすようにします。
臨戦態勢ですね!
まるで、攻撃に備える動物のような状態です。
血液が脳と筋肉に優先的に運ばれるので
内臓や皮膚などへ本来行くべき
血液が減ります。
つまり内臓や肌に栄養が運ばれにくくなり、
働きが悪くなります。
ホルモンの分泌も悪くなります。
肌も荒れたり、トラブルを起こします。
内臓が働かないと消化したくても
できません。
食べても消化ができない
もしくは、食欲不振になります。
ストレスの時に甘いものが食べたくなるのは
脳がストレスに対応するのにものすごく
エネルギーを使っているからなのです。
すぐ栄養になるブドウ糖、つまり甘いもの
やこってりしたものを欲するのです。
甘いものをたくさん食べても
ものすごいストレスのときには
消化が低下します。
先日、
「AKBのたかみな激やせの原因は激務とストレス…増量のため「アメリカンドッグを1日1本食べてる」
という記事を見ました。
まさにその女性と同じ状況だなと思いました。
長期間の強いストレス状態は
内臓を傷めてしまいます。
ストレスは誰にでもあるものです。
何が自分のストレスになっているか
見つめる時間をとることや、
好きなことを
おもいっきり楽しむ、
そして
ストレス予防の食事(特にビタミンC)をとるなど、
自分のことは自分で守ってあげたいと思うのです。