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投資は自己責任で

〜 中長期保有前提で成長株中心の”ゆるい投資”を行っています。
  目先の株価を予測したり占ったりすることには、興味がありません。

GMO-PGに限ったことではありませんが、高PERの株の場合はどこも「かなり割高だから、そのうち暴落する」という意見(売り煽り?)が繰り返し投稿されます。高PERを維持している株は数カ月程度の調整を繰り返しながら上昇する株が多いけど、調整が始まるとたいてい「暴落論」が出てきます。

GMO-PGも過去に何度となく暴落論が投稿されてきました。直近だと今年の1月頃から、暴落論の書き込みがさかんになりました。1月頃の株価は5500~6500円ぐらいの位置で今の水準とあまり変わりませんが、4月には一時、8000円越えまでいきました。今は戻ってきたけど、今年の1月から信用売りをしていたとすれば、かなり恐ろしいことになっていたはず。信用取引はムキになる人やリスクコントロールがしっかりできない人が手掛けると、損が大きく膨らみます。自分は怖いので一切やりませんが。

高PERを維持している株には、それなりの理由があります。GMO-PGの場合は、高成長の維持や競合相手の少なさ、成長の加速にみられる将来性などが高く評価されています。成長率25%なら3年で利益は倍増するわけだし。現在のGMO-PGのPERは90倍程度と確かに以前より高めですが、最近、成長が更に加速してきているので、そういう面を株価が反映しているという見方(後講釈w)もできます。
株価なんて人気投票だから、割高かどうかなんて誰にもわかりません。ちなみに日経平均PERは、13倍程度とずいぶん低いけど、日経225には成長性がない企業や構造不況業種の企業なんかも入っており、個別企業のPERと比較してもあまり意味はありません。

長期保有の方は覚えているかもしれませんが、数年前にこの掲示板で、暴落論を繰り返し投稿する人がいました。今のようにGMO-PG株が調整局面に入った時期でしたが、自分の含み損益がわかる証券会社のページの画像を、自身の投稿にわざわざ貼って大きなポジションを自慢し、GMO-PGはPERが高すぎるから暴落するに決まっていると、しつこく売り煽りの投稿をしていました。調整が終了して株価が上昇し始めてしばらくすると、この人は突然、自分の投稿をすべて削除していなくなりました。相当やられてたみたいだったけど、大丈夫だったのかな。

質疑応答等については、他の株主の方がまとめられています。
http://togetter.com/li/992508

総会後のライブ。(2016/6/26 ORICON STYLE)
高橋優&Rihwa、アミューズ株主総会ライブ 株主叱咤激励に感謝
http://www.oricon.co.jp/news/2074011/full/
※株主発言に対する高橋優の切り返し、見事でしたw。総会後ライブは株主相手。盛り上げるのが難しく「修行」とか言われているようですが、さすがです。(以下、※は自分のコメントです。)

■事業報告(畠中社長の説明で気になった点)

1.個別アーティストに関する説明

◯サザンオールスターズ(桑田佳祐)「今年は桑田佳祐のソロ活動の年。数々のメディアに露出するなど、精力的に活動する計画。サザンオールスターズは今年でデビュー38周年。デビュー40周年に向けて様々なプランを検討しているので期待してほしい。」

※総会後のライブにもっと有名な人を呼んで欲しいとの意見に対して「総会後のライブは、一番所属歴の長い方(=サザンオールスターズ)は未だ出演したことがないので、そういう方の可能性も含めて貴重な意見として参考にさせていただく」との回答がありました。アミューズの創立は1977年10月、サザンオールスターズのデビューは1978年6月。再来年あたり、総会後のライブに出てほしいところですw。

◯福山雅治「福山雅治については結婚を発表し、心配をかけたが、年末ライブは例年以上のスピードでチケットがソールドアウトになるなど、結婚の影響を感じさせない結果となった。今期は主に、役者として活動する計画。ドラマでは多少視聴率が振るわない結果となったが、次の作品でご支持頂けるように努めていきたい。9月には東京ドームでファンの集い、10月には主演映画が公開となる。」

※質疑応答で「福山雅治主演の月9ドラマは2年前から決まっており、結婚とは関係ない。」との説明あり。

◯BABYMETAL「BABYMETALは4月に、世界的に有名なロンドンのウェンブリー・アリーナで日本人初のワンマンライブを行い、グッズ販売売上がウェンブリー・アリーナ史上1位を記録した。4月1日発売のアルバムが米ビルボードのワールドチャートで1位となるなど、好成績を納めた。その後、欧州まわり、著名アーティストが多く参加するダウンロードフェスにも参加、一旦帰国したが、7月から再びワールドツアーを再開し、9月に東京ドーム。東京ドームにおける公演は相当数の応募があった結果、急遽、追加公演を実施することになった。今後も精力的に活動し、国内外のファンを獲得していく。」

※ウェンブリー・アリーナでのグッズ販売記録は「1日での最高売上」ということみたいです。参加者のツイートなどを見ると、販売員が少なくて不慣れだったため、販売列がなかなか進まなかった模様。効率的に販売できていたら、もっと売上が伸びたのかもしれません。BABYMETALの国内ライブの物販はかなり改善されていますが、まだいろいろ課題はありそうです。最近、ASMARTが海外ファンに対応しましたが、BABYMETALグッズは数が少ない状況に変わりありません。常時販売するようなTシャツぐらい作れば良さそうなものなのにw。

2.業績について

「今期の業績予想は減収減益の計画。昨年度は最高益を計上することができたが、アーティストの活動量に業績が影響を受けやすいので、最高益の翌年は、業績が落ちる傾向にある。」「しかし、業績水準は確実に上がってきているし、今期予想発表後に追加で決まった案件もいくつかある。公表数字を上回れるよう、事業を推進していく。期待していただきたい。」

※ アミューズの期初業績予想はいつも、かなり保守的。ライブの予定が決まっても動員数が読みづらいのが主な理由でしょう。プレス発表されていないライブなどの予定については業績予想に反映させない、というのが昔からのアミューズの考え方みたいです。
つまり、BABYMETALの東京ドーム追加公演やPERFUMEのドーム追加などはすべて、期初業績予想にプラスされるかたちとなると思われます。強気の業績予想を立てていながら業績の下方修正をするようなことになれば、所属するミュージシャンやアーティストの人気に翳りが出ているとか、芸能マスコミが適当なことを書き立てて騒ぐから、アミューズの場合は、業績予想は保守的にせざるを得ない面もありそうです。

3.その他

「東京ワンピースタワーは正直、苦戦を強いられている。6月18日にリニューアルしたので今後の動向に期待している。」
「アパレル事業に進出したが、デザイナーというクリエイターのマネジメントを新たな収益源にしたいと考えている。初年度より黒字の計画としているので期待してほしい。」

※東京ワンピースタワーも、実質の初年度となる昨年度の計画は黒字でしたから、アパレル事業もどうなるかわかりませんが、いずれにしても全体のビジネスに占める割合は小さく、業績全体への影響は、まだ軽微でしょう。

★去年の株主総会
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12044293931.html
6月29日行われた株主総会での、エムスリーの戦略マップについての説明と質疑応答について記します。うろ覚えの部分もあるので、悪しからず。

■エムスリーの戦略マップについて(谷村社長から説明)
戦略マップの縦軸は事業。日本では現在15の事業を展開しているが、手をつけていない事業が他に20ぐらいある。
横軸は国。日本、アメリカ、イギリス、韓国、中国を既に展開しているが、あと5つぐらいやりたいと思っている国がある。

縦軸が30事業で横軸が10ヶ国とすると300のマスがあるが、これを埋めていくのがエムスリーの中長期戦略。このチャートを社内では「サグラダ・ファミリア・チャート」と呼んでいる。完成するのに100年ぐらいかかるかな、ということ。

●決算説明会資料のP34の写真(建設中のサグラダ・ファミリアの写真)の説明
我々は2000年に操業して約16年目。写真はサグラダ・ファミリア建設開始後15年目のもので今から100年ほど前だが、まだ掘っ立て小屋みたいな建物。我々もまだこのレベルではあるが、これから、より立派な教会を立てていきたい。

■質疑応答
Q.海外事業の利益率が国内より低いのは何故か?
A.海外はまだ、インフラストラクチャーに投資をしているフェーズであることが一点。もう一点は、海外での事業は競合が多数存在する中でのプライシングが必要なことが理由。

Q.サイバーリスクについて、どう対処しているのか?
A.サイバーリスク対策はかなり重要だという認識で、収益性よりも重視している。外部機関の監査やヒューマンエラーによる情報漏えいを防ぐための教育に力を入れている。日常的な監視も行っている。

Q.MR君について、ドクター等に付与したポイントの残高がB/S上の「ポイント引当金」。前期末残高は11.7億円だが、時系列で見ると残高が少し減ってきているようだ。金額的にはMR君の売上の数%程度だと思うが、ポイントを減らして利益を増やすようなことをしていないか?
A.ポイント付与はMR君だけではない。年度末の引当額は上下しているが、使用されるポイントは毎年、確実に伸びている。

Q.エムスリーは平均在職月数が38ヶ月と短く、回転率が高いのは何故か?また、従業員の平均給与は?
A.現在、かなりの勢いで社員を増やしており、去年も100名弱を採用したが、この100名は期末での在職は6ヶ月ほど。社員を採り続けている限り平均在職月数は短くなるが、社員の定着率という観点ではそんなに悪いわけではない。27年度の平均給与は733万円で業界平均より高い。社員のモチベーションを維持し、定着してもらうには報酬はもちろんだが、やはり面白い仕事にチャレンジしてもらうことが一番だと考えている。

Q.将来、AIロボット?が出現すると、エムスリーの仕事はなくなるのでは?(AIがエムスリーの事業に与える影響についての質問)
A.マシンラーニングやディープラーニングはどんどん進歩するが、これは脅威というよりは事業機会。医療業界、ひいては人間自体がビッグデータの塊であり、今後はゲノムを使った診断も進む。AIを使って新しい事業を作っていきたいと考えており、これからの事業機会として考えているアイデアの幾つかは、AIを絡めたものになっている。

Q.英国のユーロ脱退の影響と対応は?
A.英国のユーロ脱退の影響はほとんどない。短期的に円高となっているが、海外展開を積極的に進めており、我々には投資をするのにいい機会となっているのかもしれない。

Q.エス・エム・エスが韓国で始める転職サイトはエムスリーと競合すると思うが、影響は?
A.韓国の事業は、エムスリー全体からすると非常に小さい事業なので、影響は軽微。またエス・エム・エスが買収した韓国の企業はソフトウェアを病院に売っているような会社で、我々の事業とは微妙に異なる。

Q.アメリカのスパムメールの問題の現状は?
A.技術的な問題は解消したが、クライアントのプログラムにも影響を与えてしまったのでクライアントの信頼回復を継続している状況にある。

Q.エムスリーの行う投資業務について。
A.投資は大きく分けて3種類ある。
1番めは、事業のコアとして100%に近い状況で買収し、グループの中に保持し続ける事業。
2番めは短期的に事業を支援するようなかたちでマイノリティ投資をする事業。例えば未上場時のエス・エム・エスへの投資がこれにあたり、エス・エム・エスの価値を高めることを支援した。投資額的には年間5~10億円。今までは未上場企業に出資してきたが今般、初めて上場企業であるヒューマン・メタボローム・テクノロジーズにマイノリティ出資をした。
3番めは2番めと同様にインキュベーション型だが、マジョリティ出資をして、より能動的に事業を引っ張っていこうということで、シーズロケット事業と呼んでいるもの。面白い技術を持っているが経営が未熟な会社の過半を取得して経営をサポートし、いち早く上場させていく。例えば、元々日本で承認を取ろうと思っていた薬を、ヨーロッパで承認をとってから日本に持ってきたほうがコストも安く、期間も短くなり、より大きな市場にアクセスできるといった、薬事戦略のようなものを手伝うような投資。これも1件2,3億円で、多くて年間5件ぐらい。うまくいけば数倍~数十倍のリターンを得られるが、仮に全部失敗しても10億円程度なので、さほど深い傷にはならない規模である。

Q.今のような成長が、いつ頃まで続くと考えているのか? 成長期から成熟期になった時の戦略は?
A.回答するのは難しいが、サグラダ・ファミリア・チャートの300のマスのうち、年間数個を始めるていくが、始めた事業の成長もある。まだまだ事業機会は残っているし、いつ鈍化するのかといわれれば、鈍化しないように攻めて行きたい、という回答になる。

Q.監査等委員の役割は?
A.コーポレート・ガバナンスに関する説明。

Q.独立役員とは何か?
A.独立役員とは東証の規程に基づくものとの説明。

Q.中国はハイリスクな市場との認識があるが、中国事業のリスク回避は?
A.中国は難しい面がある市場であるとの認識はある。中国でのビジネスは現地パートナーとのJVだが、このパートナーは医療界でかなり成長してきたベンチャー企業で、中国の医療界、政府関係者や医学界とも非常に深い関係がある。このパートナーを通じてリスクをある程度コントロールしている。(「中国の直近の医師会員は160万人に届く規模。中国はかなりのスピードで伸びている市場であり、将来的には日本以上の規模になる。」との説明が、質疑応答前の事業説明であった)

アミューズの事業報告書に、3月31日現在の株式の状況が記載されています。

大株主をみると、MSCO CUSTOMER SECURITIESが22.9万株(前年は11.4万株)、GOLDMAN SACHS INTERNATIONALが19.5万株(前年は記載なし。10.1万株以下)と外資系2社(前者はモルスタ系、後者はGS系)が大幅に保有を増やしています。中間(昨年9月30日)ではMSCOは15.7万株、GOLDMAN SACHSは14.3万株の保有。アミューズ株は昨年11月26日に高値(分割後換算で3080円)を取って以来、今期の業績への不安からか大きく下げてきましたが、この間も両社は積極的に買い増していたようですね。

自己勘定なのかファンドのようなものなのかは不明ですが、ボリュームからみてディーリング目的ではなく、中長期保有前提の投資と考えるのが自然。所有者別株式分布状況で見ると外国法人等が昨年に比べて30万株ほど増えていますが、両社の買い増しで説明できそう。アミューズ株は出来高が少なく、少しづつしか買い進められないだろうから集めるのは大変そうですねw。

一方、金融機関の保有は111.6万株と一年前の127.4万株から約16万株も減っています。更に中間でみると金融機関は147.7万株と期初より20万株も増えていたから、下期の下落は金融機関の36万株の売り越しによるところが大きいと思われます。つまり、大雑把に言えば(国内)金融機関が大量に処分したところを、外国法人と個人が買ったという構図です。(モルスタやGSの裏に国内投資家がいる可能性もありますが。)

ちなみに法人投資家は説明責任が求められるので「BABYMETALが化けそうだから買ってみる」みたいな、個人のようなノリで買うことは基本的にありません。中長期保有前提の投資だとすれば当然、アミューズの業績や成長性、リスク等を勘案して投資判断をしているはずです。今期の業績悪化が予測される中、外国法人が買い進めていたというのは、中長期保有の投資家には安心材料ですね。「外人は日本のことがわからないから、きっと売り損ねたんだろう」とか言い出す人がいそうだけど、外資系だろうが売買しているのはほとんど日本人ですからw。外資の投資行動のほうが論理的です。
場中の板をちょっと見ていましたが、板が薄い中で数千株単位の売りが出て大きく下げるパターンが、何度か発生していました。個人の細かい売りものに押されて、だらだらと下げているわけではなさそうだけれど、こういう売りが出ている間は積極的に買いづらいですね。イギリスの投票が迫っていて、買い手控えムードですしね。

ちょっと見た感じ、今回の売り方はかなり横着に売ってきている印象。最近は誰でも信用取引ができるようになり、出来高が膨らんだ時に見境なく信用でたくさん買っちゃって、保有株の下落に伴う追証発生に絡んで、なりふり構わず持ち株を投げてくる人たちがいるのかもw。ファンドが淡々と処分しているだけかもしれないし、まぁ想像の域は出ませんがw。

さて、週末は株主総会ですが、株主総会で新しい情報の発表はないでしょう。勘違いしている人もいるけど、基本的に株主総会はそういう場ではありませんからw。
ただ、アミューズはファン株主も含めて個人の売買が多い株。個々のアーティストに関する質疑応答、特に「結婚して福山雅治のファンは減ったか」といったような質問に、経営陣がどう答弁をするのかは注目です。どう答えても、尾ひれを付けて騒ぐ連中が出てくるから、当り障りのない回答になるんでしょうけど、回答からいろいろと垣間見える部分もあります。
以下、去年の質疑応答です。ご参考まで。
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12044293931.html

福山雅治の結婚も含めて、保守的な期初業績予想に起因する業績不安が株価下落の一因と考えます。悲観的な業績予想を出しておけば、下方修正を出して経営陣が避難されるリスクは減らせるんだろうけど、それによって株価が下落すれば株主には迷惑です。業態特性として楽観的な予想が出しづらいのは理解できますが、株主総会では期初業績予想の考え方をしっかり説明してもらいたいところです。

SMBC日興証券がアミューズのアナリストレポートを出したようです。
■サザンや福山が所属するアミューズの業績予想を上方修正

レポート本体を入手できていないので詳細は不明ですが「業績予想を見直して上方修正、投資評価「A」を継続するとのレポート」とのこと。ちなみにSMBC日興証券の投資評価「A」の定義は「アナリストが予想する個別銘柄の投資リターンが、市場平均を上回ると判断する場合」です。

SMBC日興証券は2013年9月に新規で「A」のレポートを出し、それ以来「A」を継続していることになってはいますが、アナリストがしっかりフォローしている銘柄というわけではなさそうですね。アミューズは芸能プロという特殊な業界の小型株で、大手や外資のアナリストレポートはほとんどありません。セルサイドアナリストは大口投資家の売買対象となりづらい株のレポートを出しても、あまり商売につながらないですからw。中小だと最近、水戸証券が株価2600円で「B+」(やや強気)という予想を出していたみたいですが詳細は不明。


大手のレポートでアミューズ株への投資が推奨されたという点は評価できますが、記事の内容を見る限り、取り立てて新しい内容はなさそうですね。「同社の減益予想はすでに株価に反映済みで、上期から計画は上振れ基調」とのことですが、アミューズはいつも確信犯的に超保守的な期初業績予想を出してくる会社。BABYMETALやPerfumeのドーム追加など未公表の公演については、たとえ計画があっても業績予想数値に反映させていないでしょう。また、過去5年間に1度も四半期単独で経常損失を出したことがないのにもかかわらず、前期4Q単独で経常損失▲5億円をしれっと計上して前期の利益を抑制したであろうことから察しても、今期の業績上振れは期待大です。

地合いは非常に悪いし、アミューズ株は板が薄いから、少しまとまった売りが出れば急落することもありえるけど、中長期的にみれば株価は業績を反映してきます。個人的には、こういう株はトレーディングとかで山っ気を出さず、安値で買って気長に保有するのが一番だと思いますw。
アミューズ株、5/30によくわからない急騰があったので、大きく下落したように見えますが、今期業績予想の発表後の株価水準に戻ってきた感じで、4月安値の2,033円は大きく上回っています。個人売買が多い銘柄は偶に、買いが買いを呼ぶ、売りが売りを呼ぶといった感じで急騰、急落することがあるけれど、5/30もそんな感じなんでしょうか。引けに大きな取引があったのは??ですがw。

今期の期初業績予想が減益予想となることは、昨年度の特殊要因(看板アーティストの大型コンサートが重なったこと)からある程度予測されていたこと。BABYMETAL効果で増益予想サプライズが出ることを期待した人たちが決算前に買って騰がっていたから、失望売りが出てちょっとドタバタしたけど、中期スタンスで見れば、現在は今期の減益予想をかなり消化しつつある状況、といったところでしょうか。5/30の急騰時に慌てて手を出した人たちの損切りも、少しずつ収まってきた感じだしw。
アミューズの期初業績予想はいつも超保守的。今回もかなり固めの数字と見ている投資家が多いはずです。これから1Q決算を跨いで、秋の業績上方修正の有無に投資家の関心が徐々に移っていくと思われます。

CD/DVD等のメディアセールスの不振を以って、音楽関連ビジネス全体が不振であるかのように勘違いしている人も多いけど、アミューズの主戦場であるライブ・コンサート市場は急成長中。アミューズもその恩恵を受けて業績が伸びています。アミューズの業績は所属アーティストの活動に左右されるため、必ずしも毎年安定的に業績は伸びないものの、アミューズの成長ポテンシャルは高いと考えます。

さてBABYMETALですが、いよいよ今年のツアー前半戦の大一番、イギリスとフランスでのDOWNLOAD FESTIVAL。現地メディアの前評判は上々だし、楽しみですね。Periscopeの実況中継は見られるのかなw。
アミューズの日頃の出来高を考えれば、引けの10万株の大口取引は通常の売買ではないでしょう。10万株といえば相当なボリューム。そんなにたくさんの売買注文は板に並んでないですから、通常の注文なら成立しませんw(万が一、成立したとしてもストップ高・ストップ安は必至)。仕手とか、そういう類の取引とも関係ないでしょうね。

想像しかできませんが一般的に、こういう取引はファンドが損益確定のために行うクロス取引とか、ファンド間の銘柄の入れ替えとかが考えられます。売る人と買う人があらかじめ合意の上、売りと買いを同時に出すということ。既存の注文も巻き込まれるから多少、価格が動くことも間々あります。

この取引がアミューズの株価にどのように作用するかはわかりませんが、常識的に考えればこの10万株が、そのまま市場に出てくる可能性は低いでしょう。買い手の保有高調整の売買はあるかもしれませんが。

アミューズ株は決算発表後、かなり売り込まれましたね。アミューズは個人の売買が中心で小型株であることに加え、投資の初心者も多く買っているから、下げがきついと連鎖的な狼狽売りが出やすい株。ただ、減益予想が出たとはいえ、今期の減収減益は以前からわかっていたこと。中には「BABYMETALで大幅増益予想のサプライズ」と期待して買っていた人たちも一部にはいたのかもしれないけど、過去の期初業績予想をチェックすれば、アミューズから楽観的な予想が出る可能性が低いことは明らかでした。大方の予想どおりの展開となったといったところでしょうか。

本日の終値は2,269円。4月の分割後の水準に戻った感じです。アミューズ株は(分割後換算で)、昨年11月に3,000円超の高値をつけた後、今期の業績懸念(加えて、極端に保守的な期初業績予想を出すことで株価が大きく下げる懸念w)からか、2月には2,000円程度まで大きく下落、その後は2,000円から2,500円のレンジワークとなっています。つまり、今期の減益の業績予想はすでに株価にかなり織り込まれていると考えるのが自然です。
今期業績予想も発表されたし、この先アミューズの業績に影響するような大きなネガティブ材料は出てこないでしょう。スキャンダルなどの芸能ネタで株価が大きく下げることがあっても、経験的にそういった株価下落は一時的。減益予想に対する狼狽売りが落ち着いてくれば、再び上昇トレンドに入ると考えます。

ちなみに月9の視聴率が悪いことを懸念する人もいるけど、業績へのインパクトはほとんどないです。むしろ、ヒロイン役の藤原さくらの知名度向上となった点はプラス。最近の藤原さくら関連のYouTube視聴数の伸びは凄いですしね。
2016.3期決算と今期業績予想が発表されました。

まず決算ですが、売上489億円、経常利益59億円と最高益となりました。ただし、3Q累計で売上405億円、経常利益64億円でしたから、4Q単独の経常損益▲5億円(損失)ということになります。2015.3期4Q単独の経常利益は5億円、2014.3期4Q単独の経常利益は9億円でしたから、単純に受け止めれば2016.3期の4Qは"極端に悪い結果"ということになります。

4Q単独のセグメント利益を見ると、主力のアーティストマネージメント事業はほぼゼロ(前年度+5億円)、映像作品関連のメディアビジュアル事業で▲1億円(同+1億円)、ワンピースタワー等のプレイスマネージメント事業で▲3億円(同▲1億円)、調整等▲1億円(同+1億円)で計▲5億円(同+6億円)といった感じ。

しかしながら、アミューズのビジネスの潮目が変わったわけでもないし、4Q決算は意図的に利益を先送りしたと考える方が自然ですね。2016.3期は最高益を達成したし、むやみに利益を増やすよりは、大型コンサートが減り端境期的な状況となる今期に、出来る限り、4Qの利益(数億~十億円程度?)を先送りし、平準化を図るほうが得策でしょうからw。

ちなみに過去において四半期単独で経常損失となったのは6年前、2010.3期の4Q決算(経常損益▲9億円)まで遡ります。この時はビデオソフト市場の急速な縮小と印税収入依存からの脱却のためのメディア事業整理の影響という特殊要因によるものでしたが、それ以降は四半期単独でも安定的に利益を計上しています。いくらなんでも、自然体で今期4Q単独の経常損益が▲5億円となることはありえないでしょうww。


さて、今期の業績予想は売上441億円、経常利益40億円としています。経常利益は一昨年度、2015.3期と同程度となるという予想です。アミューズの期初業績予想は毎回、超保守的。今年も例年通り、秋ごろに業績予想を上方修正できるようにしているんでしょうかw。

以前から指摘されているとおり、今期は大型コンサートが少ない端境期的な年。かねてから減収減益が予想されていましたから、この業績予想は大方の予想通り、といったところでしょうか。アミューズは看板アーティスト(サザン、福山雅治、PERFUME、ポルノグラフィティ)のその年の活動状況に年度の業績が影響を受けます。BABYMETALや星野源などの若手も伸びているけど、アミューズは期初予想で楽観的な数値は作らないから、こんなものでしょうw。毎年恒例の嬬恋BBQも今年は見送りとなりました。来期は設立40周年だし、今期は充電期間ということなのかもしれません。*

アミューズ株の売買は個人が中心で投資の初心者や、ギャンブルみたいにネタやサプライズ期待で売り買いしている人も多そうだから、来期の減収減益予想に反応して、一時的に売り込まれるかもしれません。ただ、アミューズのビジネス自体に問題が生じているわけでもないし、主戦場のライブ・コンサート市場は急成長中。アミューズの中長期的な成長が期待できる状況は変わっていませんから、中長期投資なら絶好の買い場となるのかもしれません。来期の設立40周年に向けて、何かやってくるのかも楽しみなところです。

BABYMETALですが、アメリカツアーは苦戦を予想する声もあったけどライブのチケットはすべてソールドアウト。イロモノ的な見方は減り、ライブバンドとしての評価がうなぎのぼりです。国内外の大型フェスではメインステージ出演が当たり前のようになってきました。4月のウェンブリー・アリーナ公演では会場のグッズ売上の最高記録(単日)を塗り替えましたが、これはBABYMETALがビジネス的にみても価値の高いアーティストであることの証左。高い集客力に加え、グッズ販売も大盛況でフェスからはひっぱりダコ。出演料も相当上がってきているでしょうから、来期以降も期待大ですね。

*補足
設立40周年は2期先の誤りでした。設立30周年のとき、その前年に30周年の記念オーディションをやっていたので間違えてしまいました。来期には何か、40周年の記念イベントがはじまるかもしれませんね。