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投資は自己責任で

〜 中長期保有前提で成長株中心の”ゆるい投資”を行っています。
  目先の株価を予測したり占ったりすることには、興味がありません。

ひふみ投信の8月2日発行の2016年7月月次運用報告書では、7月末のGMO-PGの組入比率が1.9%。純資産総額1194.73億円と月末株価5,900円から計算すると、ひふみ投信(マザーファンド)は7月末現在、GMO-PG株を約38.5万株を保有、6月末から3.4万株ほど、買い増しています。

ひふみ投信は中長期保有前提の投資スタイルですが、ひふみ投信は3月の急騰後ににいったん一部を外し、運用法告の組入上位10社から消えていましたが、6月から再び登場、35.1万株の保有となりました。
最近のひふみ投信の保有数、株価の推移は以下のとおり。
年月______月末株価_______月末保有株数______________組入比率
15年04月__3,105円___________37.0万株___________________2.43%
15年07月__4,065円( +960円)__35.4万株(△1.6万株)____2.03%
16年02月__6,360円( +160円)__34.5万株(+2.1万株)___2.25%
16年03月__7,620円(+1260円)__26.1万株以下
16年04月__7,050円(▲470円)__27.9万株以下
16年05月__6,950円(▲100円)__28.1万株以下
16年06月__5,800円(▲1150円)_35.1万株_______________1.8%
16年07月__5,900円( +100円)__38.5万株(+3.4万株)____1.9%
※3~5月の月末保有数は運用報告書の純資産額、GMO-PGの月末株価、10位銘柄の保有比率を利用して推計。
ひふみ投信の過去の保有状況は以下。
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12182226297.html

現在の保有比率は1.9%と、過去の保有比率と比べて少し低めです。業種的にも近いコンビニ決済代行大手のウェルネットも保有しているので、GMO-PGは少し控えめになるのかもしれませんが(ウェルネットは7月中に保有比率を落とし、上位10社から姿を消していました)、ひふみ投信のマザーファンドが大きくなっているので、株数的には過去の保有と変わらない規模ですね。この先、更に買い増してくるかどうかは不明ですが、上述の過去の状況を見ても、買った株をすぐに売ってくる可能性は低いでしょうね。
ちなみに、ウェルネットはGMO-PGに比べるとPERが低く魅力的に見えなくもありませんが、開示が悪いので個人的には投資対象にしていません(最近は変わったのかもしれませんが)。ひふみ投信は当然、会社訪問とかもした上での投資判断なんでしょうね。

さて、3Q決算も絶好調でした。3Q単独の営業利益が対前年比+32.2%となったことについて「足元の成長が若干、加速しているような感じを受けている」とのこと。また、既存事業20%+新規事業5%で25%の利益成長を達成する計画は、既存事業で+22%、新規事業が+7~8%の推移、全体的に非常に順調であるとのことでした。(3Q決算については別途まとめるつもりですが、今回の説明会は内容が濃いですねw。いつものことですが、説明会を見ると安心しますww。)

3Q決算が良かったにもかかわらず足もとの株価が下落しましたが、GMO-PGは以前から、決算発表後に売り込まれて値を崩すことが多いです(時系列データで確認できます)。何故、こういう値動きとなるのかはわかりませんが、フィンテック関連で囃されて短期勝負の個人の売買が増えていることや、高PERであることも関係しているのかもしれません。

もともとGMO-PGは値動きが大きい株で、前日からの終値の変化率は2.8%ぐらいあります(過去1年間平均)。ざっくり言うと、終値が5500円なら次の日の終値が5350円とか5650円になっても、それは平均的な値動き。GMO-PGは1日で100円、200円の増減がしょっちゅう起こる株です。(そもそも株価の変動幅はバラつきが大きく、平均値自体にはあまり意味がありません。あくまでも感覚的な理解のために使っただけです。)

こういったアノマリーというか値動きのクセを狙って、決算発表直前に信用売りをする人もいるみたいですが、ほとんどの場合、数日から3週間以内ぐらいで株価は元の水準に戻っていますから、GMO-PG株を長く保有している投資家は自分も含めて、そんなに心配していないと思います。

中長期保有スタンスの投資なら、仕込みのタイミングなのかもしれませんね。
アミューズの株価、かなり戻してきました。今期の減益予想をほぼ織り込み、超保守的な今期業績予想に対する上振れ期待が少しづつ、株価に反映され始めている、といった感じでしょうか。

東京経済オンライン(2016/7/30)に、BABYMETALの記事が出ました。
■巷の「BABYMETAL論」は、ほぼ間違っている
 ~この3人組は、なぜ世界で成功できたのか
http://toyokeizai.net/articles/-/129634
これまで、経済やマーケティングの観点から分析的にBABYMETALを捉えた記事をしばしば見ましたが、なんだか違和感を感じる、しっくりこない内容のものがほとんどでした(*)。ここでいう「巷」は、ファンということではなく、経済記事やマーケティング関連記事のライターとか、訳知り顔でBABYMETALとクールジャパンとの関係を語りたがるような人たち、ということでしょうね。
BABYMETALはライターにとってリスキーな素材(半可通が安直な分析をするとコアなファンからぶっ叩かれるという意味でw)ですが、今回の記事は既存のマーケティング論にこじつけるような無理な分析を避けたせいか、ある程度BABYMETALファンも納得できる内容、と感じました。

BABYMETALの海外での成功は偶然が重なった部分がに大きいにせよ、アミューズが目先の利益を追うのではなく、BABYMETALのポテンシャルを見抜き、その可能性にしっかり投資を行ってきたからこそ、だと思います。
こういうオリジナリティが高く、ある意味クセの強いプロジェクトに時間とお金をかけることができるのは、大手のアミューズの強みですね。
ちなみにBABYMETALの成功は、マネージャー兼プロデューサーのKOBAMETALの功績によるところが大きいと言われていますが、アミューズがアーティストだけではなくプロデューサーやマネージャーの重要性も認識し、しっかり育成していることも、大きく影響したと思います。
□アミューズのマネージャーとプロデューサーについて
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12022434216.html

海外進出なんて、狙ったからといって成功できるようなことではないけれど、狙わない限り、成功することはないでしょう。
アミューズはずっと昔から、海外進出の夢を持っています。以前にも書きましたが、2002年のジャスダック上場時に、大里会長は以下のようなことを語っています。
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・・・今までもプロモーションビデオがありましたが、ああいうものか、もっと進化したものかはわからないですが「映像と音」もしくは「映像と音とプラスアルファ」が合わさったもので、エンターテインメントにまた一つ大きな流れが出てくると思うんです。

・・・映像分野のクリエーターと、ミュージシャンやプロデューサーをいろいろコラボレーションさせて何か作っていくっていうことをやっていきたいです。・・・古い映画の影響力と、今度は全く別の影響力を持つメディア、例えばインターネットなどです。・・・おおもとは実は変わらないんです。

そういうメディアに対応していくだけの進化と進歩がアミューズにはなくちゃいけないと思います。それを圧倒的にやりきれた時には、少なくとも最低アジアは完璧な共通マーケットになっていくだろうと思います。あとは欧米諸国のものすごく進んだエンターテインメントに、どこまで我々が肉迫して、一矢報いることができるかということと、逆に、やっぱりいつまでも生のエンターテインメントの原点を忘れちゃいけないと思うんです。例えば・・・サザンオールスターズや福山雅治のコンサートとか、そういう生の魅力がアナログの原点だと思います。

音楽でもアートでも、表現者が歌やギターや芝居という形で表現する。お客さんがそこにいて、生でそれを見る。汗をかいている姿もぜったい同じものじゃないし、コピーじゃない。毎日違うんです。コンサートの曲目は一緒でも、歌い方もノリで違うし、お客さんの反応も違えば、トークの内容も変わるんです。この生でアナログで本当の、平安時代や江戸時代から続いているエンターテインメントの原点の仕事と、今言ったデジタルの仕事の両方をうまくバランスを取りながらやっていく。アミューズの原点はそこです。それがうまく融合したものが、陽の目を見るときこそ、アミューズが本当に僕がやりたかった会社になっていくのかもしれないと思います。
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http://www.musicman-net.com/relay/25.html

今から14年ほど前、まだYoutubeもなかった時代のインタビューですが、インターネットによるバイラル展開やYoutubeのファンカム映像などが音楽ビジネスで大きな意味を持つようになっている現状や、ネット視聴による楽しみ方とはある意味真逆の、ライブ・コンサート市場が急成長していることを予見したかのような内容で、ちょっとビックリします。

「映像分野のクリエーターと、ミュージシャンやプロデューサーをいろいろコラボレーションさせて何か作っていくっていうことをやっていきたい」
「この生でアナログで本当の、平安時代や江戸時代から続いているエンターテインメントの原点の仕事と、今言ったデジタルの仕事の両方をうまくバランスを取りながらやっていく。アミューズの原点はそこです。それがうまく融合したものが、陽の目を見るときこそ、アミューズが本当に僕がやりたかった会社になっていくのかもしれないと思います」
こういった方向性はまさに、PerfumeやBABYMETALでやっていること。
BABYMETALで欧米諸国のものすごく進んだエンターテインメントに一矢報いる」ところまで来た感じです。
大里会長は先見の明がありますね。

そういえば、2014年7月の
BABYMETALの最初のワールドツアーのロスアンゼルス公演の時、大里会長が見に来ていたという噂がありました。真相はどうだったんでしょうw。


(*)ファンから酷評された過去の経済・マーケティング記事は、以下のようなもの。
□「BABYMETAL快進撃!」の絶妙な仕掛け 雛型はPerfume、アミューズ流の戦略とは?
(東洋経済オンライン,2015/1/15)
□BABYMETAL現象から考えるブルーオーシャン戦略
(ITメディア, 2015/7/6)
□アイドルBABYMETAL、異例ずくめの非アイドル的戦略でヒット?逆輸入、限定的…
(Business Journal, 2015/5/10)
■決算短信
https://corporate.m3.com/ir/library/financial-statements/pdf/20160726_01.pdf
■会社説明資料
https://corporate.m3.com/ir/library/presentation/pdf/20160426_04.pdf

概ね順調な決算でした。主なポイント。
◯MR君ファミリー:前年同期比+17%と、前期4Qからの再成長の継続が確認できたことが大きなポイント。
◯エビデンスソリューション:セグメント利益は同+7.2%と数字の伸びは小さめですが、短信によれば「拡大するプロジェクト(セグメント合計では250億円程度のビジネス規模に達する)に対応して、先行的に行った積極的な人材採用による人件費の増加」が影響したとのこと。
◯海外:中国版MR君が11社22薬剤に拡大(前期末は10社20薬剤)と好調維持。ただし、円高の影響のためセグメント利益は同+1.7%と微増。

◯四半期包括利益は23.72億円で同△39.4%。「円高の影響により在外営業活動体の換算差額△1,239百万円が発生したこと等」によるもの。包括利益は在外営業活動体の為替換算の他、為替差損益や法人税等、不可抗力的な内容により変動するので、数字の増減自体にはあまり意味がないと考えます。海外投資を積極化していると、円高になれば在外営業活動体(子会社や支店等)の為替換算は悪化するけど、包括利益が為替でバタつくことを恐れて海外展開を抑えるというのは本末転倒ですし、経営指標としてはあまり意味がなさそうです。

1Qの包括利益は円高により、結果的に大きく減少しましたが、先日の株主総会の質疑応答では以下のような話がありました。「エムスリーの海外展開はまだ、インフラストラクチャーに投資をしているフェーズ。」「短期的に円高になっているが、海外展開を積極的に進めており、我々には投資をするのにいい機会となっているのかもしれない。」
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12176566542.html

つまり、海外投資が一段落して回収フェーズにあるということなら円高は不利ですが、潤沢な円資金を活用して海外投資を進めていくには、円高は有利と考えるのが自然です。為替がこの先、どうなるのかは誰にもわからないけど、円高のうちに積極的に海外投資を進めてほしいところです。
野村證券のレーティングが出たようです。新規BUY、目標株価は6,500円でカバレッジ開始、とのこと。
http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201607260227
「国内大手証券では、決済および金融関連サービスにより、年率25%以上の高い持続的利益成長が期待できると指摘。短期業績のモメンタムは良好、中期ではASEAN地域の展開に期待して、2020年前後に経常利益100億円の達成は可能と解説。」

GMO-PGは「25%利益成長の継続」を定量目標として掲げています。既存事業の拡大で20%、新規事業の拡大で5%以上の成長により、2020年前後に営業利益を100億円(2016.9期予想値は37億円)とする、という目標です。(2016.9期2Q 決算説明会資料P13 参照)
https://corp.gmo-pg.com/assets/files/pdf/160502_gmo_pg_kessan.pdf
GMO-PGの営業利益と経常利益はほとんど同額ですから、野村證券の言うところの「2020年前後に経常利益100億円の達成は可能」というのは、会社の定量目標を追認?したようなものですね。

ただし「中期ではASEAN地域の展開に期待して」という部分は、ちょっと?です。GMO-PGは現地有力企業に出資するなどしてアジア進出を積極化していますが、「(海外事業については)利益を出せるのは5~10年後で、もう少し時間がかかる」と、株主総会後の事業説明会にて説明がありました。
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12110707975.html
ASEAN地域の展開に期待しなくても2020年前後に経常利益100億円の達成は可能だと、個人的には考えます。

GMO-PGはさらに、2025年前後に営業利益を250億円とする長期目標も掲げています。2020年に100億円となっていれば、2020~2025年の成長率が20%で達成可能な目標です。海外事業はこの頃には貢献してきそうですね。


[追記]
以下の記事に、野村證券のレポートの内調が更に詳しく書かれています。
■GMOPGが小幅高、野村証は目標株価6500円でカバーを開始
http://kabushiki.jp/sokuhou/stock/59016?

「同証券では連結営業利益について、
 16年9月期38億円(前期比27.6%増、会社側計画は37億4100万円)
 17年9月期48億9000万円
 18年9月期62億8000万円
と試算。」
「また、同証券では、2020年前後に連結経常利益100億円(16年9月期計画は37億5000万円)の達成は可能と考えており、もう一段の飛躍のためには、成長著しい中華圏・ASEANへの本格的な事業展開や、先進地域である北米エリアの先端企業への投資など、『本格的なグローバル競争を見据えた事業展開が必要だと考える」としている。』

やはり、海外展開は「2020年前後の経常利益100億円」からの「もう一段の飛躍」の話だったようです。GMO-PGはすでにアジアに展開しているので、その成功が鍵ということでしょうか。

モルガンスタンレーMUFG証券(モルガン)からGMO/PGのレーティングが出ました。Underweight継続で5,000円(6,000円から修正)とのことです。モルガンは昨年12月からレーティングを出していますが一貫してUnderweightですね。
最近1年間の各証券会社のレーティングは以下のとおり。カッコ内はその日の終値(日付は多少ずれているかもしれません)。
16/07/22___モルガン______Underweight継続________6,000円→5,000円 (5,590円)
16/05/11___大和____________3継続_______________________5,180円→6,620円 (7,060円)
16/05/09___岩井コスモ___A継続_______________________7,200円→8,300円 (7,240円)
16/03/16___三菱UFJMS__Overweight継続________5,900円→8,800円 (7,440円)
16/03/11___モルガン______Underwight継続_________5,000円→6,000円 (7,180円)
16/02/26___GS______________強い買い推奨*__________9,200円→9,000円 (6,360円)
16/02/12___大和____________3継続______________________4,540円→5,180円 (4,950円)
16/01/28___岩井コスモ___新規A______________________7,200円                (6,330円)
16/01/13___GS______________新規買い_________________9,200円                (5,960円)
15/12/09___モルガン______新規Underweight_______5,000円                (5,860円)
15/11/20___三菱UFJMS__Overweight継続_______5,800円→5,900円   (5,570円)
15/10/07___大和____________3継続_____________________ 3,940円→4,540円  (4,820円)
15/08/27___三菱UFJMS__Neutral→Overweight__2,600円→5,800円  (3,615円)
15/07/02___大和____________新規3______________________3,940円             (3,965円)
*2/26のGSはコンビクションリスト(「買い」の銘柄中、更に強く買いを勧めるリスト)入りですが、定義によればアナリストらによる更新がなければ90日間で自動的にリストから外れるみたいです。ただし「買い」は継続中、ということでしょうね。
各証券会社のレーティングの定義はこちら。
https://www.grail-legends.com/rate/definition.html

三菱UFJMSとGSと岩井は強気、モルガンは弱気、大和は中立、といった感じですね。三菱UFJMS(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)とモルガン(モルガン・スタンレーMUFG証券)は同じグループなのに見解が大きく異なっているというのは面白いですね。
ちなみに、今年の最安値は2/12の4,950円、最高値は4/11の8,060円でした(終値ベース)。ここ一年のチャートをざっくりまとめると「4,000円以下のレベルから上昇して12月に6,000円をつけたあと、一旦下落に転じ、2月に5,000円割れで底を打ち、再び上昇を始めて4月に8,000円超の高値をとった後、再び下落。果たして7/19の5,180円でボトムアウトしたのか否か?」といったところでしょうかw。値動きと各社のレーティング時期を比較するとなかなか面白いです。
GMO-PGにいち早く注目し、大胆に買い推奨していたのは三菱UFJMSですが以下、三菱UFJMSのアナリストレポートに関する自分の投稿です。
■三菱UFJMSのレポートについて
[2015/8/27版]
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12066881958.html
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12068762758.html
[2015/11/20版]
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12099096461.html

GMO-PGは最近、かなり荒っぽい値動きをしています。安定的な高成長を続ける優良企業であり以前から高PERの株でしたが、主力の非対面型決済ビジネスを中心に成長が加速していることに加えて、フィンテック関連などと囃されたこともあり株価は大きく上昇、PERだけを考えて株価は割高な水準にいるという判断もあります。
しかしながら、年25%で成長すれば3年弱で利益は倍になるわけだし、今後、他企業に先駆けてフィンテック関連ビジネスのマネタイズが本格的に始まることをどう評価するか、ということでしょうね。三菱UFJMSは、各事業の成長率を予測して将来の企業価値(時価総額)を算出して株価を予想していますが、結果的に高PERを肯定するかたちとなっています。
レーティングもPERもひとつの見方であり、あくまでも目安ですから、気にしすぎないのが良いのかもしれませんね。

さて、7/29は3Q決算発表です(アナリスト説明会は8/1)。いつも通り、好調な決算となることが予想されますが、GMO-PGはこれまで、利益が業績予想を大きく上回りそうになると、上回った分を人材育成等の費用化できる投資に回す傾向があります。税金を余計に払うくらいなら将来に繋がることに使うという考え方は至極まっとうですが、裏を返せば、GMO-PGは業績上方修正とかサプライズ的なものは期待薄、ということです。

さて今年度はどうなるんでしょうねw。
GMO-PGの株価が冴えませんが、日経平均と連動するような株でもないし、もともとクセのある動きをする株ですから仕方ないですね。最近は、フィンテック関連と囃されたせいか、短期勝負する人たちも増えているみたいで、ますますボラタイルな動きをするようになった感があります。任天堂に飛びつくために損切り覚悟の換金売りも出ているのかもw(LINEでも出てるのかな?w)。
信用取引とかで安直に空売りする投資経験の浅い人たちも増えていますが、20%以上の利益成長を続ける会社を、高PERという理由だけで空売りするなんて、常軌を逸していて非常にリスキー。ある程度経験を積んだ投資家は、恐ろしくてできないでしょう。(場中に板に張り付いて超短期で売買するような人たちは、信用で売買するのかもしれないけれど、そういうのって"投資"なのかなw。)
GMO-PGに限ったことではありませんが、高PERにはそれなりに理由があります。すべての株のPERが日経平均PERに近づいていくかのように勘違いしている人も多いように思います。


さて、「ひふみ投信がGMO-PG株を買い上がって株価を吊り上げ、高くなったから売りに回った」という解説をしばしば見かけます。そもそも、ひふみ投信はボトムアップ型の中長期保有が前提の投信で、売買を繰り返して利益を追求するタイプのファンドではありませんが、株価が下がると"ひふみ投信悪玉論"を言い出す人が出てきます。悪玉論、陰謀論の類はたいてい眉唾だし、虚しい売り煽りだったり、損切りさせられた人の妄想(恨み節)だったりもしますがw、ちょっと事実関係を整理します。
前回の投稿「【参考】~ ひふみ投信のGMO-PG株取得状況」を参照してください。

http://ameblo.jp/2sc372/entry-12182226297.html

ひふみ投信は、GMO-PG株を2014年2月の時点ですでに42万株ほど保有しています。その後、数万株程度処分したものの保有し続け、今年3月に組入比率上位十社から消えたものの、先月再び買い戻して、6月末時点で35万株ほど保有しています。つまり、GMO-PGは買い上がったわけでも株価を吊り上げたわけでもなく、初動時に買って保有していたということ。ファンドですからポジション調整の売買は発生するだろうし、ディーリング的な売り買いも多少はしたかも知れませんが、買い上がってはいません。

また、2014年2月末の株価は2634円でしたから、3月(~5月?)の処分時の平均買いコストは2000円台前半と思われますが、投資時から約2年で株価は3倍程度になっています。中長期保有が前提の投資でも、騰がりすぎれば(騰がりすぎだと思えば)、いったん利益を確定させるのは自然な流れで、ディーリングをしているわけではないでしょう。

ところで、ひふみ投信が3月(~5月?)にどれだけ利益を確定し、先月どれだけ買い戻したのかはわかりません。いったんすべて売却をしたとは思いませんが、一般的にプロの投資家は個人よりメリハリのある投資をしますから、大部分を利益確定した可能性はあります。「【参考】~ ひふみ投信のGMO-PG株取得状況」でひふみ投信の保有期間を第1期、第2期としましたが、現在は第3期なのかもしれませんね。第1期、第2期は成功しましたが、3匹めのドジョウはいるんでしょうかww。ひふみ投信が方針転換して、再び売ってくる可能性が全く無いわけではありませんが、ひふみ投信の特徴から考えれば2~3年のスパンでリターンを取れると踏んで、再び買いに動いたということでしょうね。
6月末の組入比率は1.8%。これまでの組入比率をみると最高で2.7%程度。マザーファンドもずいぶん大きくなったし、まだ少し買い余力はありそうですが、どうなんでしょう。


GMO-PG株に限ったことではありませんが、YAHOO!掲示板は最近、特定の人の連続投稿やら買い煽りや売り煽りが増え、まともな内容を投稿する人がずいぶん減ってしまいました。ポジショントークのために怪しい謀略論を展開したり、自分と異なる意見の投稿者に絡んでくる人もいる始末。YAHOO!掲示板なんて、そんなに影響力ないのにw。なんだかめんどくさい場所になってしまい、以前から投稿していた人たちもウンザリしているのかもしれませんね。

基本的に議論は好きなんですが、レベルの低い議論(というか根拠レスな話に付き合うこと)は嫌いだし、誤った内容で適当なレスを付けられても、いちいち事実誤認を説明するのが面倒くさいので、YAHOO!掲示板への投稿は、ちょっと控えることにします。
株価は少し落ち着いてきました。予断は許さないけど、急落は一段落したようです。
今回は、数千株ロットの売りものが断続的に出るかたちで急落しましたが、こういう売りものが再び出る可能性も消えたわけではないし、買い方は無理に上値を追わず、淡々と買っている感じです。今期の期初業績予想は減収減益予想だし、慌てて買い上がることもないのかもしれません。まだ十分割安ですしねw。

昨年度に看板アーティストの大型コンサートが重なった反動が減収減益予想の理由ですが、アミューズのビジネスモデルが変調をきたしていることが減益予想となったわけではありません。出来高が少ない小型株であるアミューズ株は個人売買が中心。こういう株は、会社側の業績予想を素直に反映して株価が上下しがちですから、今回の急落は極端にせよ、株価がしばらく低迷するのは仕方ないのかもしれませんね。

ただ、アミューズの期初業績予想はいつも超保守的。今回もかなり固めに見積もっている印象です。どのくらい期初業績予想が保守的なのかを整理すると、以下のとおり。(
※利益率は差異
             
過去5年、経常利益の期末決算数値はすべて期初業績予想を上回っています。2603期の経常利益は+6%でしたが、2403期、2503期は期初業績予想の2倍以上の決算となるなど、ほとんどの期で大幅に上回る結果となっています。
ちなみに昨年度は+35%と少し"控えめ"wでしたが、これは4Q単独で不自然?な5億円の損失を出したことに起因します。4Q単独はここ数年、5~8億円ぐらいの利益を出しており、アミューズが四半期単独決算で損失を出すことは珍しく、実に6年ぶりです。6年前は「ビデオソフト市場の急速な縮小と印税収入依存からの脱却のためのメディア事業整理の影響」という特殊要因によるものでしたが、今年は特に説明がなく、ちょっと不思議(「利益を先送りした」と公言するわけにもいかず、とぼけているのかなww)。

あくまでも推測ですが、昨年度の4Qは、減収減益となるであろう今期への利益の先送り的な調整を行い、できるだけ今期の落ち込みを小さくしようとした可能性が高いと考えます。毎期4Q単独で、5~8億円ぐらいの利益を出していたことを考えれば、今期の10億円ぐらいの押し上げ要因。期初業績予想にすでに組み込まれている可能性もあるけど、それを踏まえての予想利益39.7億円だとすれば、ますます低すぎのように感じます。


昨年度、一昨年度は業績の上方修正を10月末に行っていますから、今年も業績予想の修正があるとすれば、その頃でしょうか。アミューズは基本的に、すでに公表しているライブ等の収益を積み上げて業績予想を作るようですから、ある程度、下期のライブの予定が固まる頃にならないと発表しない方針なのかもしれません。

株主総会では、以下の様なコメントもありました。

「今期の業績予想は減収減益の計画。昨年度は最高益を計上することができたが、アーティストの活動量に業績が影響を受けやすいので、最高益の翌年は、業績が落ちる傾向にある。」
「しかし、業績水準は確実に上がってきているし、今期予想発表後に追加で決まった案件もいくつかある。公表数字を上回れるよう、事業を推進していく。期待していただきたい。」
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12176825773.html
「今期予想発表後に追加で決まった案件」とは多分、BABYMETALの東京ドーム追加公演やPERFUMEのドームツアーなどでしょう。ちなみにBABYMETALは下期のライブ予定は未発表です。

1Qの決算発表は8月12日。
1Qは特に目立った動きもなさそうだし、あまり注目すべき点はなさそうですが、秋に向けて徐々に、業績の上方修正があるかどうかに注目が集まってきそうです。


地合いの悪さから、細かな売りものもバラバラと出てきますが、下げを主導しているのは数千株単位の断続的な売りのようですね。

値動きが落ち着いて買い板が厚くなってきたところに、成り行きで大きなロットの売りをぶつけてくるようなかたちが散見されます。株価が騰がってきたところで売りを入れるようなかたちではなく、まるでその日のうちに一定のボリュームを売り切らなければならないような売りに見えます。

誰が売っているのかは誰にもわからないし、想像の域は出ませんが、上記のような売りかたから察すると、株価下落に伴って信用で買っていた人たちの損失が膨らみ、証券会社が強制決済をしている可能性があります。
最近、信用取引は投資経験が浅くても担保があれば気軽にできるようになり、アミューズのような板の薄い株でも、無神経に大きなロットの注文を入れる人が増えているみたいです。インターネット取引が普及する前なら、証券会社の担当者から「板が薄くて値ブレが大きい株は危ないからやめといたほうがいい」と忠告されたような、出来高が少ない株でも、平気で信用で注文する人がいるような状況ですから、アミューズのような株は前にも増して変動幅が大きくなっているのかもしれません。BABYMETALのことをどこかで聞きつけて「もっと話題になれば株価が騰がりそう」と単純に考えて、あまり考えずに信用買いを入れている人もいそうですしねw。

アミューズは個人取引が中心なので、今回のような大量の売りもので値崩れしても、今のように地合いが悪いと、買い向かいづらいし、いつ数千株単位の大きな売りもので急落するかわからない状況では、買い注文を入れにくいですね。大きく下がると追証発生前の処分売りや狼狽売りも増えてくるし、いわゆる負のスパイラルみたいな状態になった感じです。

アミューズのビジネスが悪化しているといったニュースが出たわけでもないし、5月に減益予想は出ているものの、すでに織り込み済みと考えるのが自然。加えて上方修正期待もあるから、そのうち落ち着いてくるとは思いますが、中長期スタンスならしばらくはじっとしているしかないのかな。
今日(7/7)の午後は、こういったまとまった売りものは出なかったみたいですが、そろそろ収まってほしいところですね。
ひふみ投信の7月5日発行の2016年6月月次運用報告書では、6月末のGMO-PGの組入比率が1.8%。純資産総額1130.93億円と月末株価5,800円から計算すると、ひふみ投信(マザーファンド)は6月末現在、GMO-PG株を約35.1万株を保有していることがわかります。
ひふみ投信は2月末までGMO-PGを34.5万株保有していましたが、いったん保有数を減らし、再び35.1万株の保有となりました。

最近のひふみ投信の保有数、株価の推移は以下のとおり。
年月______月末株価_______月末保有株数______________組入比率
15年04月__3,105円___________37.0万株_____________
______2.43%
15年07月__4,065円( +960円)__35.4万株(△1.6万株)____2.03%
16年02月__6,360円( +160円)__34.5万株(+2.1万株)___2.25%
16年03月__7,620円(+1260円)__26.1万株以下
16年04月__7,050円(▲470円)__27.9万株以下
16年05月__6,950円(▲100円)__28.1万株以下
16年06月__5,800円(▲1150円)_35.1万株_______________1.8%
※3~5月の月末保有数は運用報告書の純資産額、GMO-PGの月末株価、10位銘柄の保有比率を利用して推計。

3月から6月末までの保有状況は不明ですがおそらく、3月の急騰後に一部をいったん外し、再び買い直したのではと推察されます。買い戻しているところから察するに、全株売却はしていないでしょうね。ちなみに、ひふみ投信はボトムアップ型の中長期投資の投信。細かな売買を繰り返してディーリングで利益をあげるスタイルのファンドじゃありませんw。

ひふみ投信は自分の中長期保有前提の投資スタイルと似ています。自分も今年上半期で保有株の大半を売却し今は2千株程度しか持っていませんが、株価も落ち着いてきたのでそろそろ打診買いでもはじめようかと検討しているところ。自分は「何年かで倍になればいいや」って感じのゆるい投資なので、すぐに騰がらなくても問題ないし、更に下げれば買い下がりです。