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投資は自己責任で

〜 中長期保有前提で成長株中心の”ゆるい投資”を行っています。
  目先の株価を予測したり占ったりすることには、興味がありません。

2017年1月26日開催のパーク24の株主総会後の経営近況報告会での、海外展開とSECURE PARKINGの買収に関する内容をまとめました。
聞き間違い等があるかもしれませんが、悪しからず。

2014年の全社員総会で社内的な10ヵ年計画を立てた。「2024年にはタイムズ駐車場を(国内で)100万台」というのは一例だが「すべての数値を10年で倍以上にする」というような目標。国内で十分達成可能だと考えるが、利益成長を10%成長継続させていけば次第に分母が大きくなり、10年後には国内で10~20万台も開発しなければいけなくなる。人員を倍増すれば可能だとは思うが、経営効率を考えると疑問。
そこで、手がけるエリアを拡大して10%成長を継続させていこうということで、海外展開を考えた。ある程度早い段階でスタートするのが得策。韓国、台湾には11年前に自前でゼロから進出したが、ゼロからのスタートは時間と労力がかかりすぎた。
今回はある程度基盤がある会社だが、ある意味「時間が買えた」と考えている。
SECURE PARKINGは駐車場専業で37年の歴史のある会社。創業者の社長ともミーティングをしているが、駐車場に対する考え方、姿勢が当社の考え方に近い。非常に話しやすかったし、駐車場事業に真摯に取り組んでいるという印象を受けたのが買収の最終的な決め手となった。

SECURE PARKINGはもともと、11ヶ国、120万台の駐車場を運営していた。このうちオーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、イギリスの5ヶ国を買収。SECURE PARKINGはオーストラリア、シンガポール、マレーシアではナンバーワン企業。5ヶ国計で売上29億円、駐車台数は32万台、881件。シンガポールには進出して今年で6年目だが、既に最大手となっている(シンガポールでは10万6千台、277件)。
この買収により、パーク24全体で100万台、18,559件となった。将来的にグローバルで200万台以上となるかもしれない。そのレベルまでいければ、世界ナンバーワンを狙える。これは挑戦しがいのある大きな目標だと思っている。

SECURE PARKINGは40年近く駐車場専業でやってきた会社だが、未上場会社であり信用力や財務基盤が弱い。その点、パーク24は信用力があり、財務基盤が強い。一方、SECURE PARKINGはシンガポールで6年でナンバーワンになるなど海外展開力は非常に強い。パーク24からは信用力、財務基盤を提供して、SECURE PARKINGの海外展開を加速させることが可能となると思う。

また、SECURE PARKINGはモビリティ事業を展開していない。将来的にはSECURE PARKINGの駐車場を利用してのカーシェアリングも視野に入れている。たまたまだが今回買収した5ヶ国はすべて右ハンドルなので、今国内で使っているモビリティ事業の車をそのまま持っていっても使える。

SECURE PARKINGの買収は、非常に大きな転換期となった。パーク24は日本における24時間無人駐車場を初めて開始して以来、ナンバーワンとなり、件数でみると随分前から世界的に見てもナンバーワンだった。しかしながら台数でみると、世界には200万台を超えるプレーヤーが数社あり、買収前の当社の50万台というのはトップテンにも入らない規模だったが、今回の買収で100万台となり相当上位に来た。
件数台数が多ければよいということではないが、我々は規模においても収益性においても日本でトップで走ってきた。これを世界でもやっていきたいと考えている。

グローバルでの駐車場ナンバーワン企業になるというのが、今回のSECURE PARKINGグループ買収の最終目標である。ナンバーワンというのは、件数台数だけではなく、売上規模や収益性、サービス面など、すべての分野でナンバーワンのグローバル企業を目指す、ということ。
まだ始めたばかりだが、ナンバーワンに一日でも早くなるべく、積極的に携わっていきたい。
3Q決算発表に隠れてかあまり話題になっていませんが、2017/2/14付で「株式会社テイパーズとの資本業務提携(持分法適用会社化)および合弁会社設立の基本合意に関するお知らせ」のプレスリリースがありました。
アミューズはテイパーズと「各種サービス(アーティストグッズ製作販売・ファンクラブ運営・チケット/会場ソリューション等)において強い補完関係にある」とのこと。テイパーズのHPをみると、コンサート・イベントのチケット管理やファンクラブ運営、会場販売・グッズ制作等々を行う会社であることがわかります。(業務内容等について、非常にわかりやすく説明されていますね。)
○テイパーズ

プレスリリースによると、今回の提携・JV設立は「従来のエンターテインメント向けサービスを強化しつつ、さらに新たなサービスの創造が可能」との判断のもと「エンターテインメント業界に対して業界標準の新しいサービス提供を行うことを基本目的」としているとのこと。
「業界標準の新しいサービス提供」というのが具体的に何なのかは不明ですが、テイパーズは、コンサート・イベント運営に強い会社であることから、チケットの高額転売への対応に関するサービスか何かではないでしょうか? テイパーズはチケット販売~顔認証システムまで手がけているし、マッチング(チケット購入後に参加できなくなった人が希望者に定価で譲渡する事業)もやっています。アミューズが資本を入れて、高額転売対策の業界標準的なシステムを作る、ということではないでしょうか?
この業務提携・JVで大きな利益をあげるというよりは、主戦場のライブ・コンサート関連事業(アーティストマネージメント事業)の収益増加のための戦略子会社、といったところなのかもしれませんね。

ちなみにテイパーズを持分法適用会社化ということですから、アミューズの出資比率は20%~50%となるということです。(来期からアミューズの持分法適用会社は、ライブ・ビューイング・ジャパンとテイパーズ、ということになります。)

テイパーズの主要取引先はアミューズだけではなく、エイベクスやLDHなど、大手が名を連ねています。プレスリリースには「当社以外のテイパーズ取引先各社に関するすべての非公開情報は当社から厳格に隔離されることで合意しております」と明記しているのはこのためでしょうね。もし上述のような高額転売対策が目的であれば、今回の資本業務提携は他社もウェルカムでしょう。

また、テイパーズはグッズの製作販売なども行っています。アミューズは2015年9月に、アーティストグッズ等の生産・管理業務を行う、連結子会社「希船工房」を設立していますが、希船工房やテイパーズ以外にもグッズ制作を発注している先はあるんでしょうね。

3Q決算発表を受けて、アミューズの株価は大きく下げ、1週間ほど前の水準に戻った感じです。3Q決算でのサプライズ狙いで、先週から買っていた短期勝負の人たちが損切りで投げたんでしょうかw。悪い決算ではなかったんですが、アミューズ株は短期勝負をする個人の売買が多い株だから、こんなふうに大きくブレるのは仕方ないですね。本日の日経にもありましたが、最近は個人の短期志向が強まっているみたいですしねw。今年度の減益見通しを受けて半年以上、一貫して下げてきた株だし、徐々に来期の業績を織り込み始める時期です。短期的には上振れ下振れが激しい株ですが、トレンド的にはそろそろ底入れしてくるのではないでしょうか。

さて、昨日は「Perfume FES!! 2017」のニュース、今日は「Amuse Fes in MAKUHARI 2017 -discover-」のニュースがありました。
http://www.excite.co.jp/News/music/20170214/Oricon_2085979.html
https://www.fashion-press.net/news/29036
BABYMETALは4月のレッド・ホット・チリ・ペッパーズのアメリカツアーの帯同しか発表されていませんが、BABYMETALに限らず、これから所属アーティストの来期前半のスケジュールが少しずつ発表されてくるんでしょうね。
本日、アミューズが企画制作を務める、8月のフエルサ ブルータ 公演『Panasonic presents WA ! – Wonder Japan Experience』が発表されましたが、これは「アミューズ創立 40周年記念事業」とのこと。創立40周年は確か再来年度ですが、来期からこういった催しとかも増えてきそうですね。フエルサ ブルータ自体で大きな利益をあげることはないでしょうけど、
楽しみなところです。
アミューズの2017年3月期 3Q決算が発表されました。
 営業収入 35,608百万円
 経常利益  3,140百万円
3Qの業績予想数値はありませんが、通期の業績予想は営業収入が44,100百万円、経常利益が3,970百万円ですから、3Q末時点の達成率は約8割。単純に考えれば、まずまずの決算といったところでしょうか。
(何度も書いていますが、アミューズは前年度(2016年3月期)に看板アーティストの大型コンサートが重なり過去最高益を出した反動のため、期初に発表した今期の業績予想を減収減益としています。また、一般的な製造業や小売業などとは異なり、アミューズはアーティストの活動状況に業績が影響されるので、単純な右肩上がりの業績が期待される会社ではありません。)

2Q時点での業績予想比較では、営業利益は89百万円ほど実績が上回ったものの、経常利益では1.3億円ほど未達となっていました。これは円高による為替差損(前年差△89百万円)や、持分法による投資利益(ライブビューイング・ジャパンの利益分)の減少(前年差△75百万円)などによるところが大きかったようです。為替差損については、9月末から円安が進み、3Qではほぼほぼ解消しています。持分法による投資利益の前年との差異は相変わらずですが、前年度に増益になる特殊要因的なものがあったのかもしれません。持分法適用会社の場合、損益のみが集約されて営業外に計上されるため、詳細は不明ですが。

さて、アミューズの3Q時点の営業収入、経常利益の達成率は約8割でしたが、4Q単独で残りの2割を埋めることができるかどうかが、ひとつのポイントです。ただ、4Q単独の損益がどうなるのかを予想することは、4Qに開催されるコンサートの回数や規模が毎年異なることなどから、非常に困難です。発表されているコンサートスケジュールから利益レベルを推計することなんかできないですしねw。
ちなみに、過去3年の4Q単独の経常損益は以下の通り。
 2014年3月期  878百万円
 2015年3月期  523百万円
 2016年3月期 △500百万円
昨年は最高益を更新したにも拘らず、4Q単独では△5億円と損失を計上していました。アミューズが4半期単独決算で赤字となるのは過去7年で2回め。詳細の開示はありませんでしたが、今期の減益見込みを踏まえて(今期の減益幅を少しでも小さくするために)意図的に4Qの費用(古いグッズ類の在庫整理、プロモーション費用の前倒し 等々)を増やして利益を抑制したとみていましたが、穿ちすぎでしょうかw。

セグメントで少し気になるのは、プレイスマネージメント事業のセグメント損益が△841百万円となったこと。これは主に東京ワンピースタワーの損失です。プレイスマネージメント事業の通期見込み(2Q決算説明会資料)は△900百万円。ちなみに3Q単独では338百万円でした。4Qは正月と春休み(中国の春節もありました)があるので赤字幅は縮小すると思われますが、業績予想の△900百万円以内に抑えることは困難そうです。2Q決算説明会資料に、東京ワンピースタワーについては「コミックス20周年に向けた業績回復策を模索」とありましたが、さて、どうなることやら。

それから、「君の名は。」の利益を期待している人もいたみたいですが、出資者の列挙順をみてもアミューズの出資比率が小さいことは明らか。加えて、利益分配も3Qだけに入るわけではないでしょう。世界展開、DVD/BDの販売などからの収入は、4Q以降に少しずつ入ってくることは、「るろうに剣心」のときと同じでしょう。もっとも、アミューズの場合、メディアビジュアル事業の利益貢献度は低いので損益にはさほど影響ないはずですがw。



ひふみ投信の月次運用報告から、GMO-PG株の過去の保有状況をまとめました。ひふみ投信の口座を保有者向けの月次運用報告書には「(月末時点の)組入比率の高い上位20銘柄」の銘柄名と保有比率が掲載されています。GMO-PGが上位20銘柄として掲載されて保有比率がわかる場合に、マザーファンドの時価総額と月末株価から月末保有株数を算出しています。

また、上位20銘柄から外れた場合ても、全株を処分したとは限りません。「◯◯万株以下」は上位20銘柄に掲載されていない場合に、20番目の銘柄の保有比率から「◯◯万株より多く保有していれば20位以内で記載された」水準を算出した推計値です。(株価、保有株数は分割後換算)

■第1期
年月_______月末株価_________月末保有株数___________________組入比率
13年07月__1,146円____________________?万株_______________________2.61%
13年08月__1,208円( + 62円)___29.4万株_______________________2.75%
13年09月__1,336円( +128円)___29.4万株______________________2.72%
13年10月__1,623円( +287円)___29.4万株______________________3.13%
13年11月__2,137円( +516円)___26.4万株(▲3.0万株)______3.38%
13年12月__2,090円( ▲48円)___24.4万株(▲1.0万株)______2.70%
14年01月__2,458円( +368円)___24.4万株(変わらず)_______2.58%
14年02月__2,590円( +132円)___17.9万株(▲6.5万株)______2.75%
14年03月__2,195円(▲395円)___17.9万株(変わらず)_______1.67%
14年04月__1,590円(▲605円)___20.0万株(+2.1万株)______1.37%
14年05月__1,850円( +260円)___20.0万株(変わらず)_______1.48%
14年06月__1,907円( + 57円)___10.0万株(▲10万株)_______1.42%
14年07月__2,402円( +495円)___ 9.8万株(▲0.2万株)______1.67%
14年08月__2,505円( +103円)___10.0万株(+0.2万株)______1.72%
14年09月__2,480円(▲ 25円)___10.5万株(変わらず)_______1.71%
■第2期
14年10月__2,237円________________29.9万株_______________________2.11%
14年11月__2,138円( ▲99円)___29.9万株_______________________1.93%
14年12月__2,300円( +162円)___36.6万株(+6.7万株)________2.33%
15年01月__2,060円(▲240円)__41.0万株(+4.4万株)________2.23%
15年02月__2,634円( +574円)___42.0万株(+1.0万株)________2.71%
15年03月__2,844円( +210円)___40.0万株(▲2.0万株)________2.56%
15年04月__3,105円( +261円)___37.0万株(▲3.0万株)________2.43%
15年05月__3,080円( ▲25円)___37.0万株(変わらず)_________2.14%
15年06月__3,955円( +875円)___35.4万株(▲1.6万株)________2.32%
15年07月__4,065円( +110円)___35.4万株(変わらず)_________2.03%
15年08月__4,095円( + 30円)___35.5万株(+0.1万株)________1.88%
15年09月__4,600円( +505円)___35.5万株(変わらず)_________2.09%
15年10月__4,795円( +730円)___35.5万株(+0.1万株)________2.02%
15年11月__5,930円(+1135円)___35.5万株(+0.1万株)_______2.30%
15年12月__5,790円(▲140円)___32.5万株(▲3.0万株)_______1.95%
16年01月__6,200円( +410円)___32.4万株(▲0.1万株)________2.01%
16年02月__6,360円( +160円)___34.5万株(+2.1万株)________2.25%
16年03月__7,620円(+1260円)___18.9万株(▲15.6万株)_______1.30%
16年04月__7,050円(▲470円)___20.2万株以下
16年05月__6,950円(▲100円)___23.1万株以下
■第3期
16年06月__5,800円(▲1150円)__35.1万株________________________1.8%
16年07月__5,900円( +100円)___38.1万株(+3.0万株)_________1.88%
16年08月__4,770円(▲1130円)__50.3万株(+12.2万株)_______2.02%
16年09月__5,260円(▲490円)__50.2万株(▲0.1万株)__________2.08%
16年10月__4,830円(▲430円)__50.3万株( +0.1万株)__________1.89%
16年11月__4,710円(▲120円)__47.2万株(▲3.1万株)__________1.77%
16年12月__5,200円( +490円)__47.2万株(変わらず)________1.99%
17年01月__5,620円( +420円)__47.2万株(変わらず)________2.15%


ひふみ投信は2013年7月以前からGMO-PG株をほぼ継続して保有しているようですが、2013年7月~2014年2月(第1期)と2014年10月~2016年2月(第2期)、2016年6月~(第3期)に保有数を増やしています。これまでは大量に取得した後、基本的に保有を続け、株価が大きく上昇した後に、益出しの売却により利益をあげるスタイルてした。
ポジション調整的な増減はありますが、長期にわたり少しずつ取得したり、売り買いを繰り返しながら少しずつ持高を増やすような買い方は(少なくとも見た目上は)してきません。

直近では、16年6月から増やしたものの、昨年は急落に巻き込まれてしまったようです。ただ、急落に耐えて保有を続けた結果、現在(2017年2月)は株価が6000円を超えており、ようやく利益が出始めたところ、といった感じでしょうか?
これまでの売買動向から推測すれば、まだ益出しの売却をしてくる水準ではなさそうですね。
(計算間違いがあるかもしれませんが、悪しからず)
■2017年9月期1Q決算について【GMO-PG】
決算説明会資料・ビデオから、少し補足です。(※は自分のコメント)

○売上が+59.1%と好調だったのは、大前提として決済サービスが好調であることによる。
営業利益+37.9%にも関わらず、営業利益が+20.0%となったのは、海外事業分ののれん償却と赤字部分の取り込みによる。
※売上、営業利益ともに大きく伸びたのは、GMO-FGが持分法適用会社から連結子会社となったため。持分法適用会社の損益は、営業外損益に「持分法による損益」として一括計上されるのに対し、連結子会社の場合は、科目ごとに加算されて連結計上される。このため、持分法適用会社が連結子会社になると、営業損益への影響が大きくなる、ということです。
また、海外事業分=GMO Global Payment Fund+2C2P ですが、おそらく損失はGMO Global Payment Fundでしょうね。投資事業組合という性格上、将来の果実を得るためには、ある程度は仕方ない部分です。

○後払いを始めて法人税率が上がった影響で+0.1%にとどまった。
※なぜ+0.1%となったのかは詳細不明です。

○ECの決済事業は粗利が86~87%の事業。事業を拡大していくフェーズで、同じ水準の粗利を取れる新規事業はなかなかない。従って、売上高営業利益率は徐々に下がらざるをえないが、営業利益の25%成長にはコミットしていきたいと思う。
※GMO-PGのような、中核の事業の利益率が高い会社の場合、ビジネス領域を拡大することで成長を図ろうとすると、必然的に売上高利益率は下がらざるを得ません。
一般論ですが、売上高利益率の低下には良い低下と悪い低下があります。ビジネス領域の拡大による売上高利益率の低下は「良い低下」。しっかり成長するほど売上高利益率は低下しますが、利益自体は増えます。一方、値下げ等により中核事業のシェアの維持・拡大を図ることで、売上高利益率が低下するのは「悪い低下」。こういう場合はやがて限界を迎え、急速に業績が悪くなることが多いです。つまり、利益が増える方向かどうかがポイントです。
明らかにGMO-PGは「良い低下」ですから、問題なし。売上高利益率の低下だけを以って、将来性が危ぶまれると騒ぐ人たちがいるけど、この2つの違いがわかっていない人が多いですね。

○2QからMacro Kioskの連結が始まるので、1Qは+38%とし、2Q以降の売上高計画を+53%~+64%としていたが、決済、対面、後払いの好調で1Qで既に+59%となった。売上高については2Q以降、予想を上回るレベルで推移していくのではないか、と認識している。
営業利益では、まだ後払いを一切加味していない。11月からスタートしたZOZOTOWNの後払いが2Q以降の営業利益にどう影響してくるのかがまだ見えておらず、営業利益の計画は据え置く。後払いについては、ZOZOTOWNの未払金の貸し倒れがどの程度の規模となるのか、まだ判明していない。2Qからはある程度見えてくるので今後の決算説明会で報告していきたいと考えている。
※ZOZOTOWNの後払い(ツケ払い)は、スタートトゥデイが好決算の一因として挙げるぐらい、利用者が増えている模様。実際、ZOZOTOWNのホームページでもツケ払いの案内が目立つところに表示されています。
後払いは「需要の先食い」とか「クレジットカードが使えない顧客の延滞率は高い」とかいった憶測もありますが、後払い決済市場は年40%成長、2020年には5500億円市場となるという予測があるほど急成長しています。また、GMO-PGは(後払いは子会社のGMO-ペイメントサービスですが、)2016年度は決済額が前年比で1.7倍と市場の成長ペースを凌駕しています。この分野のノウハウ蓄積も進んでおり、延滞リスクのコントロールはできていると思います。貸し倒れが増えることになっても、コントロールできているか否かがポイントです。利幅の薄い事業かもしれませんが、非クレジットカード利用層のデータ蓄積は、将来のビジネスにもつながっていきそうですね。

○純利益が-5.1%だが、これは前期に特別利益が6億円があったことによる。今期も何らかの特別利益があるかもしれないが、ないことを前提の計画のままとした。
※前期はネットプロテクションズ株の売却益2億円と、GMO-FGの連結子会社化に伴う段階取得に係る差益4億円で+6億円でした。
ネットプロテクションズは後払いで急成長している企業。今から思えば、GMO-PGとしてはGMO-PSの後払いビジネスに注力するにあたり、整理したのかもしれません。
そういえば、GMO-PGは以前、ウェルネットに委託していたコンビニ決済も自前化しました。ウェルネットはコンビニ決済大手で開示は悪いものの配当性向100%とか、呑気な経営をしていましたが、お尻に火がついたといったところでしょうw。ウェルネットはお金は持っていそうだけど、ここから決済ビジネスでの成長は大変そうです(よく知りませんがw)。

○中期利益目標は2020年度に営業利益100億円だが、海外事業と対面事業は保守的に見ている。EC比率は現在の4.8%から8%、約1.6~1.7倍に成長すると見込んでいる。決済代行事業の営業利益の伸びも1.7倍として計画(45億円→75億円)しているが、1.7倍の成長では勝ち組になれていない。2倍以上伸びると見ているが、決済代行事業も保守的に置いてある。1.7倍ではなく2倍ぐらいいくと思うが、その場合は90億円ぐらいとなる。
対面分野は10億円、金融関連は20~25億円、海外は10億円前後に目線を置いている。これらがすべてうまくいけば120~130億円となるが、100億円を上回る分はすべて投資に回すつもり。
※営業利益100億円は現在の2倍。中期利益目標はあくまでも通過点的なもの。「100億円を上回る分を投資に回す」というのは2020年に判断してきっちり100億円にするということではなく、増加ペースを見ながら動的に投資等に対応していく、ということでしょうね。

その他、BtoBや税金、金融関連ビジネスについても細かな説明がありましたが、いずれも順調のようで、問題なさそうですね。
ひふみ投信の2017年1月月次運用報告では、1月末のGMO-PGの組入比率が2.15%(*)。純資産総額1235.6億円と月末株価5,620円から計算すると、ひふみ投信(マザーファンド)は1月末現在、GMO-PG株を約47.2万株を保有、12月末と変わっていません。

最近のひふみ投信の保有数、株価の推移は以下のとおり。
年月______月末株価_______月末保有株数______________組入比率
15年04月__3,105円___________37.0万株___________________2.43%
15年07月__4,065円( +960円)__35.4万株(△1.6万株)____2.03%

16年02月__6,360円( +160円)__34.5万株(+2.1万株)___2.25%
16年03月__7,620円(+1260円)__18.9万株(▲15.6万株)__1.3%
16年04月__7,050円(▲470円)__20.2万株以下
16年05月__6,950円(▲100円)__23.1万株以下
16年06月__5,800円(▲1150円)_35.1万株___________________1.8%
16年07月__5,900円( +100円)__38.1万株(+3.0万株)_____1.88%
16年08月__4,770円(▲1130円)_50.3万株(+12.2万株)____2.02%
16年09月__5,260円( +490円)__50.2万株(▲0.1万株)_____2.08%
16年10月__4,830円(▲430円)__50.3万株( +0.1万株)_____1.89%
16年11月__4,710円(▲120円)__47.2万株(▲3.1万株)_____1.77%
16年12月__5,200円( +490円)__47.2万株(   -          )_____1.99%
17年01月__5,620円( +420円)__47.2万株(   -          )_____2.15%

※3~5月の月末保有数は運用報告書の純資産額、GMO-PGの月末株価、10位銘柄の保有比率を利用して推計。
(*)運用報告書は小数点以下1桁の表示で「2.1%」ですが、動画の運用報告で2.15%。

ひふみ投信は11月からGMO-PGの保有高水準を維持しています。株価は最近、急騰気味?ですが、上記の株価の推移を見てもわかるとおり、ようやく1年前の水準に戻してきた感じです。ひふみ投信は昨年3月の高値付近でいったんGMO-PG株を外し(あるいは、かなり減らし)、再び6月から取得を始めています。
昨年8月末までに50.3万株まで買い、その後の下落に耐えながら(トランプ相場の影響で3万株ほど売却したものの)、保有継続がようやく日の目を見た、といった感じでしょうかw。

それにしてもGMO-PG株は相変わらず、クセの強い値動きをしますねw。GMO-PG株は、値動きの大きさに魅了されてギャンブルのような短期勝負をする人が、昔からカモになっている印象があります。予想PERを見たり、同業種?(でもないけれど)のウェルネットとかと比較してGMO-PG株を割高だと安直に結論付け、短期勝負で空売りギャンブルをする人がやけどする株ですw。
2017年1月26日開催のパーク24の株主総会・経営近況報告会での質疑応答の概要です。
聞き間違い等があるかもしれませんが、悪しからず。

■経営近況報告会
Q.パーク&チャージはどうなっているか?
A.パーク&チャージは駐車場に駐車中に充電ができるサービスで、150の駐車場、164機が稼働しているが、現在はほとんど使われていない。夜のうちにフル充電しているので移動先の駐車場で充電の必要がないというのが実態ではないか、と考えている。電気自動車が増えてくれば必要性が高まるサービスだと考えているが、今のところ増やす予定はない。

Q.カーシェアリングのスペースに駐車している人を見かけたが、対策は講じているのか?
A.カーシェアリングの車を出した時に、他の車が駐車できないようにする「バリアポップ(プラ製の障害物)」を駐車スペースに置いてもらうことにしているが、やらない人もいるため、まれに誤って駐車する人が出てしまうのが現状。これを機械化するのはコストも掛かるので難。現状、客に周知していくしか打開策はない。巡回している社員がカーシェアリングのスペースに駐車している車を見つけたときは、ワイパーにその旨を知らせるチラシを挟むことにしている。何度も故意に繰り返す人には直接話をすることになるが、そういう人はほとんどいない。

Q.駐車場内の自動運転は法律上できるはずだが、駐車場の中に自動的に入れてくれるとありがたい。そうった自動運転、駐車場開発をやってほしい。
A.ZMPと自動運転の取り組みをしたことがあるが、簡単に言うと駐車場という場所の提供。自動運転は事故の低減につながりメリットがあるが、当社が自動運転開発に携わるのかということとなると、ちょっと違うと思う。

Q.一年前にパーク24のレンタカーに轢かれた。レンタカーは乗り慣れない車に乗るので、事故を起こしやすくなるなると思うが、対応しているか?
A.レンタカーは乗り慣れない人もいるし、運転初心者もいれば高齢者も利用する。安全対策については、自動で止まるとか、接触防止のアラーム、センサーの類にいいものができてきているので、コスト面との兼ね合いではあるが、できるだけ積極的に投資していきたい。

Q.カーシェアリングで直前のトラブルに見舞われて、希望した車に乗れなかったような場合、何かサービスしてくれるとありがたい。トラブル時の良い対応で、競合他社に客が流出することも防げるのではないか?
A.実際に起こっている問題であり、ちょっと検討させていただきたいと思う。

Q.羽田空港周辺に大規模な駐車場を開発する予定はあるか?
A.把握していなし、こういったことはお話できない部分もあるが、前期は広島空港などでも手がけており、他の交通機関との結束点については重要視して取り組んでいる。

Q.宅配業者など向けに商業貨物専用の駐車場を開発する予定はあるのか?
A.タイムズ駐車場を宅配業者専用にする予定はない。ただ、タイムズ駐車場でキャッシュレス決済ができるタイムズビジネスカードを始めたきっかけは、宅配業者。駐車場内での営業活動(弁当販売等)は断っているが、運送業者の荷捌きについては、現在は優先スペースを設け、周りに迷惑がかからないという条件付きで行ってもいいことにしている。

Q.カーシェアリングで最大料金を導入する計画はあるか?
A.現状では、上限料金導入等、料金体系を変更することは考えていない。長時間利用はパック料金で対応できていると思う。

Q.高齢者向けの取り組み(タイムズレッスン、カーシェアリング)を知りたい。
A.ペーパードライバー向けにタイムズレッスン(無料講習)を始めたが、昨今の高齢者ドライバーのニュースを受け、シニアドライバー向けの講習も始めていこうと準備を進めている。カーシェアリングでは高齢者向けというわけではないが、バックモニターや自動ブレーキなど安全につながる機能を持つ車を増やしていくことが、高齢者を含めた事故低減の対策になるのではないか、と考えている。コストとの兼ね合いもあり時間はかかるかもしれないが、ゆくゆくは全車に取り付けていければ、思う。

Q.招集通知を見ると役員報酬総額が1.5億円とのことで、去年は2億円だった。業績が良いのになぜ下がったのか?
A.役員構成が変わったことによる。15年10月期に12,3年続けた取締役が退任したことの影響が大きいと思う。役員報酬は業績に応じており、業績が上がったのに個々の役員報酬が下がるということはない。

Q.SECURE PARKINGの買収で、隠れ債務が発生するリスクはどうか? 今回は5カ国のみの買収だったが、その他の国を買収する予定はないか?
A.買収にあたり、財務は日本のKPMGがデューデリジェンスを行っているし、パーク24としても精査している。今回の5カ国は、いいとこ取りをさせてもらったという印象。興味があるエリアも残っており、今後も買収の協議はできることになっている。

Q.カーシェアリングでワンウェイトリップ(借りた場所と返す場所が別という形態)は可能か?
A.ワンウェイトリップの全国展開はしない。東京23区だけでも2000箇所以上のタイムズ駐車場があるが、まず実際の台数以上に駐車スペースの確保が必要となることになり、コスト的に難。また、車が時間帯により偏在することになる。例えば通勤利用で朝の時間帯にほとんどの車が山手線の内側に集中し、環七、環八あたりで午前中に使いたくても車がない状況が発生するし、人海戦術で戻すことも現実的ではない。
一部の地域、例えば空港と東京駅周辺とかについては実施するなど、運用で対応していきたいとは考えている。

[以上]
1/30にソニーがエムスリー株1730万2700株を売却すると発表しました。
ソニーの売却先はゴールドマン・サックスですが、ゴールドマン・サックスが抱えるわけではありません。
□ソニー、エムスリー株を一部売却 売却益約370億円 (2017/1/30, 日本経済新聞)
記事によれば、「仲介目的での一時的な取得」とのこと。最終的にファンドや機関投資家に引き渡すことを前提に取得したということです。そもそも議決権ベースで5.34%、総額500億円以上というのは、市場でのディーリングのために保有するようなボリュームではありませんね。

また、ソニーからエムスリー株を取得する前にゴールドマン・サックスは、ほとんどの引受先を決めていると考えるのが自然です。市場外取引で投資家に直接引き渡すかたちで売却するでしょうから、株式市場にもインパクトはないでしょう。ゴールドマン・サックスが市場で処分する株も少しはあるのかもしれませんが、売るにしても株価に大きな影響を与えるような横着な売り方はしないでしょうね。

今回のソニーの売却では需給悪化が懸念され、株価が下落しました。しかしながら、エムスリー株を引き受けた機関投資家の多くは、エムスリーの成長期待が取得の理由で中長期的な保有が前提のはず。株価が多少動いたぐらいでは、慌てて売ってくるようなことはない、と考えるのが論理的です。
つまり、実際に短期的な需給悪化が起こる可能性は低いということ。大株主のソニーよりはグリップが弱い機関投資家に株が移転するから、長期的に見れば需給悪化要因とも言えますが、影響は軽微でしょう。

エムスリーに限ったことではないけれど、今回のように大株主の保有株売却が発表されると、かなりの確率で株価が急落しますが、大株主の売却による需給悪化で下落するわけではありません。
株価の急落が見込まれると、買いたい人たちは十分に下げるまで買い注文を控えるし、株価下落を恐れて慌てて処分する個人、急落に乗じて空売りで儲けたい個人などで売り注文が膨らみ需給が悪化、結果として株価が急落するということです。よく「需給悪化懸念」と言われますが、これが大株主の売却時の下落メカニズムです。

さて、1/29の終値が3,190円、1/31の終値は▲160円の3,030円で5%の下落、その後、場中の上下はあるものの、膠着状態といった感じです。
前回の売却時(2013年2月)の終値の推移は以下の通り。下落率等に差異はあるものの、発表後しばらく低迷しており、今回の値動きと似ていますね。
2013/2/19 166,300
2013/2/20 162,000(売却発表)
2013/2/21 153,500
2013/2/22 156,600
2013/2/25 158,800
2013/2/26 158,300
2013/2/27 158,300
2013/2/28 159,600
2013/3/ 1  164,000
2013/3/ 2  168,600

ソニーも仲介のゴールドマン・サックスも引受先の機関投資家も当然、発表後に急落が起こるであろうことは承知しているはずだから、譲渡価格は発表後に3000~3050円ぐらいで決定している(あるいは発表後に株価が下げ、ある程度落ち着いたところで値決めした)のではないでしょうか?また、取得直後に更に大きく下落するような事態は極力避けたいだろうから、ゴールドマン・サックスや引受先機関投資家は、ある程度株価が落ち着くまで、市場でも買っているのかもしれません。"買い支え"というと安定操作みたいで聞こえは悪いけど、下値で拾うことは自体は、違法ではないですから。需給悪化懸念だけでの急落は一種のアノマリー。ディーリング(短期売買)としても十分妙味がありそうですしねw。

以上、ちょっと妄想気味かもしれない解説でした。
投資は自己責任でw。

【参考】
■ソニーのエムスリー株売却について(2013年の売却との比較)
GMO-PGの1Q決算が発表されました。
決算説明会は来週月曜日ですが、決算短信からポイントをまとめておきます。
まず、決算数値。
売上高  4,346百万円(+59.1%)
営業利益 1,201百万円(+37.9%)
経常利益 1,109百万円(+20.0%)

GMO-PGの前期の決算説明資料には、今期の四半期ごとの売上高と営業利益の予想(前年同期比)が掲載されています。会社予想の1Q決算数値は以下の通り。
売上高  3,787百万円
営業利益 1,199百万円
売上高は会社予想を大幅に上回り、営業利益は会社予想とほぼ同じ、という決算ですね。
■2017年9月期の業績予想について

売上高が会社予想を大幅に上回ることになったのに大きく寄与したのは、昨年11月からZOZOTOWNで提供を開始した「後払い(ツケ払い)」と思われます。決算短信のセグメントの業績を見ると、「b.金融関連事業」の売上高が1,189百万円(前期比177.5%増)と、およそ2.8倍となっています。
増要因のすべてがZOZOTOWNの後払いということではないんでしょうけど、スタートトゥデイの決算説明会にもあったとおり、やはり「後払い」はかなり好調のようですね。セグメント利益も178百万円(前期比+323.9増)と絶好調です。
■ZOZOTOWNのツケ払いについて【GMO-PG】
ツケ払いは昨年11月に開始したばかりで、どこまで伸びるのかは未知数ですが、スタートトゥデイの決算発表でも増収要因として挙げられているし、利益率は高くなさそうですが今後が楽しみな事業ですね。ちなみに、今年度の業績予想数値に、このツケ払いの売上は含まれていないとのことです(前年度の決算説明資料P13参照)。
ZOZOTOWNに限らず、後払いは急速に成長しているビジネスです。ZOZOTOWNのツケ払いは始まったばかりで、知らない顧客も
まだまだ多いと思われます。スタートトゥデイの3Q決算発表の説明では、3Qまでの広告予算執行は抑制気味であり4Qで投下していく云々というような話でしたから、これからツケ払いを絡めたプロモーションを始めるということならば、GMO-PGにとって(後払い決済市場全体にとっても)プラスですね。

また、経常利益が+20.0%と営業利益に比べて伸びが少し小さいのは、営業外費用に「持分法による投資損失」を104百万円計上したこと等による、とのこと。
直近の有報によれば、GMO-PGの持分法適用会社は4社。
・GMO Global Payment Fund(海外投資などを行う投資事業組合)
・SMBC GMO Payment(三井住友FGとの決済代行JV、GMO-PGの出資は1.6億円?)
・2C2P Pte. Ltd.(タイに本社のある大手決済代行会社、GMO-PGの出資は5.7億円で外部筆頭株主)
・その他1社(詳細不明ですが有報に主要な会社として記載がないから小さな会社?)
SMBC GMO Paymentや2C2Pは事業が好調なようだし、持分法による投資損失104百万円は、GMO Global Paymentの投資で発生した損失の可能性が高そうです。 GMO Global Paymentは投資事業組合であり、フィンテックベンチャー等にも出資しているので、ある程度の確率でこういった損失が発生してしまうのは仕方ありません(あくまでも推測ですがw)。一般論ですが、こういったファンドはハイリスクハイリターンのビジネスにも投資しているので、発生した損失をしっかり計上していくというのは、むしろ健全なことです。
また、経常利益+20.0%となったのは、前年度1Q決算がかなり好調だった反動の影響もあるのかもしれませんね。前年度1Q決算は以下のエントリ。
■2016年9月期1Q決算について
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12126964075.html

まだ1Qが終わったばかりで、決算数値やその前年度比についてあれこれ語る時期ではないものの、順調な立ち上がり、といったところでしょうかw。
ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの3Q決算の発表がありました。営業利益が前年同期比64.3%増と好調な決算でしたが、GMO-PGは昨年10月からZOZOTOWNに後払いサービス(ツケ払い)を提供しています。
スタートトゥデイのアナリスト向け3Q決算説明会では、高い成長率を3Qで達成できたのは、3つの要因によるとのことで、その1つに、このツケ払いが挙げられました。(その他2つは、大量出店と効率的なプロモーション)

○スタートトゥデイの3Q決算説明会でのツケ払いに関する説明(概要)。
「ツケ払いはクレジットカードを持たない、若年層を対象にした決済手段、という位置づけ」
「具体的な数字はまだ出せないが、導入時から多くのユーザーに利用していただいている状況。」
「ツケ払いの中長期的な取扱高の拡大効果という点については、導入間もないこともあって、現時点ではちょっとわからない。今後の利用動向をみて判断していく。立ち上がりとしては上々。」
「B/S上で売掛金が2016年3月期末の111億円から247億円に増加した。季節要因もあるが、ツケ払いによっても増えている。」

「ツケ払いの利用率はまだ開示できない。ツケ払いの与信リスクはGMO-PGがとっており、スタートトゥデイにはリスクはない。GMO-PGに対する手数料はクレジットカードのように決済金額に料率をかかけるかたち。トータルではクレジットカード決済と同じぐらいのコストがかかっている。」
「(新規の会員でもツケ払いが行えるようだが、トラックレコード(購入履歴)がない人にツケ払いをするというのは、与信リスクという点で問題ないのか、という質問に対し)与信はGMO-PGがやっている。ツケ払いは希望者全員が利用できるわけではなく、GMO-PGが審査をした後、決定している。」
「ツケ払いの購入単価は今のところ高く、多く買ってもらえる客が多い。注文単価という点だけで見ると、良い方向に進んでいる。」
「今のところ、ツケ払いの期間を2ヶ月以上にすることはないと思う。GMO-PG次第ではあるが。
「スタートトゥデイからGMO-PGに、トラックレコード等は渡していない。そもそも会員登録前の客にはトラックレコードもないが。GMO-PGには電話番号等、与信の判断に必要なものは渡すが、審査はGMO-PG独自の手法で行っている。」

■2017年3月期第3四半期決算発表 アナリスト向け決算説明会(スタートトゥデイ)

GMO-PGの後払いサービス(GMO後払い)は子会社のGMOペイメントサービス(GMO-PS)が手がけていますが、2016年度は後払いの決済額が前年度の1.7倍に達した、非常に好調なビジネスです。ちなみに、後払い市場全体の成長率は年平均40%程度とのことですから、GMO後払いは市場の成長ペースを大きく上回って成長しています。
GMO-PGの11月の決算説明では、ZOZOTOWNへの提供により、後払いの決済金額が急激に伸びることになるだろう、という話がありましたが、スタートトゥデイの決算説明を見る限り、決済金額的にはうまくいっているようですね。ツケ払いの延滞率とか、もう少し時間が経たないと見えてこない部分もありますが、今後の展開が楽しみなところです。