2017年1月26日開催のパーク24の株主総会後の経営近況報告会での、海外展開とSECURE PARKINGの買収に関する内容をまとめました。
聞き間違い等があるかもしれませんが、悪しからず。
2014年の全社員総会で社内的な10ヵ年計画を立てた。「2024年にはタイムズ駐車場を(国内で)100万台」というのは一例だが「すべての数値を10年で倍以上にする」というような目標。国内で十分達成可能だと考えるが、利益成長を10%成長継続させていけば次第に分母が大きくなり、10年後には国内で10~20万台も開発しなければいけなくなる。人員を倍増すれば可能だとは思うが、経営効率を考えると疑問。
そこで、手がけるエリアを拡大して10%成長を継続させていこうということで、海外展開を考えた。ある程度早い段階でスタートするのが得策。韓国、台湾には11年前に自前でゼロから進出したが、ゼロからのスタートは時間と労力がかかりすぎた。
今回はある程度基盤がある会社だが、ある意味「時間が買えた」と考えている。
SECURE PARKINGは駐車場専業で37年の歴史のある会社。創業者の社長ともミーティングをしているが、駐車場に対する考え方、姿勢が当社の考え方に近い。非常に話しやすかったし、駐車場事業に真摯に取り組んでいるという印象を受けたのが買収の最終的な決め手となった。
SECURE PARKINGはもともと、11ヶ国、120万台の駐車場を運営していた。このうちオーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、イギリスの5ヶ国を買収。SECURE PARKINGはオーストラリア、シンガポール、マレーシアではナンバーワン企業。5ヶ国計で売上29億円、駐車台数は32万台、881件。シンガポールには進出して今年で6年目だが、既に最大手となっている(シンガポールでは10万6千台、277件)。
この買収により、パーク24全体で100万台、18,559件となった。将来的にグローバルで200万台以上となるかもしれない。そのレベルまでいければ、世界ナンバーワンを狙える。これは挑戦しがいのある大きな目標だと思っている。
SECURE PARKINGは40年近く駐車場専業でやってきた会社だが、未上場会社であり信用力や財務基盤が弱い。その点、パーク24は信用力があり、財務基盤が強い。一方、SECURE PARKINGはシンガポールで6年でナンバーワンになるなど海外展開力は非常に強い。パーク24からは信用力、財務基盤を提供して、SECURE PARKINGの海外展開を加速させることが可能となると思う。
また、SECURE PARKINGはモビリティ事業を展開していない。将来的にはSECURE PARKINGの駐車場を利用してのカーシェアリングも視野に入れている。たまたまだが今回買収した5ヶ国はすべて右ハンドルなので、今国内で使っているモビリティ事業の車をそのまま持っていっても使える。
SECURE PARKINGの買収は、非常に大きな転換期となった。パーク24は日本における24時間無人駐車場を初めて開始して以来、ナンバーワンとなり、件数でみると随分前から世界的に見てもナンバーワンだった。しかしながら台数でみると、世界には200万台を超えるプレーヤーが数社あり、買収前の当社の50万台というのはトップテンにも入らない規模だったが、今回の買収で100万台となり相当上位に来た。
件数台数が多ければよいということではないが、我々は規模においても収益性においても日本でトップで走ってきた。これを世界でもやっていきたいと考えている。
グローバルでの駐車場ナンバーワン企業になるというのが、今回のSECURE PARKINGグループ買収の最終目標である。ナンバーワンというのは、件数台数だけではなく、売上規模や収益性、サービス面など、すべての分野でナンバーワンのグローバル企業を目指す、ということ。
まだ始めたばかりだが、ナンバーワンに一日でも早くなるべく、積極的に携わっていきたい。