投資は自己責任で -17ページ目

投資は自己責任で

〜 中長期保有前提で成長株中心の”ゆるい投資”を行っています。
  目先の株価を予測したり占ったりすることには、興味がありません。

スタートトゥデイは、GMO-PGが受託するZOZOTOWNのツケ払いの利用者数が、100万人を突破したと発表しました。
■ZOZOTOWN、決済サービス「ツケ払い」の利用者数が100万人を突破!「ツケ払い」の利用者属性を初公開
https://www.starttoday.jp/news/20170818-2508/

利用者100万人突破を記念して「ツケ払い手数料無料キャンペーン」を実施、利用手数料は1注文につき324円が無料となるとのことです。キャンペーン終了は未定とのことですが、しばらくはツケ払いが現金購入と同額で利用できるということですね。
推測ですが、このキャンペーンはスタートトゥデイからGMO-PGに払われるべき手数料相当額を、プロモーション費用としてスタートトゥデイが負担していると考えられます。新たな利用者の獲得に1人324円なら、安いものですw。

スタートトゥデイの1Q決算は絶好調でしたが、決算説明会ではその原因のひとつがツケ払いであると説明がありました。スタートトゥデイとしても、ツケ払いを重要な戦略と考えているようですね。

○ツケ払い(後払い)はZOZOTOWNのオリジナルではない
ZOZOTOWNのツケ払いは、GMO-PGの100%子会社GMOペイメントサービス(GMO-PS)が3年ほど前に始めた"後払い"サービスと同様のもので、ZOZOTOWNのオリジナルではありません。そもそも、後払いもGMO-PSだけのサービスでもありません。
例えば、コンビニ後払いで急成長しているネットプロテクションズという会社がありますが、ホームページを見ると「成長率30%超、年間ユーザー数3,000万人超」とあり、後払い(未回収リスク保証型の後払い決済サービス)という決済手段が急成長していることがわかります。
https://www.netprotections.com/service/
これはZOZOTOWNに限らず、後払い自体に大きなニーズがあるということを意味します。
(ネットプロテクションズは2002年から後払い決済を開始していることから、後払い自体、新しいサービスでないこともわかります。ちなみにネットプロテクションズはGMO-PGが2006年に出資した(増資に応じた)会社。1年ほど前に株を売却して2億円弱の売却益を計上しています。)

○後払いのビジネスモデル
貸付の審査を甘くして貸付相手・金額を増やすようなことをすれば当然、支払えなくなる人が増えて利益は出なくなります。従って「騙してでも貸し付けて、厳しく取り立てる」なんてことは、ビジネスとしてありえません。いちいち取り立てなんてしていたら、人件費が嵩み、絶対にペイしませんから(個人の少額融資では尚更です)。

ZOZOTOWNでも同様で、審査をパスしなければツケ払いは利用できない仕組みです。返せなさそうな人には貸さないのは、金融ビジネスの基本。「ヤクザに激しく取り立てさせる」なんていう状況は、まともなビジネスではありえません(漫画の読みすぎですw)。
後払いビジネスの成長モデルは、全体の延滞率を低く抑えつつ、貸付を増やしていくもの。貸付条件を厳しくしすぎれば、貸付は増えず、ビジネスは成り立ちません。そのために、貸付相手の属性(性別、家族構成、年収、持ち家・借家、居住地域 等々)をできるだけ把握し、統計的なデータ活用も含めて、延滞率を抑えつつ貸付を増やせるような審査のシステム(与信モデル)を構築、運用しながら調整をしていくビジネスモデルです。

GMO-PGの決算説明会資料を見ると、ZOZOTOWNのツケ払いによる影響で2Qの金融関連事業の損失がいったん膨らみましたが、3Qではかなり改善しました。与信モデルのチューニングをして改善したということです。GMO-PSの後払いはビジネス開始当初に比べて延滞率が三分の一程度に下がり、ようやく利益が出せるようになったと以前の決算説明会で説明がありましたが、GMO-PSで蓄積してきたノウハウがツケ払いにも活かされるということです。
与信モデルの調整により、お金を返せそうな人にできるだけ利用してもらい、返せなさそうな人はできるだけ利用させない仕組みを作り上げていくわけですが、決算説明会では「審査を厳しくしているにも拘らず、利用者が微増しているのは非常に良い傾向。」「引き続き(スタートトゥデイとの協調体制を取っていきたい」との説明がありました。

○ツケ払いに対する非難
相変わらず、インターネット上では、ツケ払いを手厳しく非難する人たちがいます。「クレジットカードもないのに後払いで洋服を買うのはおかしい」「スタートトゥデイは、クレジットカードを持てない人を騙して借金させている」「払えなくなった人は厳しい取り立てに遭うのではないか」といったことを問題にしています。上述の通り、最大54,000円のローンに厳しい取り立てなんかありえませんが、まだまだ誤解されている面も多いようです。

一昔前には、マルイのカードが「若者を借金漬けにしている」「若者が安易にクレジットカードを持つのはダメだ」とマスコミにかなり非難されましたが、今となっては若者のクレジットカード決済なんて当たり前です。もう一昔は「クレジットカードを使うということは安易に借金してモノを買うのことであり、不健全」だと言われていたそうです。現金決済以外を否定する人達がいるのは、今も昔も変わらないですね。
ツケ払い(後払い)は現在、急速に拡大している決済手段です。クレジットカードを持てない人だけが使っているわけではなく、持っていてもクレジットカード番号をインターネット経由で入力したくないとか、クレジットカードに利用履歴を残したくないとか、いろんな理由で使われているといわれています。
このまま順調にツケ払いが成長して決済手段の一つとして認識されることになれば、こうした非難も減っていくでしょうね。

 

ZOZOTOWNで後払いのノウハウを高めることは、GMO-PSにとっても大きなメリットです。急成長する後払いビジネスでプレゼンスが高まれば、他社のECでも同様の後払いの採用につながるでしょう。また、ECには興味があるものの、クレジットカードを使いたがらない層の顧客データの収集もできるわけで、GMO-PGの今後のビジネスにもメリットは大きいですね。

 

ZOZOTOWNのツケ払いについて以下のエントリにも書きました。
(スタートトゥデイに分類してありますので、リンクを貼っておきます。)
■ZOZOTOWNのツケ払い、手数料無料キャンペーン【スタートトゥデイ】
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12303269368.html

アミューズ株は1Q決算を受けて、引値2,748円、287円安とかなり売り込まれました(2017/8/15)。
アミューズ株は所属アーティストのスキャンダルが出ると、たとえ業績への影響が小さそうなネタでも、慌てて売却する人が殺到して急落することが多いんですが、今回も良く似た動きですね。アミューズ株は個人中心の売買で、所属アーティストのファンなど、株の売買に不慣れな人も買っているから、下げがきつくなると狼狽売りが膨らみ、さらに大きく下げるという構図になりやすい株。
今回の下げは、業績悪化とかのサプライズがあったわけではないけど、業績悪化と勘違いした人の売りが膨らみ、まさに売りが売りを呼んで暴落する展開となったようです。

アミューズは芸能プロという特殊な業態で、機関投資家など大口投資家が積極的に買い向かう株ではないから、売りが嵩むとなかなか下げ止まりません。アミューズ株の売買をしているファンドマネージャがいたとしても、アミューズ株のこうした値動きの特徴を知っていれば、売りものが落ち着いてきてから買えばいいと考え、買い向かうようなことはしないでしょう。
加えて、アミューズの株価は今年2月から半年で約1.5倍に上昇し、益出しで売られやすい地合いというのも大きく下げた一因なのかもしれませんね。

前回も書きましたが、1Qの決算数値は、決して悪い数字ではありませんでした。
5月に発表された前期(2017年3月期)の決算短信に上期の業績予想が掲載されており、経常利益は13.2億円となっています。昨年度の上期実績は22.07億円でしたから、上期は業績予想でも、経常利益40%減を見込んでいるということです。
ですから、1Qの決算が前期比較で44%減というのは、サプライズでもなければ動揺するような数字でもないです。決算短信には「第1四半期の業績は概ね予定通り推移」と書かれているしw。

アミューズは業績がアーティストの活動に左右されるため、期ごとの業績変動が大きい会社で、小売などのように四半期ごとに業績予想を25%ずつ達成していくようなタイプの会社ではありません。
アミューズの最近の上期、下期の経常利益(単独)は以下の通り。
        上期   下期   計
27年3月期 27億円 14億円 41億円
28年3月期 52億円  7億円  59億円
29年3月期 22億円 30億円 52億円
30年3月期 13億円 33億円 46億円(予想)

昨年度は割りとバランスしていますが、上期と下期で経常利益が大きく異っていることが多いのがわかります。こういう特徴がある会社なので、決算短信の半期業績予想が目安として重要ですが、上半期業績予想ってほとんど注目されていませんね。

ちなみに、今期の下期業績予想の33億円は、半期ベースの経常利益としては過去最高の数字。アミューズはいつも超保守的な業績予想を出し、下期に業績予想を上方修正することが多い会社ですが、かなり強気な数字の予想でちょっとビックリでした。
来期は創立40周年だし、来期に最高益を出すかたちを整えているようにも見えますが、穿ちすぎでしょうかw。

アミューズ株は個人の売買が多いし、投資に不慣れな人たちも買っていたりするから、スキャンダルなどで株価が大きく下げるのは仕方のないところです。桑田佳祐の紫綬褒章事件の時も、福山雅治の結婚の時も、先日の小出某の事件の時も、いったん大きく下げて、しばらくすると株価は戻しているから、アミューズ株を長期保有している投資家は、今回の下げは心配していない人が多いんじゃないでしょうか?今日のような値動きは、アミューズ株の特徴でもありますからねw。

いつ、売りものが一服して、株価が回復し始めるのかはわかりませんが、業績悪化懸念が出たわけでもなく、ある意味、誤解されて売られたわけですから、戻し始めるのは比較的早いのかもしれません。少し、希望的観測ですがw。

さて、どうなることやらww。

アミューズの2017年3月期 3Q決算が発表されました。
 営業収入 9,965百万円
 経常利益   699百万円

去年の1Qと比べると、営業収入で14.7%減、経常利益で44.3%減となりました。また、通期業績予想からみた達成率は、営業収入の達成率が22.1%、経常利益で15.3%となっており、一見するとかなり悪い決算のように見えます。

しかしながら、アミューズの上期(2Q末)の業績予想数値は以下のとおりです。
 営業収入 19,400百万円
 経常利益 1,320百万円
この上期の業績予想数値からみた達成率は、営業収入の達成率が51.3%、経常利益で53.0%であり、5割を超えているので数字的には特に問題なさそうです。

以前から指摘していますが、アミューズの業績はアーティストの活動状況(ライブの規模や開催時期)や映画の公開時期等に大きく左右され、期ごとの変動が大きいのが特徴です。アミューズは小売業等のように前期比較や通期業績予想の達成率で業績を評価できる会社ではありません。

今期のアミューズの業績予想の経常利益は、上期で13.2億円、下期で32.5億円で計45.7億円と、下期で稼ぐ計画です。
この業績予想から考えると、今期は下半期に大型コンサートが集中することが推察できます。おそらく今後、下期の大型コンサートの開催が順次、発表されてくるんでしょうね。BABYMETALも下期の予定は未発表ですしね。
来年はアミューズ創立40周年であり、サザンオールスターズも結成40周年。今期の下期から、いろいろ動きが出てきそうで、楽しみなところです。

まだ1Q決算なので各事業の評価はできませんが、プレイスマネージメント事業をみるとセグメント損失が28百万円で前期のセグメント損失380百万円から大きく改善しています。前期の減損処理の効果が出ているようです。

最近は、前期比較や通期達成率をエクセルかなにかで単純に計算して、雛形の記事文に数字を埋め込んでいるだけの記事をネットニュースやツイッターに流すメディアが多いので、記事を見た個人に狼狽売りが出るかもしれません。アミューズ株は個人の売買が多いし、
上半期の業績予想数値があることすら知らずに、ネットの投資情報とか芸能ネタで売買してる人たちも多いですからw。

個人の売りが嵩み、株価が大きく下げてくれたら、買い場かもw。


さて、どうなることやらw。

ひふみ投信の2017年7月月次運用報告では、7月末のGMO-PGの組入比率が1.39%(*)。純資産総額3039.9億円と月末株価6,510円から計算すると、ひふみ投信(マザーファンド)は7月末現在、GMO-PG株を約64.9万株を保有しているようです。
ひふみ投信は3月に発生した情報漏洩問題を受けて、GMO-PG株を7割程度売却しましたが、再び取得したようです。しかも、64.9万株というのは、過去最高の保有数。3月末のひふみ投信マザーファンドの純資産総額は1417.7億円と、現在の半分以下の規模でしたから組入比率は下がったものの、保有数が過去最高となりました。

最近のひふみ投信の保有数、株価の推移は以下のとおり。
年月______月末株価_______月末保有株数______________組入比率
16年08月__4,770円(▲1130円)_50.3万株(+12.2万株)____2.02%
16年09月__5,260円( +490円)__50.2万株(▲0.1万株)_____2.08%
16年10月__4,830円(▲430円)__50.3万株( +0.1万株)_____1.89%
16年11月__4,710円(▲120円)__47.2万株(▲3.1万株)_____1.77%
16年12月__5,200円( +490円)__47.2万株(   -          )_____1.99%
17年01月__5,620円( +420円)__47.2万株(   -          )_____2.15%
17年02月__6,410円( +790円)__47.1万株(▲0.1万株)_____2.13%
17年03月__5,550円(▲860円)---情報漏洩問題を受けて「7割程度売却」→ 14万株程度残??

17年07月__6,510円( -   円)__64.9万株( -       )_____1.39%

(*)運用報告書は小数点以下1桁の表示で「1.4%」ですが、動画の運用報告では1.39%。
https://www.youtube.com/watch?v=QX2Ej0XLeF4

ひふみ投信はGMO-PG株の大半をいったん売却して、14万株程度まで持ち高を下げていたわけですから、ここ数ヶ月で50万株程度、買い戻したことになりますね。(以前に持っていた株数より多く買ったわけだから買い戻しとは言わないかな?w)
GMO-PGの直近最安値は4月24日の4,695円。ここから5割近く上げていますが、ひふみ投信の買いも株価上昇に貢献してそうですね。

ちょっと忙しくてこのブログの更新が疎かになっていましたがw、GMO-PGの3Q決算は好調でしたね。決算説明会動画では今後の業績予想の上方修正に含みを残すような発言もありました。

情報漏洩事件もとりあえず、収束したようです。(今後、同様の事象を起こさないための事後対応は続いているようですが、そんな状況でも好調な決算が出せているということは、投資家からすれば一安心です)

GMO-PGがツケ払いを行っている、スタートトゥデイ(zozotown)の決算も絶好調でしたが、その好調要因の一つがツケ払いであったとのことです。ツケ払いのリスクはGMO-PGが持っていますが、ツケ払いは運用管理によりノウハウを蓄積し、利益が出るようにファインチューニングするビジネスモデルですが、こちらも利益の目処が立っているみたいで、問題はなさそう。
マクロキオスクを始めとする海外も好調のようですし、本決算が楽しみなところです。

アミューズ所属タレント、小出恵介の不祥事がマスコミを賑わせています。多くの社員を抱える組織である以上、どれだけ注意しても不祥事が発生してしまうのは避けられません。スキャンダルが発生すれば芸能マスコミが騒ぎ、世間の非難が集中するのは仕方ないところです。

アミューズは個人での売り買いが多い銘柄ですから、スキャンダルが出ると、個人の狼狽売りで株価が大きく下げるのは仕方ありません。アミューズ株を持っている個人のなかには、投資に不慣れな人たちや、投資とギャンブルをゴッチャにして短期売買をしている人たちも多いので、株価は芸能マスコミの怪しいネタに振り回されがちですw。

ただ、自分も含め、アミューズの成長性等を投資対象として評価し、中長期スタンスで保有している投資家からすれば、こうしたスキャンダルが発生することは、投資リスクのひとつとして最初から考慮しているものです。(中長期スタンスの投資家というのは、単にアーティストの応援や株主総会のライブに行きたいから長いこと保有している、という人たちとは違います。)
以前、アミューズへの投資についてまとめたエントリです。
■アミューズへの投資について(2016/9/19)
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12201506173.html
このエントリの留意点でも書きましたが、所属タレントにスキャンダルが発生して株価が下がるのは、仕方ないところです。

2015年9月の福山雅治の突然の結婚発表や、2014年の年末ライブで桑田佳祐が紫綬褒章を5000円でオークションに出すと冗談を言った騒ぎでは、株価は大きく下げました。ただ、しばらくすると株価は元のレベルに戻したので、中長期スタンスの投資家には買い増しのチャンスでしたw。これらの問題のときも確か、アミューズの経営に大打撃とか、マスコミが騒いでいたような記憶がありますww。
今回も賠償金は数億円とか十億円以上の可能性とか、適当に煽っているメディアもあるけど根拠はなさそう。不可抗力的なものも含め、所属タレントにこうしたスキャンダルが起きる可能性はゼロではないから、アミューズぐらいの大手なら、出演契約?を巻くときには、そうしたリスクもある程度は考慮した内容になっているだろうから、賠償が発生するにしても、青天井となって経営に大きなダメージが及ぶことはないのでは、と思います。リスク・マネジメントという点から考えれば保険とかに入っておくのが良いと思いますが、そもそもそんな保険はないのかな?

今回のアミューズの対応を見ると、リスク・マネジメントがしっかりできている印象があります。
金曜日にアミューズのオフィシャルサイト(IRのページとは違うサイト)から「本件は刑事事件に係る事案を含んでいる為、現在、専門家も交えて調査・分析を進めております。」という発表がありました。「刑事事件に係る事案」とは本人のことなのか被害者(の美人局疑惑?)のことを指すのか、また「専門家」というのが弁護士のことなのか、ちょっと意味深な書きぶりですね。

アミューズの株価は、1/25の直近安値1764円をつけましたが、5/25には場中に3315円の最高値と急ピッチで上昇してきました。この間、特筆するようなポジティブなニュースはなかったものの、東京ワンピースタワーの速やかな減損処理や、ライブ市場の成長に伴う今後のビジネス展開等が期待されたのか、株価は大きく上昇してきました。
今回のスキャンダルで株価が急落したと騒いでいる人たちがいますが、アミューズの株価は5/25に最高値をつけた後、3000円~3200円ぐらいで調整している局面でした。6/9のスキャンダル発覚直後は狼狽売りで場中に2860円まで下げたけど、その後3010まで戻していますから、思いのほか下げていない、といった印象です。

そもそも1ヶ月前の前期決算の発表直前の株価が2500円ぐらいだったことを考えれば、全然下げていないです。アミューズ株投資を狙っていたものの、最近の株価の上昇ピッチの速さに戸惑っていた中長期の投資家が、「スキャンダルは買い」と狼狽売りをさらっているんでしょうかw。こういう局面は出来高も増えて、株を集めやすいですしね。

今後の展開は誰にもわかりませんが、慌てて売らないというのが、アミューズ株投資のポイントなのかもしれませんね。

さて、どうなることやら。

アミューズがLINEと"新たな電子チケットサービスのあり方の検討に関する基本合意書"を締結したとのプレスリリースがありました。
□電子チケットサービス検討に関する基本合意のお知らせ
http://ir.amuse.co.jp/20170524_%E3%80%90AMUSE%E3%80%91%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E5%90%88%E6%84%8FMOU%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9FIX%20_0524_%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E7%A8%BF.pdf

プレスリリースによると他に、㈱バンダイナムコライブクリエイティブ、㈱テイパーズ、㈱エンジンを戦略的パートナーとして迎え、チケット流通の不正転売問題や公式リセールの課題の解決する、電子チケットサービスの創出を目指す、とのことです。
最近、音楽業界4団体が設立して、ぴあが運営している、チケットの公式二次流通サイト「チケトレ」がスタートしましたが、アミューズもLINEと組んで、チケットの二次流通、公式リセールに参入するということですね。

アミューズとLINEのつながりは不明ですが、LINEはたくさんの人が利用しているサービスであり、こうした電子チケットサービスは、LINEにとってビジネスポテンシャルが高そうです。アミューズにとっても、新しいサービスをLINEの拡散力で広く知らしめることができるメリットがあるから、Win-Winの関係ですね。

次に、戦略的パートナーの3社についてです。
まず、㈱バンダイナムコライブクリエイティブ。文字通りバンダイナムコグループの会社ですが、アミューズとアニソン大手のランティス、バンダイナムコライブクリエイティブの3社は2014年9月に海外展開で業務提携しています。
□アミューズ、ランティス、バンダイナムコライブクリエイティブ3社か゛アニメ関連コンテンツの海外展開て゛業務提携
http://www.musicman-net.com/business/39531.html
■アミューズとランティス
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12022942077.html
ランティスとバンダイナムコライブクリエイティブの社長は井上俊次さん(元LAZYのキーボード担当の人)が兼務していますね。バンダイナムコライブクリエイティブは、ライブ・イベントのクオリティを上げるために、ランティスの井上社長の発案で2010年に設立した会社みたいです。
http://www.bandainamco.co.jp/ir/interview/entry4433.html

㈱テイパーズは、アミューズと2017年2月に資本業務提携を行っている会社で、4月には合弁会社㈱ライブ・インデックスを設立しています。
■株式会社テイパーズとの提携・JV設立について(2017/2/15)
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12248097103.html
□株式会社テイパーズとの資本業務提携(持分法適用会社化)および合弁会社設立(連結対象)に関するお知らせ(2017/4/5)
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1456307
上記のエントリにも書きましたが、テイパーズはコンサート・イベントのチケット管理等のノウハウを持つ会社です。この提携のプレスリリースでは「業界標準の新しいサービス提供が提携の基本目的」とのことでしたが、やはり転売対策に関係があった、ということみたいですね。この㈱ライブ・インデックスが今回の話に、具体的にどのように関わってくるのかは不明ですが。

最後に㈱エンジンですが、この会社はMr.Childrenとナオト・インティライミ等の事務所です。なぜ、今回の話に絡んでいるのかは、ちょっとわかりません。Mr.Childrenやナオト・インティライミが、今回の電子チケットサービスを使うことになるんでしょうから、いいことではあるんでしょうけどね。

さて、既にスタートしている「チケトレ」ですが、販売価格での取引であり、手数料まで取られるため、利用するメリットがないという意見も多いようです。「チケトレ」はチケットが使えなくなった人の良心に頼っているわけですが、「チケトレ」より「チケットキャンプ」などで高額で転売したほうが儲かるのも事実ですから、このままではなかなか利用が進まないようにも思います。まだノウハウの蓄積中というか、いろいろ試行錯誤している段階のようですね。
(高額転売が可能なサイトである「チケットキャンプ」を見ていると、本人以外入場不可のチケットを堂々と高額販売していたりします。本人確認が必要なライブでは証明書の偽造等、犯罪行為が絡んでいるようでちょっと怖いですね。「チケットキャンプ」はMIXIがやっていますが、MIXIは"売買は当事者責任"とか言っておけば、使えいないチケットが詐欺まがいに売られていても大丈夫と考えているんでしょうか?)

アミューズとLINEの電子チケットサービスがどのようなものになるのかはまだわかりませんが、利用者に何らかのメリット、インセンティブが与えられるようなかたちにしてほしいと、個人的には考えます。
金銭的なキックバックというのは難しくても、例えば、今回の電子チケットサービスにチケットを売った人は、同じアーティストのチケット抽選申込時に当選確率が10倍になるとか、そのアーティストのグッズが貰えるとか、そういったかたちのインセンティブが少しでもあれば、利用者が増えるのではないでしょうか?

高額転売チケットを完全になくすことは困難ですが、今回のアミューズの電子チケットサービスのような取り組みや、顔認証等による本人確認技術の向上などで、高額転売チケットの流通が少しづつ減っていくことに期待しています。安心して利用できる転売(公式リセール)サイトがあることは、当日の予定が未定でも安心してチケットが買っておけるわけですしね。

GMO-PGは先日、システム開発・運営受託をした東京都税サイトで情報漏洩事件を起こしました。GMO-PGはPCI DSS完全準拠という業界トップレベルのセキュリティ体制を構築していたにもかかわらず、過去に開発に使っていたソフトウェアの脆弱性を突くサイバー攻撃により、情報を盗まれました。

現在、世界的規模で広がったランサムウェア「WannaCry」が巷を騒がせていますが、今回のランサムウェアはアメリカの国家安全保障局(NSA)から盗まれたプログラムがベースとなっているようです。NSAはアメリカの国防総省の諜報機関であり、最高レベルのセキュリティが保たれているはずの組織であるにもかかわらず、情報を盗られています。

こうした情報漏洩事件が発生してしまうことは、どれだけセキュリティレベルを高くしても、サイトを完全にサイバー攻撃から防御することは不可能ということを意味します。担当者のミスやソフトウェアのバグを"完全に"防ぐことは、どのような組織であっても不可能です。
システム委託をする利用者(企業等)としては、システム開発・受託会社において情報漏洩が起こりうることを前提にリスクコントロールがなされているかを評価する必要がある、ということです。

「情報漏洩が起こりうることを前提にしたリスクコントロール」の大前提が、情報漏洩が起きるリスクを最小限に保つ体制の整備というのは言うまでもありませんが、万が一、情報漏洩が起きてしまったときに迅速かつ適切に対処できる体制を整えているか、また情報漏洩により実害が生じた場合に損害を被った人や企業に十分な保証ができるような仕組みが存在するかが、カギとなります。

ちなみにGMO-PGは、今回のApache Struts2の脆弱性について、3月に警告がJPCERTから発せられた後、速やかに確認作業を行い情報漏洩を把握、対策を講じたうえで公表しています。今のところカード情報の悪用は確認されていないものの、今後損害が発生した場合でも保険によりカバーされており、経営へのダメージは小さいとの発表もありました。
また、セキュリティ対策のコストは取扱高に比例して増加するものではありません。決済事業の性格上、取扱高が大きいほど有利ですが、大手であるGMO-PGの決済事業の粗利は80%以上もありますから、セキュリティコストの増分は十分に吸収できるでしょう。

さて、GMO-PGのような非対面型の(インターネットを用いた)決済代行業者は数多く存在しますが現在、十分な利益が出ているのはGMO-PGを含む大手の一部だけです。E-コマースの急成長とともに非対面型決済ビジネスも急成長していますが、決済手数料の度重なる値下げにより、現在では取扱高が少ない業者が利益を出すのは困難になっている状況です。

上述したような情報漏洩対策をしっかり講じるにはそれ相応のコストがかかるので、利益が出ない会社は十分な対策も取れません。経営が悪化して有能な人材を抱えることができないような会社だと最悪、データを盗まれたことに気づくことすらできないでしょう。
セキュリティを重視すればするほど、GMO-PGのような大手の決済代行業者を使わざるを得なくなり、利益が出ない中小の業者は淘汰されていくと思われます。

今回、GMO-PGが情報漏洩を起こしたことだけをみて、GMO-PGはセキュリティ対策強化のためにコストが増えて収益を圧迫する云々、と騒いでいる人もいますが、他の業者でも事情は同じ。セキュリティ対策にかかる費用は、今後、増加していかざるをえない状況ですから、中小事業者にはますます厳しい状況になっていきます。
「小回りがきく」「きめ細やかな対応ができる」という中小事業者利用のメリットも、セキュリティ的なデメリットの大きさを考えればメリットにはなりません。決済まわりのビジネスでは特に、中小事業者は利用しづらいということです。

インターネットを用いた非対面決済市場は急拡大を続けていますが、GMO-PGは市場拡大のペース以上の成長を続け、最近は成長速度が加速しています。これは電子決済の利用者の増加以上に、GMO-PGを利用する企業等が増えていることを意味します。
GMO-PGが市場拡大以上に加速してきている一因は、上述のようなセキュリティ対応に対する企業の考え方も大きいように思います。

 

2017年3月期の決算説明会資料が公開されました。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=36298&code=4301
決算説明会資料には、各セグメントについて、営業収入の詳細が記載されています。アミューズの主力であるアーティストマネージメント事業を見ると、「イベント」が155億円(対前年▲39億円)と大きく落ち込んでいますが、「ファンクラブ・商品売上」が199億円(対前年+45億円)と大幅増。その他「出演収入・CM」「印税(新譜)」も増えたことにより、前々年度に大型コンサートツアーが重なった反動で落ち込んだ「イベント」をカバーしています。
アーティストマネージメント事業全体の収入434億円は過去最高ですが、セグメント利益を見ると57億円で対前年▲6億円です。利益の面では大型コンサートツアーが減った影響をカバーしきれていません。やはりライブ・コンサートはアミューズにとって一番の稼ぎ頭である、ということなんでしょうね。裏を返せば、大型ライブが増えれば、大きな増収が期待できるということです。

また、2017年3月期は「ファンクラブ・商品売上」収入が「イベント」収入を上回りました。これは、2011年3月期以来の出来事です。ちなみに2011年3月期は「ファンクラブ・商品売上(67億円)」>「イベント(41億円)」で、現在の数分の一の規模ですね。

下の表は、アーティストマネージメント事業のセグメント収入の推移ですが、ライブ・コンサート市場の急成長を反映して、大きく伸びていることがわかります。


アミューズの業績は所属アーティストの活動状況に影響を受けやすいことから、業績の安定化はアミューズの経営課題のひとつなんですが、こういった「ファンクラブ・商品売上」の売上増も、そうした業績安定化に資するものですね。BABYMETALのTシャツが発売直後に売り切れたり、アミューズのECサイトであるアスマートの動きが重くなったりしたこともあるから、まだ改善の余地はありそうですw。最近、少しマシになってきたしw。

次に、期初の業績予想についてです。
決算説明会資料のP9には、セグメント別の期初の業績予想が記されています。
セグメント利益を見ると、アーティストマネージメント事業で45億円(対前年▲12.2億円)、メディアビジュアル事業で1億円(同+0.4億円)、コンテンツ事業で10.3億円(同▲3.5億円)、プレイスマネージメント事業で▲0.5億円(同+9.7億円)、調整による相殺▲11.8億円で計44億円としています。
アミューズの期初業績予想がいつも超保守的であてにならないことは、以下のエントリで書きました。

□2017年3月期決算について【アミューズ】

http://ameblo.jp/2sc372/entry-12274109218.html

未発表のライブについて、かなり控えめに織り込んでいそうだと指摘しましたが、毎期、着実に収入を伸ばしてきたコンテンツ事業でさえ、売上28億円(対前年▲4億円)、収入10.3億円(同▲3.5億円)と減収減益予想としています。
ちなみに、コンテンツ事業の「音楽 他」(旧譜売上)の推移は以下の通り。
 25年3月期 22.5億円
 26年3月期 25.1億円
 27年3月期 27.0億円
 28年3月期 28.3億円
 29年3月期 34.9億円
 30年3月期 28.0億円(予想)
毎年、確実に伸びていますが、今期は減収となる予想です。こちらもかなり控えめな印象を受けます。

プレイスマネージメント事業については、収入は前年とほぼ同額、利益は9.7億円改善して▲0.5億円としています。前期の減損処理により償却負担が軽くなったことが大きく寄与していると思われますが、前期の減損は13.8億円でしたから、改善幅9.7億円の予想となると、償却負担の低減だけでの改善という見込みではなさそうです。東京ワンピースタワーのテコ入れもしっかり行っていく、ということなんでしょうね。

□2017年3月期決算について - 減損損失【アミューズ】

http://ameblo.jp/2sc372/entry-12274230436.html

 

決算発表後、株価はちょっと"暴走気味"ですねw。

株価水準については、エイベックスなどと比べればさほど割高な水準にないと、個人的には考えていますが、短期急騰しているので少しスピード調整が必要にも感じます。短期的な値動きは、気にしても仕方ないとは思いますがw。

アミューズは個人売買中心の株。毎年のように繰り返される減収減益の業績予想を見越して、空売りしておけば儲かると考えて売っていた経験の浅い個人が狙われ、踏み上げられている面もあるかもしれませんねw。

踏まれて負債が膨らみ為す術もなく、掲示板やツイッターで、虚しく売り煽りをしている人たちを見かけますが、売り煽りをしても個人が不安を覚える程度で、株価を動かす効果なんてないです。

 

最近、素人でも簡単に信用売買ができるので、アミューズも含め、自分の投資先である成長株でも空売りをしている人が増えているみたいですが、小型の成長株で空売りをする恐ろしさがわかっていない人が多いですね。

一攫千金狙いで、信用取引で結構大きな額を張っているギャンブラーも増えているみたいですが、FXや株式投資紛いのギャンブルでギャンブル依存になるのは非常に怖いです。本人は利殖だと自己正当化して現実逃避しがちだし、パチンコや競馬と違って家族や周りの人たちも気づきにくく、警告してくれませんから。

アミューズは3/14に、2017年3月期にプレイスマネージメント事業で減損損失1,382百万円を計上する見込みと発表しています。
□業績予想の修正と減損損失について【アミューズ】
http://ameblo.jp/2sc372/entry-12256417672.html

今般発表された2017年3月期の決算短信に、減損損失に関する詳しい記載があります。それによると減損の内訳は、東京ワンピースタワー(Amusequest Tokyo Tower有限責任事業組合)に関して1,232百万円と、シンガポールのライブハウス(A-Live Entertainment Pte. Ltd. )で156百万円とのこと。合計額が1,387百万円と3/14の発表と若干ずれるのは、為替の影響でしょうか。

また「将来キャッシュ・フローの見積額がマイナスとなる見込となったことから、当該事業用資産の帳簿価額の全額を減損損失として計上しております。」との記述があります。これは減損損失(特別損失)の計上により、上記2施設の簿価をほぼゼロとしたということで、今期からはこれらの減価償却は発生しなくなります。
決算短信の「今後の見通し」欄のプレイスマネージメント事業には「減価償却費の負担が少なくなり、赤字幅縮小となる計画」とあります。設備を続けるための新規投資から生じる減価償却費以外はなくなる、ということです。

東京ワンピースタワーの開業は2015年3月で開業から約2年。上記のエントリにあるように、アミューズの投資額は16.4億円と推測されます。今回の全額減損の額は12.3億円ですから、単純に考えると2年で約4億円の償却負担があったということになります。
定額法を採用していたとしてもこの減損実施は、今期以降の約2億円の増益要因にはなる、ということですね。

アミューズの2017年3月期決算が発表されました。
決算説明会資料は、5/17のアナリスト・機関投資家向け決算説明会以降にオープンになるので、取り急ぎ、決算数値と業績予想について簡単にまとめてみます。

まず、決算数値から。

(単位は百万円, %は対前年比)
営業収入 50,647 + 3.5%
営業利益  5,361 △10.4% 
経常利益  5,233 △10.6% 
当期利益  2,023 △42.9% 
※当期利益=親会社株主に帰属する当期純利益

決算数値については、先日3/14の業績予想の上方修正の数値から、営業収入が+5%、経常利益が+14%、当期利益が+23%と、さらに大きく上振れし、減収減益予想は増収減益での着地となっています。
3月に入ってからの業績予想修正だったので、決算数値は業績予想数値とほとんど変わらない可能性が高いと思っていたので、ちょっとしたサプライズでした。営業収入は過去最高、初の500億円突破ですね。

決算短信によると、サザンオールスターズや福山雅治の大型ツアー等が少なかったものの「大型パッケージ発売、新譜・旧譜印税などの音楽事業、多様なアーティストを展開した出演・CM事業、ファンクラブとアーティストグッズの機能を併せ持つ会員向けグッズ販売など、その他事業が好調に推移いたしました。」とのこと。

「ファンクラブとアーティストグッズの機能を併せ持つ会員向けグッズ販売」って???って感じですがこれはおそらく、BABYMETALのフードタオル(2016年)とBIG Tee(Tシャツ,2017年)のことですね。

BABYMETALにはファンクラブはなく、毎年販売される"メンバープロジェクト「The One」"グッズに付属するアクセスコードをHPで登録して、ファンクラブ的なものであるThe Oneに参加するかたちをとっています。しかし、「ファンクラブとアーティストグッズの機能を併せ持つ会員向けグッズ販売」って、もうちょっと気の利いた呼び名はないのかな? 他のアーティストで同様の形態のものがないとすれば、BABYMETALのフードタオルとTシャツが相当売れたってことなんでしょうね。素直に「BABYMETALグッズ販売が好調」とか書けばいいのに。他のベビメタグッズも売れてるんだろうしww。

次に、期初の業績予想です。

決算短信に掲載された、今期の期初業績予想は、以下の通り。(単位は百万円, %は対前年比)
営業収入 45,000 △18.7%
営業利益  4,400 △17.9% 
経常利益  4,570 △12.7% 
当期利益  2,900  +43.3% 
※当期利益=親会社株主に帰属する当期純利益

当期利益は減損損失の発生がないので+43.3%と大幅増。しかしながら、営業収入、経常利益のレベルで見ると、減収減益の予想です。相変わらず、アミューズの期初業績予想は超保守的ですね。
例えば主力のアーティストマネージメント事業をみると、「大型ライブの減少」「新譜リリースの減少」により減収減益となるとのこと。ちなみに、前期も期初では減収減益予想で、その理由は「イベント収入の減少」「 商品売上収入の減少」とのことでした。後述しますが、期初の業績予想では毎年、「今期はダメだから」みたいなことを言ってるから、なんだか説得力がないですねw。
以前にも書きましたが、アミューズはまだオープンになっていないライブ等について、業績予想ではかなり控えめに見積もって(あるいはまったく含めていないで)いるように感じます。

前期の期初の業績予想は営業収入441億円、経常利益39.7億円でしたが、決算は営業収入506.5億円で+15%、経常利益は52.3億円で+32%と、大幅に上振れしています。
アミューズは過去6年間、すべての期で決算が期初業績予想を上回っています。以下、過去6年間の、期初の業績予想数値と決算数値の比較した表です。

 

過去6年を平均すると営業収入は+20%、経常利益に至っては+57%、期初の業績予想から上振れしての着地となっています。

また、上記の表の下段の2つは「期初業績予想の対前期決算比」と「決算の対前期比」です。少しわかりにくいけど、前者は期初業績予想の掲載される決算短信にある決算数値との比較、後者は決算数値の前期との比較です。

今年を含めて7年分の期初業績予想の対前期決算比を見てみると、減収減益予想が5回、増収減益予想が1回、増収増益予想が1回。一方、実際の決算の対前期比を見ると、増収増益が3回、増収減益が2回、減収増益が1回。
アミューズは、期初はいつも「今年は去年より業績が悪くなりそうだ」って言っておきながら、実際の決算は好調ってパターンが多い、ということです。今期もいつものお約束のパターンじゃないのかな?

 

業績予想数値には、会社の意思がある程度、反映されます。努力目標を上乗せしていつも高めの数値を出す会社もあれば、アミューズのように、常に控えめな数値を出してくる会社もあります。

アミューズの業績は、ライブへの集客力とか、アーティストグッズがどれだけ売れるのかとか、所属するアーティストの人気に大きく左右され先が読みづらいことから、いつも超保守的。

加えて、アミューズが業績の下方修正でも出そうものなら、芸能マスコミがアミューズ所属のアーティストの不人気のせいだとして、根も葉もない記事を書きかねないことなども懸念していると推察します。ヘタに儲かってるなんて言うと、チケットの値段を釣り上げて暴利を貪っているとか、グッズが高すぎるから値下げしろとか騒ぐ連中もでてくるだろうしw。

「去年はたまたま儲かったんだけど、今年はダメみたい」って言っておくほうが無難、ということじゃないでしょうかw?

 

短期勝負で買っている人たちは、BABYMETALとか星野源の影響で、サプライズ的な大幅増益予想が出るのを期待していたのかもしれないけど、アミューズはそういう業績予想は出しませんからw。もし短期勝負の人たちが慌てて投げたり、「減収減益予想だから売りで儲ける」みたいな安直な連中が喜々として空売りしてきたりして株価が大きく下げれば、中長期スタンスの投資家には絶好の買い場となるのではないでしょうか。(希望的観測ですがww)

 

サザンオールスターズは来年メジャーデビュー40周年で、今期から来期にかけて大型のツアーとかがあるかもしれないと噂されているし、福山雅治も去年は役者中心の活動をしていたから、そろそろミュージシャンとしての活動を本格的に始めそうです。

来期はアミューズも創立40周年。今のところ、記念事業としては「フエルサ ブルータ東京公演」しか発表されていませんが、これからいろいろ他の企画も発表されてくると思われ、楽しみなところです。