アミューズは、来週の木曜日、11/14に上期の決算発表があります。
5月に発表された半期業績予想は、営業収入194億円(対前年比△18.7%)、経常利益13.2億円(対前年比△40.2%)。ちなみに1Q決算では経常利益6.99億円で対前年比△44.3%でした。
1Qの決算短信には「第1四半期の業績は概ね予定通り推移」と記載されているし、2Qにサプライズ的なニュースはなさそうだったから、上期も概ね業績予想に沿ったものとなるのでは、と考えています。
アミューズの業績はアーティストの活動状況に左右されるので、短期で業績の右肩上がりをいつも期待できるような会社ではありません。業績を右肩上がりに見せるため、アーティストのライブやアルバム発表のスケジュールを組むことはできませんので、しかたのないところ。
アミューズは以下のように毎期、上期と下期で経常利益が大きく変動することが多い会社です。
上期 下期 計
27年3月期 27億円 14億円 41億円
28年3月期 52億円 7億円 59億円
29年3月期 22億円 30億円 52億円
30年3月期 13億円 33億円 46億円(予想)
アミューズはいつも超保守的な業績予想を出しており、業績予想の修正を出すことも多いんですが、今年はどうなんでしょうね。
さて先日、エイベックス・グループ・ホールディングスが上期決算を発表しましたが、営業利益8.43億円で上期業績予想11億円を下回る低調な内容でした。業績説明資料を見るとこれは、パッケージ(音楽とアニメのCD,DVD,BD)販売とデジタル事業の不調に因るところが大きい模様ですが、これらのビジネスはアミューズはほとんど手がけていません。
アミューズとエイベックスは、音楽ビジネスと一括りにされることもありますが、ビジネスの内容は大きく異なります。以下のエントリ参照。
■アミューズとエイベックスの違い ~収益構造
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12210925386.html
■アミューズとエイベックスの違い ~ライブ、グッズ、ファンクラブ等
https://ameblo.jp/2sc372/entry-12212583712.html
アミューズの主戦場は「イベント(ライブ・コンサート関連のビジネス)」と「ファンクラブ・商品販売」ですが、エイベックスの資料を見ると、エイベックスの上半期のライブは売上高が190億円で+14億円、観客動員数が185万人で+44万人、チケット単価も8,851円で+439円と、ライブ関連ビジネスは絶好調のようです。
コンサートプロモーターズ協会のデータでは、1月~6月のライブ市場全体は前年比+15.7%と好調を維持しているので、アミューズもライブ市場の伸びが継続する状況の恩恵を享受していそうです。
ちなみにグッズ販売(マーチャンダイズ)は61億円でほぼ横ばいですが、エイベックスの場合、所有アーティスト関連以外のグッズも幅広く扱っているみたいだから、あまり単純比較はできません。アミューズはアパレル等のグッズ販売に力を入れており、ファンクラブ・商品売上収入はイベント収入に迫る勢いで伸びていますが、エイベックスのマーチャンダイズはそれほどでもありません。
しかし、9月に突然できたBABYMETALのアパレルのサイト?は、その後、どうなったんでしょうか??
そろそろ、なにか動きがあっても良さそうなものですがww。
アミューズの上期決算は業績予想どおりだったとしても、営業利益は対前年比で4割減です。アミューズ株は芸能プロという特殊な業態で、売買は個人中心。売買する個人には投資の素人同然の人たちも多い銘柄。
1Qの決算発表では「4割減」という数字を見た個人の狼狽売りが嵩み、株価は大きく下落しました。機関投資家が買い向かうようなこともないので、何かあると下げ幅が大きくなる傾向にあるし、こうした株は投資経験の浅い人には向かない株だと思いますが、芸能関係のニュースが好きな人が「自分でも投資できそう」って、いうかんじでホルダーになるケースも多いみたいw。
現在は1Q決算前の株価にほぼほぼ戻してきましたが、さて、今回の上期決算発表はどうなることやらww。
アミューズは来期で創立40周年で、サザン等の大物アーティストのライブも期待されています。BABYMETALも来期から海外で本格的に活動することが噂されているし、1Qの時と同じように急落すれば、中長期保有前提なら絶好の買い場かもしれませんね。