2021年3月期の連結業績予想について【エムスリー】 | 投資は自己責任で

投資は自己責任で

〜 中長期保有前提で成長株中心の”ゆるい投資”を行っています。
  目先の株価を予測したり占ったりすることには、興味がありません。

エムスリーは、2021年3月期の連結業績予想を開示していません。決算短信には以下のような説明があります。
-------------------------------------------------------------------------------------
2021年3月期の連結業績予想について
2021年3月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大による当社グループの国内外の事業環境への影響について、合理的に算定することが困難であることから開示しておりません。連結業績予想について合理的な算定が可能となった段階で速やかに開示いたします。
-------------------------------------------------------------------------------------
要はコロナの影響が不透明で開示できなかったということですが、「連結業績予想について合理的な算定が可能となった段階で速やかに開示いたします。」とも書かれていることを鑑みれば、決算発表までには業績予想が出てくる可能性があります。

さて、エムスリーの決算発表は、昨年は5月15日でしたが、これはコロナの影響によるものと思われます。一昨年度までは大型連休前、4月下旬に発表するのが通例でしたし、四半期決算発表が過去と同時期に戻っているので、今年は4月下旬に戻るのではないでしょうか。

ただ一般的には決算発表の1ヶ月前以降とか期末日以降は、いわゆる沈黙期間に入るため、業績に影響を及ぼす可能性がある発表を極力避けるはずです。
もしエムスリーが沈黙期間を意識して業績予想を開示するとすれば、3/29~3/31に開示する可能性が高く、ここで開示がなければ、2021年3月期の業績予想は開示されずじまい、ということかもしれません。まあ、今はコロナ禍という特殊事情があるので、どうなるかはわかりませんがw。

エムスリーのビジネスはコロナ禍がきっかけとなり、成長が加速しています。今後、コロナ禍が落ち着いてきてもエムスリーの成長が鈍化する可能性は低く、当面は高い成長率を維持しそうで今後がますます楽しみです。個人的には今期の業績よりも、決算発表時の会社説明資料での今後のビジネスについての説明に注目しています。

株価は昨年末に上がりすぎた反動もあってか、ずいぶん下がりましたが、それでも1年前は3千円代前半だったから2倍以上になっているし、現在の株価は昨年11月頃と同水準にいるわけですから、そんなにひどい状況でもありません。
株価は上がるに越したことはありませんが、2018年秋~冬の暴落(特段の業績悪化もないのに高値の半値ぐらいまで下落)とかを経験している中長期スタンスの投資家なら、そんなに気にしていない人も多いように思います。

昨年の株価急騰で個人の売買がどっと増えましたが、今回の急落で大損して撤退した短期勝負の個人も増えたように思います。ツイッターとかで「エムスリー」を検索すると、一時は株を売買している人たちの株価の分析?に関する投稿だらけでしたが、そうした投稿が最近ちょっと減ってきたように感じますw。

SNSや掲示板は、以前は情報収集に役立ったけど、今は、株価が少し上がると「始まったな」、下がると「終わったな」みたいなコメントや、やれ儲かっただの、売っといて正解だの、しょーもない投稿が増えて、すっかりダメになってしまいましたからねw。