今井科学 サマーシリーズ No.5、パーパスです。

 パーパスとはネズミイルカのことで、小型で口先が丸いのが

特徴だそうです。

 キットも口先が丸くなっていますが、何かおもちゃのようで

微妙な気持ちです。

 これはゴム動力で尾ビレを動かして泳ぐイルカのプラモデルで、

水中モーターも取付けることが可能ですが、水中モーターを

取付けるレールのパーツは用意されていません。

 水中モーター付属の吸盤で取付けろということなのでしょうか?。

 

 

 ところでサマーシリーズの他の番号は一体何なのか、興味が

あります。

 入手したのは40年以上前でしたが、その当時でも

すでに絶版らしかったですし、地方でしたので不明です。

 

 そして、ゴム製の尾ビレパーツも劣化していて、取付けたら

割れてしまいそうでした。

 というわけで、0.3mmプラ板で形を写して取付けた

ところで熟成されていました。

 パテだけで厚く盛って整形すると、プラスチックが軟化する

ためでした。

 今回はプラ板積層でパテはあまり使わずに整形してみようと

思います。

 

 

 左:オリジナルのゴム製の尾ビレパーツです。

 買った時は辛うじて片方のヒレの先はあったので、

それを元にプラ板を切抜きました。

 

 切抜いた尾ビレのプラ板に、追加で0.3mmプラ板を貼り

付けて厚みを増しながら整形していきます。

 尾ビレパーツは最大厚みが約4mmあります。

 となると、整形で削ることを見越して片側7枚の0.3mm

プラ板を貼り付けていくことになります。

 貼り付けるプラ板は表裏2枚づつ使うので、型紙を作って

同じものを作ることにします。

 外側と内側の型紙の間隔を決めて、それを元に型紙の外形を

決めます。

 間隔は付け根からヒレの先と中心から左右の端の2つについて

決めて、それをガイドにして結んで形を決めます。

 ヒレの先は間隔を空けてゆるやかに厚みを増して、付け根に

向かって間隔を詰めて芯を作るようにします。

 何度か試行錯誤して間隔を決めて、ようやく型紙ができました。

 できた型紙は切抜いてプラ板に貼り付けて、プラ板を切抜き

ます。

 できたプラ板は順次貼り付けていきます。

 一気に全部貼ると貼りずれをおこしたり軟化する恐れが

ありますので、表裏1枚貼っては板で挟んで固定を繰り返します。

 

 

 全部貼ったら段差にパテを詰めて整形します。

 

 

 これで全部のパーツが揃って組み立てができますが、

その前に塗装をおこないます。

 先にも書きましたが、リアルに塗っても形がおもちゃですし、

デカールに付いている目は完全におもちゃのそれです。

 いくらなんでもこんなぱっちりした目をしたイルカはいない

はずです。

 

 

 デカールは転写式、パーパスの文字が反転しています。

 水に濡れるのためなのでしょうか?

 剥離紙がちゃんとついていましたが使用不能です。

 

 そういう訳で、ここは無理(?)せずにおもちゃ調に仕上げます。

 ということで、体の色は上部は青、腹部は白にしました。

 尾ビレを青に塗るため、腹部パーツの後部は青に塗り分けます。

 目を塗るためのマスキングテープはデカールと同じ大きさの

楕円のテンプレートを使いました。

 

 

 塗装後、パーツを組み立てます。

 ところで、このキットは「海のトリトン」のルカーとしても

売られていたようですが、ルカーは鼻先がこんなにずんぐり

しておらず、むしろその部下(?)の3匹のイルカの方が

似ていると思います。

 というわけで、その中のフィンを作ります。

 といっても、目を半開きにしてほら貝を頭に付けるだけです。

 

 ほら貝は似たような巻貝を探して、ゴムキャップで輪ゴムを

挟んで頭に取付けます。

 

 

 目は塗装で済ませます。

 

 

 

 尾ビレが小さいようです、せっかくスクラッチビルドするなら

大きめにした方がよかったかも。

 

 パーパス改、フィン完成です。

 3匹揃えるのは無理そうです。