「これは!」

 これから引っ越しと見られる人家の前の道路にその不燃ゴミ袋は

ありました。

 昨今のゴミ袋は半透明で中がある程度判別できるようになって

いたのが幸い(?)しました。

 暗くなるのを待って自宅に引き揚げて、検分したら大当たり

でした。

 子供の時分のサンダーバード2号以来の収穫です。

 

 今回はその中の1つ、マットジャイロを再組立てします。

 これが販売されていた当時、ブルマァクとマルイから

プラモデルが発売されていて、マルイは滑車を回して綱渡りが

できるギミックがありましたが、値段が高かったのでブルマァクを

買った記憶があります。

 後年、再販品でスカイライダーVというものが出ていて、

喜んで買いました。

 MATのデカールが無かったのは残念でしたが、当時買いた

かったものが手に入って満足しました。

 しかし、V(ローマ数字の5)なのでからⅠ~Ⅳは何なのだろうと

思っていたら、そうではなくてマットアロー1号・2号はZ・Xで

売られていたことがわかり、ちょっと拍子抜けしたことが

ありました。

 残念ながらそれらはすでに絶版で、購入はできませんでした。

 

 

 当時のもので残っていた設計図です。

 これは綱渡りギミックはなかったものの、後部扉が開閉する

ギミックがありました。

 ただし、荷物室はなかったため、入れたものは出しにくかった

でした。

 飴を入れて忘れてしまい、溶けた飴でゼンマイがうまく回らなく

なって悔やんだ思い出があります。

 

 発掘品は主翼が前後逆に取り付けられており、接着も雑だった

ので、分解して作り直すことにしました。

 

 

 こんな感じ、デカール以外の赤は多分サインペンらしい。

 で、分解したのが以下の状態。

 

 

 プロペラはこの後外しましたが、接着が強固でシャフトが

1本折れました。

 設計図と照合したら、不足部品は1個、あとはゼンマイ

だけでした(共通なので手持ちのもので代用可能)。

 不足部品は、テイルブームの基部の三角形の補強材で

自作は容易です。

 設計図ではそれぞれの部品に名称が付けられていました。

 部品番号しかない現在とは隔世の感があります。

 

 リメイクにあたって、以下の加工をおこなおうと思います。

 ・子供の頃のリベンジとして、後部扉からちゃんと

  出し入れ出来るようにする。

 ・ゼンマイボックスは機体に埋め込む。

  当時の乗り物プラモデルは大抵走行ギミックを付加されて

   おり、ヤマトも醜いゼンマイボックスが艦底から突き出して

  いました。

  当時は容認されていましたが、現在ではアウトです、多分。

 

 ゼンマイボックスを機体に埋め込むと、上部スペースが大きく

削減されて、物が収容できなくなってしまいます。

 ポストイットが入れられても何も面白くありません。

 このため、主翼(?)の胴体部への取付凹みは切り欠いて、予め

ゼンマイ上部の収容スペースを確保することにします。

 これで、5mm強の高さが増えました。

 

 

 エッチングソーとドリル穴あけで切り抜いた主翼下スペース。

 付属のチューブセメダインを塗った跡が見えます。

 ちゃんとしたセメントを使われたら簡単に外すことはでき

ませんでした。

 前オーナーに感謝。

 なお、切り抜いたプラ板は改造部材として活用する予定。

 

 次は、ゼンマイボックスの削除です。

 胴体から下に突き出した四角い出っ張りと横の半円の切り欠き。

 TVで見たマットジャイロには絶対無かったシロモノです。

 このキットは、後部扉開閉のみで収容ギミックはなかったので、

ゼンマイを機体に埋め込んで機体下面の出っ張りをなくすことが

出来たはずですが、なぜこんな暴挙に踏み切ったのでしょうか?

 

 

 貴重なMATマークのデカールは無事でした。

 後で活用するので、EA-6で使ったコーティング塗料を塗って

保護しておきます。

 

 とりあえず、この人面疽の如き出っ張りはエッチングソーで

削除します。

 そして、ゼンマイ取り付け穴の付いている底を機体の底に

取り付ける訳ですが、機内収容ギミックを追加する上で、後部扉

からゼンマイ上部の収容スペースまでスロープを付ける必要が

あるため、ゼンマイは極力前に持って行って後部のスペースを

空けて、そこにスロープを付けるようにした方がよいと考えました。

 ゼンマイは操縦席との隔壁までは前にずらすことができるので、

現物合わせで位置を決めました。

 

 

 上部胴体前部が操縦席後部隔壁なので、ゼンマイは大体こんな

位置に付くことになります。

 ゼンマイボックス前部はゼンマイ端が突き出ているので、3mm

程度前が開くようにしています。

 この時点で、ゼンマイ取り付け部の後部のプラ板で取付穴の

後部は塞いでいます。

 大体1cm強は前にずらせたと思います。

 

 ゼンマイ取り付け部を接着する前に、機体底部の開口部を開けて

おきます。

 今なら上下にクリアランスがあって、加工がしやすいと考えた

ためです。

 ドリルで穴を開けて広げて削って済ませました。

 

 

 中央のエアスクープが左右非対称になっています。

 型はハンドメイドだったのでしょう。

 

 ゼンマイ取り付けの前部延長部分は、機体の底部がすぼまって

いるのでそれに合わせて台形に整形します。

 ゼンマイボックスの幅ギリギリでした。

 あぶねー。

 

 

 接着後、切り取った端材などで内側を補強し、底はパテを盛って

隙間を塞いでおきます。

 

 

 とりあえずやりたいことに手を付けることができました。

 次以降は収容品についても併せて加工を進めていくことにします。