今回の熟成品はタミヤ1/35 プテラノドンです。

 昔、記念館限定で買えたとのこと、その後、鎧武者になった

そうですが、今は何になっているのでしょうか?

 これは後に一般市販されているものを買ったものです。

 昔の駄菓子屋の30円や50円プラモデルのように袋入りの

剝き出しで売られていて、天下のタミヤもそんなことを

するんだと驚いた記憶があります。

 

 

 発掘時の状態、首は取れていました。

 ディスプレー台に取付けるための支柱が欠落しています。

 確か「く」の字に曲がった形だったと思いますが、ランナーで

代用は可能だと思います。

 胴体の腹は周囲とのフィレットが足りなかったので、パテで

盛っています。

 凹面のヤスリ掛けは大変で、紙鑢を丸めて何度もかけた

記憶があります。

 

 で、改めて見てみると、手足のバリが酷いです。

 指同士がくっついて水かきのようになっています。

 また、指先のモールドが不十分で十分に出ていない状態に

なっていて、せいぜい爪先程度で長さが足りません。

 修正ですが、まずはエッチングソーで指を切離して、指の間を

整形していきます。

 そして、指そのものを細くして、指先の長さを稼ぎます。

 細く削ると折れやすくなるので、迂闊な鑢掛けはできず、

デザインナイフで少しずつ削っていきました。

 両手両足の全部を終える頃は、週末目前です。

 

 

 左端の下側が加工前、上が加工後です。

 太さが揃っていないのは、一番短いものを小指と想定して細く

してみたためで、その分指の間が離れています。

 中央、手の加工です。

 足同様に、短い指はやや細めにしています。

 右端、手の加工後、横から見たところです。

 なんとか削って指先を出しましたがこれが限界です。

 伸ばしランナーを継ぎ足すことも考えましたが、強度上の心配が

あったので止めました。

 

 最後は残った時間で塗装の下地塗りをやりました。

 上はFSブラウン、下はカーキです。

 指は塗料で間が塞がる恐れがあるので塗っていません。

 

 

 次回は塗装をおこないます。