艦首加工の続きです。

 

 まずは艦体上下分割溝の加工から。

 艦体下部の嵩増し部分が硬化後、整形します。

 艦体上部と合わせながら外形が揃うように現物合わせを

しながらおこないます。

 そして、切り離した溝部分を左右入れ替えて、上下逆にして

接着します。

 接着位置は、艦体上部と揃うように仮組して調整します。

 そして、艦体上下を接着します。

 最後に切り離した艦体下部の艦首部分ですが、予め艦体上部

同様、エッチングソーで3分割して幅を詰めておきます。

 そして、本体に接着しますが、本体と離して溝を作るため、

前にオフセットさせます。

 オフセットしたため、本体との間に隙間ができるので、

切離した時に出た端材などで埋めます。

 同時に、艦体下部の嵩増しに合わせて、プラ板を挟んで

嵩増しさせます。

 

 

 

 画像右、接着後、溝の艦首部分の接続が角ばっていたので、

自然にカーブするように、プラ板の端材を差込んで整形します。

 

 次に艦首の整形です。

 左右の幅詰めと上下延長でかなり改善されましたが、まだ

縦より横幅の方が広いです。

 それまでの引き算の加工ではこれが限界でしたので、

これからは足し算で対応していこうと思います。

 やり方ですが、艦首を延長させてさらに横幅を絞っていく

ことにします。

 まず、プラ板を接着して艦首延長部を平坦にします。

 艦首下部は前にオフセットしているので、艦首上部にプラ板を

接着して段差を埋めます。

 そして、上下を平坦にするため、さらにプラ板を貼って

ヤスリ掛けします。

 まずは5mm角棒を接着して艦首をざっくり整形してみます。

 うーん、もうちょっと幅を詰めたほうがいいかなー?

 また5mm角棒を接着して、ざっくり整形。

 丸く削れば真四角に見えないこともない、こんなもんかなー。

 結局10mm延長でケリがつきました。

 ということで、艦首を丸く整形します。

 また下部がやや張り出しているので、そのように仕上げます。

 艦首側面にくびれが付いていますので、ヤスリで削ります。

 

 

 設定では艦首のディテールはほとんどなかったので、これ

幸いにスジボリは省略しています。

 

 これで一番厄介な艦体プロポーションの修正ができました。

 さて、次はどこをやろうか、設定資料を見て粗探しして

みましょう。