帰省のため、1日遅れになってしまいました。

 明日からはまた通常勤務ですので、製作の進行が相変わらずなのが

悲しい。

 

 気を取り直して垂直尾翼の仕上げです。

 ここは、試作機同様の3色塗り分けで、マスキングテープで済ませます。

 問題は「F-16XL」のロゴです。

 デカールなどは当然なく、筆塗りは端がきちんと出ないし、マスキング

テープの切抜きは小さすぎてだめでした。

 散々考えた挙句、デカールの切り貼りで対応することにしました。

 黒いデカールを細い短冊形に切って、これで文字を作っていきます。

 あきらめたマスキングテープの下書きをデカール貼付け場所の上に

貼付けて、デカール貼付けの位置決めガイドにします。

 そして、現物合わせでデカールを切って、貼付けながら文字を作って

いきます。

 貼付け完了後、クリアを塗って保護してから、字の端や角・はみ出し

部分を切って、足りないところは黒でリタッチして形を整えます。

 修正が終了したら、再びクリアを塗っておきます。

 

 

 一番上の「GENERAL DYNAMICS」のロゴは当然省略しています。

 最初は文字が全部入るか心配だったので、細めに切って貼りましたが、

うまくいったので、反対側はもう少し太めに切って貼ってみました。

 これも両方一遍には見えないので、最初の方はやり直していません。

 っていうか、大変でこれ以上はやりたくなかったので。

 

 次は、本体に戻って武装です。

 制作当初から改造対応で頭がいっぱいで、全く考えていませんでしたが、

改めで考えると、意外と精神的に大変でした。

 資料写真では、翼下にたくさんの爆弾を実装したものがよく見られます。

 ここまで来て、目の前に「完成」の文字が見えている状態で、こんなに

たくさんの爆弾を自作して、1週間完成が伸びるのは無理です。

 あー、LSの武器セット買っておくんだったよ、とほほ。

 とりあえず、手持ちの武器でなんとからしく仕上げる方向で検討しました。

 爆弾は、シーハリアーで使わなかったものが4つあります。

 正面に並べれば、とりあえず格好はつきそうです。

 胴体に直接半埋込みで付くAIM-7は、オオタキのF-15で使わな

かったものがあります。

 こいつは試作機仕様で作って、武装なしなので余りました。

 あとは、元々あった増槽とAIM-9でらしくなりそうです。

 これで手持ちの武装ストックはほぼ空っぽです。

 

 AIM-9は翼端パイロンに付けますが、翼を切抜く際にパイロンなしで

切抜いてしまっています。

 あの薄い翼端にどうやってパイロンを付ければいいのか?

 どうやら今の私も昔の私に負けず劣らず考えなしのようです。

 キットの翼から翼端パイロンを切取ります。

 結構いい出来で、このまま使わない手はありません。

 XLの方の翼端に糸鋸で切込みを入れてプラ板を差込み、これに合わせて

パイロンにも切込みを入れて、継合わせて接着します。

 何もせずただ継合わせるよりは、多少強度が出るはずです。

 硬化後、継合わせ部分を整形しますが、ポロリと取れないか冷や冷や

しましたが、幸いなことに大丈夫でした。

 やはり、手間は掛けて置くべきですね。

 取付位置は、前にオフセットされています。

 翼端は、翼に掛かる力の影響で上下に捩れることが多いため、翼端パイロン

には空気抵抗によってさらに上下の捩れモーメントがからることになります。

 しかも薄翼のため翼の強度は低く、捩れが起きやすいはず。

 これらを考慮すれば、パイロンはむしろ後方にオフセットすべきでは

ないかと思うのですが。

 

 爆弾は、パイロンをプラ板で切抜いて自作して取付けます。

 高速飛行のため、パイロンは短く爆弾は胴体近くに位置するようになって

います。

 ミラージュⅢの超音速増槽も通常増槽と比べてかなり胴体近くに付いて

いたので、よく用いられる手法のようです。

 

 AIM-7はF-4のように胴体に直接取付けられますが、ミサイルが

半埋め込みで付くための胴体の掘込みが難しいため、ミサイルの方を削って

伸ばしランナーを使って取付けました。

 

 

 爆弾のパイロンは、接着部分のボス加工のため長めに切って、整形

終了後に短く切ります。

 で、すべての武装を完了したのが、下の状態です。

 

 

 内翼の武装が少なくてスカスカ感が出ないか心配でしたが、爆弾は結構

大きかったので、AIM-7の横に2つ並べると内翼はいっぱいで、

前から見る限りでは十分なボリューム感が出ました。

 内翼のフラッペロン内端は、AIM-7と干渉するため切欠くのですが

AIM-7が胴体と干渉するため取付位置がずれてしまい、切欠きと

合わなくなったため、止めています。

 

 後は、降着装置と垂直尾翼の取付で完成ですが、接着硬化時間の都合で

時間切れです。

 瞬間接着剤の使用で無理やり仕上げることも可能ですが、失敗したときの

影響も大きいので、通常接着であせらず仕上げていこうと思います。

 連休途中は仕事量が増えるし、すでに1日少なくなっているので、次回の

完成が丁度いいスケジュールと思います。

 ゲストも登場させる予定ですので、次回の完成をお楽しみに。