遅れましたが、新年おめでとうございます。

 本年も宜しくお付き合いのほどお願いします。

 

 新年早々問題勃発です。

 キャビンが狭いです。

 運転席と2人の乗員を仮配置したところ、前後がかなりきついことが

わかりました。

 たしか、再販判のスケールは1/32だったはずですが。

 試しにキットのキャビンパーツを見たところ、後部座席と運転席の

間隔が1cm程度しかないようです。

 試しに1/48のパイロットを置いてみると丁度よい前後配置でした。

 そんな馬鹿な!?

 

 

 ということは、本来1/48サイズのキャビンに1/24のシートと

1/35のフィギュアを乗せようとした訳ですか。

 イマイのオプションの乗員がきちんとお座りポーズをしていたのは、

狭いキャビンになんとか乗せるための苦肉の策だったのでしょう。

 さて、どうしたものか。

 

 すでに後部座席は30ウン年前にモーターギアぎりぎりに後に

オフセットしてくっつけてしまい、これ以上はモーター走行ギミックを

削らないとできないので、エンジンスペースである前方向に

広げて何とかしてみようと思います。

 エンジンスペースは、 右側がミサイル発射ギミックになっているため、

本来中央である運転席は撤去した左側のミサイルスペースである左寄りに

配置しています。

 しかし、ここは撤去したキャビンスペースにあった電池ボックスの

スペースにする予定でした。

 ここに運転席の一部を割り込ませるために、電池サイズを本来の単3から

単4に変更して、廃品から外した電池ボックスを取り付けました。

 試しに仮配線をしてモーターを回したところ、問題はありませんでした。

 電池サイズが小さくなると、一般に内部抵抗が増加するため、電流が多く

流れると電圧が低下して動作できなくなることがあります。

 古くなったニッケル水素電池で充電してもプラレール車両が動かなく

なるのは、このためです。

 石油ストーブやガスコンロの着火用の電池に単1電池が用いられている

のは、このような理由もあります。

 

 閑話休題

 キャビン前部は、前輪のステアリング機構のぎりぎりまで延長する

ため、電池ボックス後端をそこに合わせて取り付けます。

 幸いなことに、電池ボックスの前端は、点灯予定のヘッドライトの

スペースを確保できる位置に抑えることが出来ました。

 また、運転席を前にずらすと前輪タイヤハウス後部の隙間から運転席の

一部が見えてしまうので、プラ板を付けて目張りを追加しました。

 それでも、かなりぎりぎりのスペースです。

 後部座席のスペースをなるべく広くとるために、運転席はめいっぱい

前に寄せることにしました。

 運転席の位置は、パーカーを乗せた状態でつま先がステアリング機構に

あたるぎりぎりの位置しました。

 足の取付も修正して、なるべく前が短くなるようにしています。

 ああ、またパーカーの足が短くなっていく。

 そうすると、運転席のコンソールパネルの間からパーカーの脱着が

やりにくくなるため、運転席を脱着可能にしました。

 運転席の下のベースにはポリキャップを、床にはピンを取付けました。

 乗員の乗降時は、運転手が先にドア脇に控えることがマナー(資料にも

写真掲載あり)ですが、こんな状態では先に運転手が出られません。

 さて、どのような解釈(言訳)をつけたものか。

 

 

 運転席の床には、ミサイル発射レバー用の穴が開いているので、

プラ板で塞ぎます。

 こうしてみると、キャビンスペースはギアボックスと電池収容

スペース、ミサイル発射レバーの位置で決められたようにも見えます。

 もしかしたら、販売当初のノンスケールってこうして決められたため?

 それをまともにスケールを合わせて作るのって、元々無理があった

のかもしれません。

 私がこうして色々苦労しているのって、当然のことだったのでしょうか。

 改造病の業の深さを改めて思い知った次第。

 

 電源スイッチは、キットの機構では後々接触不良を起してモーター

動作に支障をきたす恐れがあるので、小型のスライドスイッチに

変更しています。

 製品のスイッチは、動作の度に接点を磨いて接触不良を防ぐ機構(

セルフクリーニング機構)があるので、たとえ接触不良を起こしても

何度も操作すれば正常復帰できるため、なるべくそちらを使うように

しています。

 

 後輪駆動ギアボックスのフレームは後部座席に干渉するので、前部を

折り曲げています。

 それでも後輪脇のギアが座席の裏にぶつかるため、座席の裏をぎりぎり

まで削っています。

 ドアの内張も後輪に干渉するため、その部分は切断していいて、

タイヤは内張と車体外板の間に収まります。

 オプションで売られていたタイヤは厚みがあって使えません。

 とにかく出来る限りやりましたが、レディペネロープは後部座席の

中央に座れても、足の先が運転席にあたるため、運転席を避けて斜め

右に出さなければなりませんでした。

  設定どおり運転席を中央にしなかったのは幸いでした。

 

 年始は年末からの掃除片付けと息子の帰省、娘夫婦の挨拶、外出など

イベント満載で、製作のペースは通常以下になってしまいました。

 まあ、色々どうするかあれこれ考えていたのも一因ですが。

 次回からは少しペースを上げていきたいと思います。