前回の続きの胴体加工をおこないました。
まずはノズル付近の修正です。
前回製作時もそうでしたが、成形不良で左右で形状が違います。
プラ板の端材を貼り足して削って修正しますが、小さくて接着
面積も狭いため、ヤスリがけで取れてしまい、何度かやり直して
います。
大きく切り欠いて接着面積を取ればいいのですが、修正も大きく
なるので考えものです。
結局目の細かいヤスリでちまちまと削って事なきを得ました。
そして、今回の目玉の主脚収容部扉です。
最近のキットは出来が良くてここもきちんと再現していますが、
以前のキットは閉状態で、このキットも例に漏れずピッタリ閉じた
状態で整形されています。
資料によると、主脚扉は4インチ(約10cm)開いた状態に
なっています。
ハセガワ1/72では1mm開ける指定ですが、計算上では
1.4mmですので、もう少し開いた方がいいようです。
アカデミーやレベル(作例資料のみ)では少し開きすぎのようで、
扉の内側と胴体の隙間が広すぎでした。
修正ですが、主脚収容部を全部作るのは大変だし、1/100では
大半が隠れて見えなくなるので、らしく作って済ませることにしました。
因みに前作では、収容部扉後端を削って奥行き感を出して、あとは
プラ板を貼って整形して、らしく見せています。
しかし、扉の隙間から内部が垣間見えるところまでは出来ていないので、
今回はそこのところまではきちんと作ることにしました。
まずは、扉内部の空間の表現ですが、扉隙間から見える部分の中央付近と
後部分を削り込んで、空洞を作っておきます。
1/100では扉は1mmしか開かないので、隙間はせいぜい0.5mm
なので、削り込む部分は2~3mm程度で十分と考えました。
脚取り付け部分はそのままです。
主脚はタイヤ基部を曲げて胴体に沿わせるようにして収容するため、収容
部分の凹みはかなり狭く作られており、キットのままでもさほど違いはなく、
わざわざ広げる必要はないと判断しました。
削る前にスタンド取り付け用の穴は塞いでおきます。
次に、扉を作ります。
前側は胴体に貼り付けますが、後は扉として削り込んだ部分に接着するので、
切り込みを入れて、それぞれのカーブに合わせて曲げておきます。
胴体側の空洞部分をダークグレーに、扉内側をシルバーに塗装してから扉を
接着します。
本来、脚収容部分はシルバーですが、内部の奥行き感と手抜きの誤魔化しの
ために敢えてダークグレーで塗っています。
扉の隙間から内部の空洞がらしく見えて、一応うまくいったようです。
見たか、昔の私、一応進化はしているぞ。
接着が乾いたら、扉前側を削って胴体とつながるようにパテを盛って
成形して、扉の形状に仕上げます。
とりあえず左右の扉はできました。
手曲げだったので、私の腕では左右の形状をきっちり揃えるのはこれで
限界です。
まあ、このように正面以外から見る分には問題はないでしょう。
さて、次はどこを加工しようか、とにかく加工内容がてんこ盛りです。