今回は胴体の左右の接着をおこないました。

 事前に前脚収容部とアレスティングフック操作部の加工を

おこないます。

 

 前作よりも作り込むことを目標としていますので、まずは状況

確認です。

 

 

 前脚収容部は素組です。

 前脚扉は左右一体なので、扉の間が胴体とツライチになってしまい

収容部が塞がれています。

 飛行状態の前脚扉を接着するために、当然胴体側もキットでは

塞がれています。

 アレスティングフック基部は、キットでは開口されてがらんどう

だったので、穴を塞いで胴体とツライチにしています。

 今作では、ここをきちんと作り込むことにします。

 

 まずは前脚収容部です。

 胴体左右パーツの前脚収容部を切り取ります。

 後端は前脚取り付けの穴がありますので、穴の周りは残しますが、

左右は収容部なので、なるべく彫り込みます。

 次に、前脚収容部の左右の壁をランナーを加工して接着します。

 壁の高さは、収容部の底のプラ板を接着したときに、座席の下(

コクピット床面)になるように、現物合わせで決めました。

 また、前脚取り付け穴はすこしオーバーサイズなので、穴の内側に

ランナーから切り出したブロックを接着します。

 そして、このブロックに前足柱と丁度の径の穴を開けることで

ぐらつきを防止します。

 ブロックは、削り込んだ前足取付穴周囲の補強と穴開け時の脱落

防止を兼ねて、前脚収容部の側面の壁にも接着しています。

 最後に、前脚扉の接着位置決めガイド用のプラ板を接着します。

 内部ディテールをらしく見せるために、小さく切って左右各2箇所に

接着しました。

 前脚扉は収容部同様に、前脚取り付け穴周囲を残して底を切り取り

ます。

 

 

 前足扉は、穴周囲の削り残しが胴体より広いですが、接着前の

状態これ以上削ると強度が不安なので、この状態で接着して

扉が胴体に十分に接着されてからさらに削りました。

 

 アレスティングフック操作部はアクチュエータなどを

アレスティングフックに接着するため、特に作り込みはしませんが、

操作部が収容されるための凹みを設けておくため、胴体面より

一段下がった位置にプラ板をあてて塞ぎます。

 アクチュエータ位置は後方にあるため、後方の凹みをほんの少し

多めにしています。

 

 

 これで胴体内部の加工は終了ですので、胴体左右と主翼の接着を

おこないます。

 コクピット部は切り離してありますので別に作り込んでから接着

すれば大丈夫です。

 通常はコクピットまで全部作り込んでから接着しますが、

コクピットの作り込みは手間と時間がかかるので、胴体左右の接着が

かなり後に延びてしまい、精神的な負担がかかります。

 機首の切り離しは、胴体接着加工とコクピット作り込みを並行して

進められるので、相応のメリットが見込めると思いました。

 

 胴体接着後、前脚収容部の底板を接着します。

 左右の壁に段差ができても、この段階でヤスリがけ出来るので楽です。

 前脚扉も前面から接着剤を流し込めて補強が可能なので助かります。

 

 

 一応アレスティングフック操作部も載せておきます。

 

 

 主翼部とのラインが不自然だったのでヤスリ掛け整形したら

前の凹み部分が浅くなってしまいました。

 完全に凹みがなくならなかったのでギリギリセーフということで。

 2作目でもなかなかうまくいかないこともあるもんだ。

 

 気を取り直して進めることにしましょう。