今回は艦首の加工をおこないました。

 船体の塗装は並行して進めています。

 

 まず、側面のスリットの追加です。

 丁度上下パーツの合わせ目になっているせいか、モールドが

ありませんでした。

 余計なパネルラインを設けるよりも、きちんとあるものを

再現してほしいものです。

 細かいので直接彫りこむのは難しいため、予め別パーツで

作って貼り付けるやり方にしました。

 

 0.3mmプラ板にドリルで穴を開けて、穴をつないで

スリットを作ります。

 約2×3mmサイズに0.5mm幅の3本のスリットを

開けるのは結構難しく、何度か失敗しました。

 予めカッターでスジを入れてそれをガイドにピンバイスで

穴を開けますが、力加減でずれてしまうことがあります。

 きちんとしたデスクドリルがあればいいのですが。

 

 艦首の取り付け部分をプラ板の厚さ分削って、それに合わせて

スリットを開けたプラ板を切り抜いて接着してパテを盛ります。

 硬化後、外壁に合わせてプラ板を削って整形しました。

 

 

 左右同時に進めている関係で、左右の艦首を写しています。

 

 次はバリアー発生器です。

 正面の緑色の窓のようなものは、バリアーの発生装置で、

それぞれが前にせり出して、上下方向にバリアーを発生させる

設定になっています。

 キットでは生憎上下パーツの合わせ目になっていて、歯を

むき出しにした口のようになっていて、不気味です(上の画像

参照)。

 艦首ならば口があってもいいじゃないかと言われている

みたいですがこれはいただけません。

 

 この一段凹んだ箇所をパテで継ぎ目を塞いで整形するのは、私の

腕ではかなり手間がかかる割には綺麗にできないので、プラ板を

切って貼り付けることにしました。

 まずは、バリアー発生器の左右に穴の開いたパネルがあるので、

これも0.3mmプラ板に穴を開けてから切り抜いて貼り付けます。

 

 

 うーん、正面から見るとやはり歯並び良い口にしか見えませんね。

 

 さて、残った部分がバリアー発生器が付く訳ですが、艦首の幅が

狭いか開口部の上下幅が長すぎるかで、元々の幅で作るとプレートが

かなり縦長になってしまうことがわかりました。

 バリアー発生器のプレートはやや横長かせいぜい正方形ですので、

イメージがかなり変わって見えてしまいます。

 仕方がないので、プレートの枚数を減らして貼ることにしました。

 プレートも僅か横長に見える程度にして、枚数とプレート同士の

間隔を確保するようにしています。

 プレートの貼り付けは、中心と端を貼ってから、残りのプレートの

間隔がほぼ同じになるように貼り進めました。

 縦と横が揃うようにしたのですが、元々のモールドの凸凹の

影響で、前面が微妙にずれています。

 接着前にヤスリをかけておくべきでした。

 

 

 結局、プレートは元の半分程度の数になってしまいました。

 開口部を左右に延長して側面の穴あきプレートを貼り付けた

としても、あと2枚程度しか追加できません。

 すでに上下パーツを接着してしまった後では、ここら辺りが

限界のようです。

 

 とりあえず艦首はこれで終わりにして次に進もうと思います。