トレヴィの泉にはどの国のコインを投げ入れてもいいらしい。 | ひとりごと

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The game, Mrs Hudson, is on!

「明日の朝はモーニングコールが6時。
朝食が7時から。
トランクはポーターさんが取りに来ますので、7時45分に廊下に出してください。
ロビーに8時集合でお願いします。」


毎日添乗員さんからこんな指示があったのに、
もうないんだなあ。





イタリアはいい国でした。

世界一世界遺産が多く、海外旅行者数も世界一という。

フルのツアーに参加したのは初めてでした。
今まではホテル+航空券のツアーで海外に行くことがほとんどでした。
私たちは10人のツアーで、私たち以外は割とご年配の方ばかり。



ヴェネチアでは売り物の仮面(カーニバル用)を被って写真撮影して店員さんに注意されたり、
自由時間に船で遠出したりしました。

あらゆる細い路地、水路、橋が絵になる水の都ヴェネチア。
イタリア人が一度は行ってみたいという、憧れの街。
イタリア人に新婚旅行の行き先として人気らしいです。(イタリア人は新婚旅行で国内に行くのが普通だそう)

観光地では必ず銃をもった兵士さんたちが警備をしていて
兵士さんの写真を撮ると撃たれるらしいのでご注意を(笑)



ミラノは街行く人がみんなスリムで(本当に太めの方がいない)、お洒落。
基本ファッションは黒、グレーなどのシックな感じで、
女性はパンツがほとんど、男性はジャケットが多め。
さすがファッションの街。



フィレンツェは街並みがレンガ色とベージュに彩られている美しい芸術の都。
偉大なるメディチ家とルネッサンスの街。
そして赤ワイン「キャンティ」の街。
(イタリアはさすがワインの本場で、どんなレストランで飲んでもだいたい安くて美味しかった)


ウフィッツィ美術館(発音が面白くてフィレンツェ滞在中ハマってた言葉 笑)では、
ボッティチェリのヴィーナス(本物)の絵の前で女神と並んで「美の競演」(写真撮影)ができるのでおすすめです(笑)

ボッティチェリの「春」もあるよ。

これらは1400年代に描かれた絵画ですよ。本物ですよ。美術の教科書に載ってるやつですよ?(笑)


ミラノでは「最後の晩餐」も見たし(30人ずつしか入れない)、
イタリアすっごいね。歩けば世界遺産に当たる。というか、世界遺産の中を歩ける(笑)



ローマはさすが大都市。
ふるーーーいものだらけで圧倒されます。

特にバチカンは素晴らしかった。
世界一大きなカトリックの教会、サンピエトロ大聖堂の中には、
真剣に祈りを捧げる人たちがいて、讃美歌みたいなのを歌う集団もいて、シスターがいっぱいいて、
そんな荘厳な雰囲気に浸っていたら、出口に、イタリア語や英語やその他の言語の一番下に日本語で「出口」と書いてあって、
サンピエトロ大聖堂に日本語が全然似合わなくて笑いました。
日本人観光客多いのね。笑


なんと2016年は11月20日までカトリックの「特別聖年」で、25年に一度しか開かない門が開いていて、
そこを通ってサンピエトロ大聖堂に入ることができました。


大大大人気のローマ法王フランシスコさんは、
毎週水曜日に執務室の窓から姿を現して
サンピエトロ広場(30万人入る)に集まった民衆に時事を交えながらお話をするそうですよ。

新しくローマ法王を選ぶときは大聖堂の隣のシスティーナ礼拝堂でコンクラーベ(会議みたいなもの)をするんですが、
投票して新しい法王が決まらなければ黒い煙を、
決まれば白い煙を、煙突から出してサンピエトロ広場に集まった民衆に知らせるそうです。
(バチカンから帰って丁度テレビで映画「天使と悪魔」を放送してたから見たけど、めちゃめちゃ面白かった)

システィーナ礼拝堂の天井にはミケランジェロの最後の審判が描かれていますが、
大塚国際美術館のレプリカのほうが礼拝堂が広く、天井も高いように感じました。

礼拝堂のベンチに腰かけて、
はるか昔ミケランジェロがこれを描いたときを想像しながら、上を見上げているというだけの贅沢な時間。
堪能しました。


旅の最後にローマで食べたカルボナーラと海鮮リゾットが最高に美味しくて忘れられない。
そのお店にもう一度行きたい。


イタリア滞在中(5日間)に食べたもの
ピザ  1回
カルボナーラ 1回
ボンゴレビアンコ 1回
イカスミパスタ  1回
ミラノ風リゾット 1回
海鮮リゾット 1回
イタリアンジェラート 2回
ミラノ風カツレツ 1回
ビステッカ(ステーキ) 2回
海鮮のフリット  1回



ピザは軽食で、おやつみたいなものらしい。だから晩ごはんには食べないんですって。意外。


イタリアは見所が多くて、ツアーで効率よく回れたので時間をうまく使えて良かったと思いました。
個人で手配するとなると、美術館の予約や移動が大変かも。





トルコから帰ったとき日本の景色を見て「ジャーミー(イスラム寺院)がない!」と思ったのと同じように、
イタリアから帰ってきたときも「クーポラ(教会の丸い屋根の部分)がない!」と思いました。

余談ですが、ハマったイタリア語は「ドゥオモ」「ウフィッツイ」「サンジョルジョマッジョーレ島」(笑)


あー楽しかった。。

余裕のある人は日程を10日で組んでぜひナポリまでどうぞー。
「ナポリを見て死ね」の評判通りらしいですよ。青の洞窟とか。

私は次にイタリアに行くとしたらぜひ!地理の資料集か何かで見たアルベロベッロに行きたいな(^^)



最高のお天気に恵まれたヴェネチア↓