父の具合が急変したのは今年6月
その前に、毎年の恒例行事である「NHK全国俳句コンクール」に投稿していたんです
俳人としての父の、最大のイベントでもある、このコンクール
2年前には、特選「松手入れ 夕月あげて 帰りけり」になり、渋谷のNHKホールのご招待を受けました
で、今年は…
通知が届いていました
結果、5句も入選していました…
たぶん たぶん茨城県では最多でしょう…
よく頑張ったねぇ
5句も入選していたんだから…お祝いだね
「鉄床に 清めの塩や 火床祭」
「父ほどの 酒豪に成れず 心太」
「象舎より 鼻の現る 春うらら」
「饒舌も 長生きのこつ 日向ぼこ」
「土手の草褥に 河鹿聴きゑたり」
私は、素人ながら この最後の句は、自由律の俳句で、種田山頭火の句をほうふつとさせるものですな…
そんな感じがしました
父にそのことを話すと…やはりこれが一番気に入っていた句だとの事…
やっぱりねぇ…
よかったねぇ…そして、また俳句が読めるようになるといいねぇ…