「お前がいてくれて、本当に助かるわ…ありがとう」
病院からの帰り道、車に向かう道の途中、父はそう言いました…
思うように動けない体…小さな杖で、何とか自分を支えながら歩む父
そこには、87年の重い人生を振り返ることなく、現実を受け止めなければならない姿がありました
立ち上がる時に、若干の介助をしてあげる以外、私は、手を貸しません
敢えて、鬼になり、自分で歩けるうちは、歩いてもらおうと考えています。
「よいっしょ」といって、立つことを促す以外、してあげないのです…
それは、この愉快護の最終目的である、早く自宅に帰ってこられるようになること…
その目的を達成するため。
とはいっても、その本当の目的は、本人に『寝たきりが楽だ』という思いを断ち切ってもらうためでもあるのです。
2回にわたる緊急入院以来、寝たきり生活に慣れてしまった父
それが、退院して介護施設に入所してからも、続いています
このままいたら、寝たきり生活になってしまうかも…
その懸念は、時とともに現実の姿になってきています
いつかはそうなるのでしょう…
それを否定することなく、それを出来るだけ先に延ばしたい!
そのためにできること
わたしは、介護士さんにお願いをしてきました
「お時間のある時だけで結構なので、最初は車いすで結構ですから、外に連れ出してあげてください」と
外に連れ出し、外の空気に触れて、生涯愛し続けた俳句を詠む一助になれば…
元気なころ、亡き母と共に、旅に出かけ、「吟行」を続けていた父
そんな姿をもう一度、思い出してほしい
そう思い、お願いさせて頂きました。
もう、実行していただいているのでしょうか?
もしそうならば、そろそろ、遅い刈り取りが始まった米の収穫を見ながら
良い俳句が出来ていることでしょう…
今週、ショートステイから帰ってくるときには、それを披露してもらいましょうか