ありがとうございます、pomです
















更に続きです。
面談は無事終わったものの、不意打ちのいい雰囲気に、自分でも気づかなかった種類の想いが溢れそうになり、無口になる私pom。
しあわせ感…この時がずっと続けばいいのに……
と同時に、居た堪れない気持ち……早く終わって欲しい気もする

ひと通り写真を見終わって、しあわせな時間は終わり、階段の所まで一緒に歩く。
pom「ありがとうございました」
U先生「ありがとうございました」
「今後ともよろしく
お願いします」
……それは面談の最後の挨拶の常套句。
なのに何故か違和感を感じる。
妙に大げさというか…
あと3ヶ月程で卒業なのに「今後とも」って

私の中で「今後とも」とは、もっと長い間の時に使う言葉のイメージを持っていたからかもしれない!そう思っていました。
pom「こちらこそ
よろしくお願いします」
何となく、しっかりU先生の目を見てハッキリ伝えた。
自分で言っておいて何だけど、やっぱり違和感というか「あれ?」と思った。
U先生は何故か、ハッとしていた…やはり何かを感じ取った様子に見えた。
……今思えばはっきりと分かる。
面談の最後の常套句だと思っていた挨拶は、
この先に私達の間で起こる事に対する無意識の確認みたいなものだったと。
pom「失礼します…」
違和感を感じながらも、振り向いて階段を降り始める。
階段の目の前は、一部外が見えるガラスになっている。外が真っ暗で、後ろに居るU先生の足だけが映っている……
動かずにその場に残っている…私がそれを確認した瞬間、U先生は我に返った感じで教室へ戻って行きました。















帰り道で思い返す。
おかしい
U先生の手を取りたくなるなんて、私はどうしてしまったんだろう?

子供の先生に……14歳も年下の人に……
そもそも私、既婚者なのに………
あの廊下のいい雰囲気にすっかりやられてしまったんだろうか?
本当に単純だな、私

まだ胸を中心に上半身がフルフルしている…ホワホワ暖かい。と同時に悲しい気持ちもそこにある事に気付いた。
ココロ?
今まで生きてきて、ココロの在処なんて気にしてなかった。ハッキリ分かったのはU先生に逢ってからだ……。
気付いてしまった……
人としていい関係でいられれば…それは嘘ではないんだけど……
こんな事考えるのはおかしいと、重々承知しているけど、許されるなら
ずっと一緒に居たい
そう感じている自分に、ハッとした……。