「あの階段」とは
昨日、お話した通り
*昨日の記事*
「自分の舞台」で
理想の状態にある未来へと
向かう“やり方”のことです。
これは、
「○○だから出来ない…」という
出来ない理由に縛られた
「現状」のまま発想しても
まず、浮かびません。
その縛られたワクを
外してしまい、
何も制限を掛けずに
「妄想」することが大切だと
思います。
私が、まだ前職で
食品会社を経営していた
頃のお話です。
当時、ホテル・旅館向けに
食材を製造し納めていました。
お客さんは、
ホテルの総料理長です。
ある時、相談を受けました。
季節に左右されない
ここの目玉となるような
美味しいものは出来ないか?
コストと余計な手間をかけないで…
難問でした。
そのホテルは関西でも、
超有名な老舗です。
時間を取ってもらって
総料理長と、じっくり話しました。
ふと気付くとコーチングを
している自分がいます。
出てきた要素は、
このホテルにしか出来ない」
「この地域の特産で」
「高級感のあるもの」
強みは
「総料理長の腕」 です。
そして、総料理長と「妄想」を始めました。
その商品が出来て
ホテルの会長に褒められ
マスコミからも取材を受ける姿
男二人が、
ニヤニヤしながら楽しそうに語る姿は
周りの若い料理人からすると
異様な光景だったかも知れません(笑)
ふと、思い浮かぶものがありました。
「あれっ?ここには総料理長の
“フルネーム”を付けた
料理もお土産も無いですね」
ならば、
「総料理長の“フルネーム”を
前面に出したお土産を作り、
料理にも積極的に使いましょう」
彼の顔が「パッ」と光を放った
ように見えました。
「階段」が現れた瞬間です。
彼は、満面の笑みで
「そうか、ワシが“商品”
になればええんやな!」
今まで、どこか遠慮が
あったようです。
こんなに歴史あるホテルの
料理やお土産に
自分の“フルネーム”なんて
しかし、
お客さんは総料理長の
「腕」を食べに来ていたのです。
すぐに、商品開発が始まりました。
老舗の有名ホテルですから
特産のブランド牛を大量に使います。
お客さんに、
お肉を提供する際には
綺麗に肉を整えますが、
整える過程で、
切れ端の肉が生まれます。
切れ端と言えど
美味しいブランド牛。
今までは、それを時雨煮にしたりして
料理の中に、ただ出していたのです。
私は、当時、野菜の端材を使い
「食べる味噌」を作っていて、
たまたま、その日持って来ていました。
顔を見合わせ、
ほぼ、二人同時に
「これやっ!」と大きな声で叫んでしまいます。
騒がしい調理場が一瞬、
シーンと静まり返り
皆の視線が集まります。
「ワシの名前を付けた
○○牛肉味噌を作ろう!」
若い料理人が「すげぇ~、おやっさん」
と叫び、調理場は一体感に包まれました。
それから一ヶ月、
皆で開発に没頭し
商品が出来上がりました。
肉味噌のパッケージには
ホテルの名前より大きく
総料理長のフルネームが。
そして、
料理には必ず、「肉味噌」が
総料理長の想いを書いた「しおり」
と共に提供されることとなります。
お土産は、
月に軽く1,000個以上売れる
人気商品となり、
お歳暮や、お取り寄せにも
使われるようになりました。
総料理長は、
肉味噌をベースに
新たな料理を考えていて
常連さんは、
それも密かな楽しみ
になっているようです。
階段が現れる過程には
今までの“しがらみ”を
“ぶっちぎる”エネルギー
が必要です。
その源は「ワクワク」の状態。
そう、セラピストさんも
お客さんに勧めている
あの状態なのです。
ぜひ、
ご自身をあの状態において
「妄想」してみて下さい。
きっと、何かが現れると思います。
明日は、
一瞬でステージが変わる「○○の効果」
について書いてみます。