昨日、新潟競馬場でGⅠ馬5頭が出走
するという超豪華メンバー行われました
夏の新潟競馬のフィナーレを飾る第62回
新潟記念は激しく降り出した雨の中
2番人気のゾロアストロが最後の直線で
内をついて鋭く伸びて、外から追い込んで
来たロデオドライブとダノンシーマを
おさえて優勝を飾り、きさらぎ賞に続いて
重賞2勝目を挙げました。
2着には頭差で3番人気のロデオドライブ
が入り、1番人気に推されたダノンシーマ
は僅差の3着に敗れました。
夏競馬が終了し、今週からは、いよいよ
舞台を中央に移して秋競馬がスタートし
今週は中山競馬場で第71回京成杯
オータムハンデキャップが行われます。
京成杯オータムハンデキャップは1956年
に創設された4歳(現3歳)以上の競走馬
による重賞競走で、競走名は創設当初は
オータムハンデキャップでしたが1959年
より京王杯オータムハンデキャップに
改称され、更に1998年からは京成杯
オータムハンデキャップに改称されて
現在に至っています。
昭和期においては、関東での古馬戦線の
秋初戦の重賞レースというイメージが
強かったのですが、1998年からは
名称が変わり、距離も1984年からは
1600mに変わったことで、現在では
マイル戦線に向けた秋初戦のレース
という位置づけになっています。
思い出のレースは、初めて1分33秒の
壁を破ってヨシノエデンがレコードタイムで
優勝を飾った旧名称だった昭和59年
第29回京王杯オータムハンデキャップ
です。
ヨシノエデンの父はマイラー系種牡馬
クロケットで代表産駒にはラックーウエスト
タマモコトブキなどの重賞勝ち馬や
大井競馬で東京大賞典や東京盃などに
優勝したトドロキヒリュウなどがいます。
ヨシノエデンはクラシックへの出走は
ありませんでしたが、同期には三冠馬
ミスターシービー、初のジャパンカップ
優勝馬カツラギエース、有馬記念を制した
リードホーユー、宝塚記念馬スズカコバン
マイル王ニホンピロウイナーやメジロ
モンスニー、シンブラウン、マンノタロ
ドウカンヤシマ、ダイゼンキングなどの
重賞勝ち馬がいます。
ヨシノエデンは旧馬齢3歳夏の新潟で
デビューし、新馬戦は4着に敗れたものの
3戦目の未勝利戦で初勝利を挙げました。
続く条件特別ではプロメイドの2着に
入るなど、今後の活躍が期待されましたが
その後、低迷が続き結局3歳戦では
7戦して1勝に終わりました。
年が明け4歳になったヨシノエデンでしたが
条件戦や条件特別で6着、5着と敗れ
その後脚部不安を発症したため、
クラシックに出走することなく、長期休養に
入りました。
1年1ヶ月の休養を経て、古馬になった
ヨシノエデンは条件戦で復帰したものの
11着、12着と惨敗。
しかし、休養明け3戦目で2着に入り
復調の兆しを見せました。
その後、新潟に遠征すると水があったのか
条件戦や条件特別に勝って3連勝を飾り
オープン特別でも2着に好走し、続く条件
特別ではレーコドタイムで快勝して
5勝目を挙げ、オープン入りを果たし
ました。
その後、東京に戻ったヨシノエデンは
ちょうどこの年から距離が1600mに
変わった旧名称京王杯オータムハンデ
キャップに挑みました。
このレースには、春のクラシックにも
出走したダスゲニー、ダイナシュガーの
重賞勝ち馬や条件特別を連勝し、波に
乗るスーパースワロー、ラジオ短波賞で
2着に入ったルーミナスレイサーなどが
出走。
1番人気はスーパースワローで
ヨシノエデンは10頭中の7番人気という
低評価での出走となりました。
レースは好スタートを切ったダンシング
ファイタがハナを奪って逃げ、2番手に
スイートソフィア、3番手にヨシノエデンが
続き、人気のスーパースワローは4番手
ダイナシュガーは中団から、ダスゲニーは
最後方からという展開で進みました。
第3コーナーでヨシノエデンが2番手に
上がり、第4コーナーではダイナシュガーが
内をついて一気に先頭との差を詰めて
直線の勝負へ。
逃げ込みを図るダンシングファイタを
直線半ばでヨシノエデンが交わして先頭に
立つと、内と外から追い込んで来たダイナ
シュガーとダスゲニーをおさえ、日本の
競馬史上初となる1分33秒の壁を破って
レコードタイムで優勝を飾り、念願の重賞
初制覇を果たしました。
しかし、この勝利がヨシノエデンにとっての
最後の勝利になってしまいました。
秋競馬での活躍が期待されたヨシノ
エデンでしたが、元々脚に不安を
抱えていたヨシノエデンは、再び脚部
不安を発症して休養を余儀なくされて
しまいました。
年が明けて6歳になったヨシノエデンは
4ヶ月ぶりにオープン特別で復帰しましたが
5着に終わり、続く休養明け2戦目で
期待された東京新聞杯でも15頭中の
11着に敗れ、再び脚部不安を発症して
休養に入りました。
しかし、スタッフによる懸命の治療の
甲斐なく、二度と競馬場に姿を見せる
ことはありませんでした。
1986年9月17日付けで引退し、
引退後は1987年からクロケットの
後継として北海道の三石町で種牡馬に
なりました。
少ない産駒の中から、中央や地方競馬で
準オープン馬などを輩出しましたが、
重賞レースに勝つ馬を輩出することは
できませんでした。
記録によりますと
1999年10月1日付けで用途変更となり
種牡馬を引退していますが、その後
ヨシノエデンがどのような運命を辿ったか
については、残念ですが不明です。
今週は、中山競馬場で秋競馬の重賞初戦
第71回京成杯オータムハンデキャップが
行われます。
レザベーション、ヴァルキリーバース
ファンダム、ディールメーカーに
注目しています。
さあ、いよいよ秋競馬が始まります。
今週も全人馬の無事を祈りながら
レースを観ます。

