昨日、新潟競馬場で行われました第46回
新潟2歳ステークスは1番人気のレッチュ
ベルクがゴール前で抜け出し、デビュー
2連勝で重賞初勝利となりました。
2着には2番人気のトウシンマジック、
3着には5番人気のトップチェッカーが
入りました。
また2010年宝塚記念やセントライト記念に
勝ち、凱旋門賞でも2着に入るなど大健闘
したナカヤマフェスタが8月23日に功労馬
として余生を過ごしていたうらかわ優駿
ビレッジAERUで20年の生涯を終えた
との訃報が届きました。
私たちはあなたの凱旋門賞での激走を
決して忘れることはありません。
どうか天国でゆっくり休んで下さい。
お疲れさまでした。
夏競馬もいよいよ最終週となり、今週は
新潟競馬場で夏の新潟のフィナーレを
飾る新潟記念が行われます。
新潟記念は1965年に4歳(現3歳)以上の
競走馬によるハンデキャップの重賞競走
として創設され、新潟競馬場で行われる
重賞競走では最も歴史が古いレースであり
現在は秋の中長距離戦線へ向けた
前哨戦としても位置付けられています。
思い出のレースは、大好きな新潟で花を
咲かせたダイナマインが優勝を飾った
昭和59年第20回新潟記念です。
ダイナマインの父は、日本競馬に
多大な影響をもたらし、発展に貢献した
名種牡馬ノーザンテーストで、代表
産駒にはダービー馬ダイナガリバー、
有馬記念・天皇賞を制したアンバー
シャダイ、天皇賞馬ギャロップダイナ、
オークス馬ダイナカール・アドラーブル、
桜花賞を制したシャダイソフィア・ダイナ
アクトレスやダイナレター、マチカネ
タンホイザ、ダイナフェアリー、レジェンド
テイオー、アスワン、スルーオダイナなど、
挙げれば切りがないほどの重賞勝ち馬が
います。
また妹には新潟3歳ステークスや七夕賞に
優勝したダイナシュートがいます。
ダイナマインは牝馬クラシックへの出走は
ありませんでしたが、同期には桜花賞馬
シャダイソフィア、牝馬優駿オークスを
制したダイナカール、エリザベス女王杯を
制したロンググレイスやグローバルダイナ
メジロハイネ、ダスゲニー、プロメイド
スイートベレストなどの重賞勝ち馬が
います。
ダイナマインはデビューが遅くなってしまい
旧馬齢4歳春のダート未勝利戦で
デビューし、初戦は4着に敗れたものの、
2戦目で初勝利を挙げました。
その後、条件戦で3連敗を喫した後
新潟に遠征し、条件戦や条件特別戦に
勝って3連勝し、一気にオープン入りを
果しました。
その後、東京に戻って重賞レースに
挑むも成績は振るいませんでした。
年が明けて古馬になったダイナマインは
4ヶ月の休養後、京王杯スプリングカップに
挑みましたが、13着に惨敗。
次に新潟に遠征して新潟大賞典に参戦
すると、4着に入る好走を見せ、その後
福島で2戦した後、再び新潟に遠征し、
条件特別を勝って5勝目を挙げ、関屋
記念でハヤテミグの4着に入ると、続いて
新潟記念に挑みました。
関屋記念を勝ち、人気を集めるだろと
思われたハヤテミグが出走を取り消す
という波乱を思わせる中、このレースには
七夕賞を勝ったスピーデイタイガーや
関屋記念3着のアイノレディー、2連勝中で
後の重賞レースの常連となるシンボリ
カール、皐月賞3着のオンワードカメルン
などが出走。
1番人気は好調のアイノレディーが推され
ダイナマインは9頭中の5番人気での
出走となりました。
レースはスタートして人気のアイノレディー
が折り合いをつけながら先頭に立って逃げ
2番手シンボリカール、その後ろから
ダイナマインとオンワードカメルンが続き
スピーデイタイガーは中団からという
展開で進みました。
軽快な逃げを展開するアイノレディーを
第4コーナーでダイナマインとシンボリ
カールが差を詰めて、直線の勝負へ。
最後の直線、内をついて逃げ込みを図る
アイノレディーを、馬場の真ん中から
ダイナマインが鋭く伸びて一気にアイノ
レディーを交わして先頭に立ち、差し
返して来るアイノレディーや外から追い
込んで来たオンワードカメルンを1馬身
おさえて優勝を飾り、念願の重賞初制覇を
果たしました
この勢いのまま、東京に戻ったダイナ
マインは、当時の牝馬東京タイムズ杯に
参戦。
このレースには前年の覇者ダニッシュ
ガール、若手の精鋭ダイナシュガーや
ハッピーオールトン、レイクビクトリアなどの
重賞勝ち馬が出走。
1番人気はダイナシュガーが支持され、
新潟記念を勝ったダイナマインは大外枠が
嫌われたのか、13頭中の6番人気という
低評価での出走となりました。
レースはスタートしてアンバーポートと
レイクビクトリアが激しい先頭争いを演じ
ましたが、アンバーポートが先頭を奪って
逃げ、ダイナマインは5番手を進み、
ダイナシュガー、ダニッシュガールは中団
ハッピーオールトンは後方からという
競馬となりました。
第4コーナー手前でダイナマインが
仕掛けて上がっていき、各馬も一斉に
先頭との差を詰め、一団となって
直線の勝負へ。
直線に入って各馬横一線となって追い
比べとなり、内からダイナシュガーと
ノーザンキーラー、馬場の真ん中から
ダニッシュガール、ハッピーオールトン、
アニメシロー、大外からダイナマインが
追い込み、激しい叩き合いとなりましたが
最後は大外から鋭く伸びたダイナマインが
ハナ差で接戦を制して勝ち、重賞2連勝を
飾りました。
しかしこのレースがダイナマインにとっての
最後の勝利になってしまいました。
その後、ダイナマインは福島に遠征し、
福島記念に出走するも歴戦の疲れが
出たのか、スズパレードの前に8着に
敗れてしまいました。
年が明けて6歳になったダイナマインは
現役を続行したものの、重賞レースでは
成績が振るわず、オープン特別でも
着順表示板に載るのが精一杯でした。
そんな状態の中でも新潟に遠征すると
水を得た魚のように息を吹き返し、
昨年は4着に終わった関屋記念で2着に
入る好走を見せました。
続いてダイナマインは連覇を狙って
新潟記念に参戦し、2番人気に推され
ましたが、結局5着に終わりました。
それでも東京に戻ると当時の京王杯
オータムハンデで3着に入り、昨年
優勝した牝馬東京タイムズ杯で4着に
入るなど、まだまだ衰えていないところを
見せました。
しかし、秋も深まりオープン特別で2着の後
ダービー卿チャレンジTに参戦しましたが
9着に大敗し、このレースがダイナマインに
とっての現役最後のレースとなりました。
1986年1月1日付けで引退したダイナ
マインは生まれ故郷の北海道の牧場で
繁殖牝馬となり、10頭の産駒を世に
送り出し、代表産駒として中山大障害
優勝馬ブロードマインドや勝ち馬を
輩出するなど、繁殖牝馬としても
活躍しました。
記録によりますと
1999年5月19日に10頭目の産駒を
生んだ後の1999年7月19日に19歳で
死亡とあることから、生んだ後の体の
状態が悪かったのでは推測されますが
実際の死因については不明です。
今週は新潟競馬場で夏競馬のフィナーレを
飾る第62回新潟記念が行われます。
今年は菊花賞馬、牝馬クラシック二冠馬
など、GⅠ馬5頭が参戦するという
前代稀に見る超豪華メンバーによる
新潟記念になります。
ダノンシーマ、ゾロアストロ、ドゥレッツァ、
ロデオドライブに注目しています。
今週も全人馬の無事を祈りながら
レースを観ます。




