昨日、札幌競馬場で行われました

サマー2000シリーズ第4戦スーパー

GⅡ伝統の第62回札幌記念は道中

後方からレースを進めた3番人気の

シェイクユアハートが最後の直線で

大外から豪快に伸びて差し切って勝ち

3月の金鯱賞に続く重賞3勝目を挙げ

ました。

2着には5番人気のサクラファレル、

3着には直線で粘った10番人気の

レディネスが入り、1番人気に推された

ショウヘイは直線で伸びず7着に敗れ

ました。

今週は夏競馬も終盤戦に入り新潟競馬場

で第46回新潟2歳ステークスが

行われます。

新潟2歳ステークスは、1968年に新潟

競馬場の3歳(現2歳)馬によるオープン

競走新潟3歳ステークスの名称で創設

されました。

1984年にグレード制の導入によりG3に

格付けされ、行われています。

2歳世代において最初に行われる

マイル以上の距離での重賞競走であり、

歴代の優勝馬や出走馬からはクラシックを

制したビクトリアクラウンやメジロドーベル

をはじめ、ハーブスター、イスラボニータ等

後に多くの重賞勝ち馬を輩出している

ことから、翌年のクラシック戦線を占う

意味でも重要なレースとなっています。

 

思い出のレースは、一世一代の豪脚

ダイナエイコーンが優勝した昭和60年

第5回新潟3歳ステークスです。

ダイナエイコーンの父はマイラー系

種牡馬ロイヤルスキーで代表産駒には

桜花賞馬アグネスフローラやワカオ

ライデン、ロイヤルシルキー、アサカ

サイレントなどの重賞勝ち馬や地方での

重賞勝ち馬を輩出しました。

また、ダイナエイコーンの兄には

中山大障害や京都大賞典に優勝した

ライバコウハクがいます。

 

ダイナエイコーンは牝馬クラシックへの

出走は叶いませんでしたが同期には

初の牝馬クラシック三冠馬に輝いた名牝

メジロラモーヌ、名女優ダイナアクトレスや

ダイナフェアリー、ポットテスコレディ、

ユウミロク、マヤノジョウオ、ロイヤル

シルキーなどの重賞勝ち馬がいます。

 

ダイナエイコーンは旧馬齢3歳夏の

新潟でデビューし、新馬戦で2着馬に

4馬身差をつけて圧勝。

続いていきなりの重賞競走、当時の

新潟3歳ステークスに挑みました。

このレースには、やはり新馬戦を圧勝した

ウオローボーイ、ジューンブライド、後の

オープン馬キャニオンシローなどが出走。

1番人気はウオローボーイでダイナ

エイコーンは3番人気での出走と

なりました。

レースは、好スタートを切ったジューン

ブライドが先頭に立って逃げ、

その後ろからウオローボーイ、ダイナ

スマイルが続き、キャニオンシローは

中団から、ダイナエイコーンは後方から

という展開になりました。

第4コーナーでダイナスマイルが2番手に

上がり、各馬も仕掛けて一団となり、

ジューンブライドが先頭で直線の勝負へ。

逃げ込みを図るジューンブライドを馬場の

真ん中からダイナスマイルが差を詰める中

大外からダイナエイコーンが豪脚を

繰り出して追い込み、ジューンブライドに

並ぶ間もなく一気に交わして先頭に立ち

新馬戦と同じように圧倒的強さで優勝を

飾り、初重賞制覇を果たすと共に牝馬

クラシックに名乗りを挙げました。

しかし、その後ダイナエイコーンは脚部

不安のため、休養に入ってしまいました。

 

年が明け4歳になったダイナエイコーンは

4歳の初戦、牝馬クラシックに向けて

クイーンカップに参戦しました。

このレースには、後に初の牝馬クラシック

三冠馬に輝く名牝メジロラモーヌや後に

重賞勝ち馬となるロイヤルシルキー、

カツダイナミック、スーパーショットが出走。

メジロラモーヌが圧倒的1番人気に推され

休み明けでも新馬戦や新潟3歳ステークス

で豪脚を繰り出して圧勝したダイナエイ

コーンは2番人気に支持されました。

レースは、スタートしてダイナエイコーンが

ダッシュがつかず1馬身遅れ、好スタートを

切ったチュウオーサリーがハナを奪って

逃げ、その後ろからカツダイナミック、

メジロラモーヌ、スーパーショットが続き

ロイヤルシルキーは中団、後手を踏んだ

ダイナエイコーンは最後方からという

展開で進みました。

第4コーナーでメジロラモーヌ、スーパー

ショットが差を詰め、ダイナエイコーンも

外から上がって行って直線の勝負へ。

直線に入って圧倒的支持を集めた

メジロラモーヌは全く伸び脚がなく、馬群に

沈み、2番人気に推されたダイナエイ

コーンも大外から追い込み態勢を取るも

休養明けが響いたのか、新潟3歳

ステークスで見せた伸び脚はなく、鋭い

伸び脚を見せたスーパーショットが

優勝を飾り、メジロナモーヌは、まさかの

4着に敗れ、ダイナエイコーンも9頭中の

6着に終わりました。

そして、このレースがダイナエイコーンに

とっての現役最後のレースとなってしまい

ました。

その後、競走馬として致命傷となる

脚部不安を発症したダイナエイコーンは

引退となり、1986年5月22日付けで

JRA抹消となり、北海道の社台ファームで

繁殖牝馬となりました。

繁殖牝馬として12頭の産駒を世に送り

出し、勝ち馬は出したものの代表産駒には

恵まれませんでした。

 

記録によりますと

ダイナエイコーンが20歳の時となる

2003年9月29日付けで転売不明と

なっており、その後、ダイナエイコーンが

どのような運命を辿ったかについては

残念ながら不明です。

ダイナエイコーンが新潟3歳ステークスで

見せた豪脚を牝馬クラシックや短距離

戦線で見ることができなかったことは

今でも本当に残念に思っています。

 

今週は新潟競馬場で新潟2歳チャンピオン

決定戦第46回新潟2歳ステークスが

行われます。

インカルナータ、レッチュベルク、

トウシンマジックに注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。