昨日、東京競馬場で行われました

クラシックの前哨戦、節目となる伝統の

第60回共同通信杯トキノミノル記念は

道中2番手を進んだ2番人気のリアライズ

シリウスが直線で抜け出して先頭に立ち、

追い込んで来たベレシートをアタマ差

おさえて勝利し、重賞2勝目を飾りました。

2着には豪脚を繰り出して追い込んで来た

4番人気のベレシート、3着には3番人気の

ロブチェンが入り、1番人気に推された

ラヴェニューは4着に敗れました。

また昨日、サウジアラビアのキング

アブドゥルアジーズ競馬場で行われました

第7回サウジカップは直線で内から伸びた

昨年の年度代表馬に日本のフォーエバー

ヤングが必死に追い込んで来たナイソスに

1馬身差をつけ、レース史上初の連覇

という偉業を達成しました。

関係者の皆様、本当におめでとう

ございます!

今週は、東京競馬場で今年初のGⅠ競走

第43回フェブラリーステークスが

行われます。

フェブラリーステークスはJRAが施行する

ダート重賞競走では、最も古い歴史を持つ

競走で、1984年に前身となるフェブラリー

ハンデキャップ競走として創設されました。

1994年にはGⅡ昇格し、それと共に

名称もフェブラリーステークスに改称され

ました。

その後、中央競馬と地方競馬の交流

競走が拡大される中で1997年には中央

競馬のダート重賞競走として初めて

GⅠ競走に格付けされ、国内の上半期の

ダート最強馬決定戦として位置付けられて

います。

 

思い出のレースはダート戦で躍動した

ハツノアモイが優勝した昭和61年

第3回フェブラリーステークスです。

ハツノアモイの父は、万能系種牡馬

サンシーで代表産駒には桜花賞、

エリザベス女王杯に優勝したハギノ

トップレディやサンシードール、トウショウ

サミット、キリサンシー、ニッポースワロー

などの重賞勝ち馬がいます。

ハツノアモイは昭和59年のクラシック組で

同期には三冠馬で皇帝シンボリルドルフ

ビゼンニシキ、スズパレード、スズマッハ

ニシノライデンなどがいます。

 

ハツノアモイは旧馬齢3歳秋の中山で

デビューし、初戦の新馬戦は2着に敗れ

ましたが、2戦目の新馬戦を快勝。

その後、条件特別に出走するも、当時

関東ではシンボリルドルフ、ビゼンニシキ

ハーディービジョンの関東3強馬が

いたため、善戦するも勝てず、その後

朝日杯3歳ステークスに果敢に挑むも

ハーディービジョンの2着に惜敗しました。

 

年が明けて4歳になったハツノアモイは

京成杯に挑戦しました。

このレースには後の重賞勝ち馬ニッポー

スワローやホッカイペガサスも出走し、

ハツノアモイは1番人気に推されました。

レースはニッポースワローが2番手から

先頭に立って逃げる中、ハツノアモイは

後方からの競馬となりました。

ニッポースワローが軽快に逃げる中

ハツノアモイも第4コーナーで仕掛けて

上がって行き、ニッポースワローが先頭で

直線の勝負へ。

直線に入って逃げ込みを図るニッポー

スワローをハツノアモイが馬場の中央から

豪快に追い込んでニッポースワローを

交わし、1馬身差をつけて優勝。

重賞初制覇を果たすと共にクラシックに

向けて乗りを挙げました。

しかし、この年のクラシック戦線は

ハーディービジョンが戦線を離脱した

ものの、シンボリルドルフとビゼンニシキの

実力が群を抜いており、ハツノアモイも

クラシックを目指したものの、弥生賞5着、

NHK杯はしんがりの9着、そしてダービー

では21頭中の16着に大敗してしまい

ました。

その後、ハツノアモイは休養に入り、

暮れの特別競走で復帰したものの、またも

しんがりの16着に大敗してしまいました。

 

年が明けて4歳になったハツノアモイは

重賞競走に出走するも大敗が続き、

この年、重賞や特別競走に14回も出走

したものの、札幌記念5着、函館記念

5着、ダートの特別競走での2着が

4回というのが精一杯で、結局1勝も

出来ずに終わりました。

 

年が明けて6歳になったハツノアモイは

初戦の特別競走に勝利し、久しぶりに

3勝目を挙げると、2年前にダートの重賞

競走として創設された当時の名称

フェブラリーハンデキャップに参戦しました。

このレースには第1回の優勝馬ロバリア

アモン、トップハンデ62キロを背負う第2回

優勝馬アンドレアモン、スプリンターズ

ステークスを制したマルタカストーム、

重賞勝ち馬チェリーフットやドウカンテスコ

トチノニシキ、スーパーグラサードなどの

後の重賞勝ち馬が出走し、ハツノアモイが

1番人気に支持されました。

レースはスタートしてヨシカツイッセイ、

エアハート、マルタカストームの先行争いで

始まり、その後ろからスーパーグラサード

ドウカンテスコが続き、ハツノアモイは

7番手から、アンドレアモン、トチノニシキは

中団から進み、ロバリアアモンとチェリー

フットは後方からという展開になりました。

第3コーナーでエアハートが先頭に立つと

スーパーグラサード、トチノニシキ、ドウカン

テスコが仕掛け、ハツノアモイも差を詰めて

直線の勝負へ。

直線に入ってマルタカストームが先頭に

立つと、内からスーパーグラサード、外から

トチノニシキ、ドウカンテスコ、更に後方から

アンドレアモン、チェリーフット、ハツノ

アモイが追い込んで来て大混戦となり、

5、6頭がまとめてゴール板を過ぎるという

大接戦の中、最後に鋭く伸びて差し切った

ハツノアモイがハナ差で優勝を飾り、

2つ目の重賞制覇となりました。

しかし、この見事な勝利がハツノアモイに

とっての最後の勝利となってしまいました。

続く中山記念での5着後に脚部不安で

長期休養に入ったハツノアモイは1年

3ヶ月後に復帰し3戦したものの、いずれも

惨敗を喫してしまい、根岸ステークスでの

13頭中10着を最後に地方の岩手競馬に

転籍しました。

記録によりますと、地方では10歳まで

7戦したものの、未勝利に終わり

1990年に引退。

引退後、ハツノアモイは種牡馬となった

ものの、産駒はわずかしか残せず、

1994年に13歳で亡くなったとのことです。

 

今週は東京競馬場で今年初のGⅠ競走

第43回フェブラリーステークスが

行われます。

ダブルハートボンド、ロードクロンヌ

ラムジェット、ウィルソンテソーロに

注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。