昨日、京都競馬場で行われました

秋のマイル王決定戦第42回マイル

チャンピオンシップは1番人気の

ジャンタルマンタルが3番手から直線に

入って鋭く伸びて勝利し4度目のG1制覇を

果たしました。

また同一年の安田記念との春秋マイルG1

連覇と共に牡馬が出走できる国内の

芝マイルG1完全制覇の達成は史上初の

偉業となりました。

2着には4番人気のガイアフォース、

3着には15番人気のウォーターリヒトが

入りました。

今週は、東京競馬場で国際招待競走

第45回ジャパンカップが行われます。

ジャパンカップは日本において1970年代

から世界に通用する馬づくりが提唱され

日本の競馬を世界の競馬にという機運が

高まり、1981年国際招待競走で日本

初の国際GⅠ競走として創設されました。

第1回は北アメリカとアジア地区から招待

馬を選出しましたが、翌年からは招待範囲

がヨーロッパ、オセアニアにも広げられ

参加国の多さからも当時は日本で競馬の

オリンピックがついに開催されると言われ

ました。

創設から1990年までの10年間は外国

招待馬の8勝に対し、日本馬はカツラギ

エースとシンボリルドルフの2勝に止まり

外国招待馬が圧倒的に活躍して

いましたが、その後は有力な外国招待馬が

来なくなったためか、日本馬の活躍が

目立つようになり、また近年は同時期に

開催される香港国際競走に外国馬の

多くが参戦するようになってしまったため

ジャパンカップへの外国招待馬の出走

頭数も激減し、名前ばかりの国際招待

競走になってしまいました。

よって2004年から2024年までの

20年間においての外国招待馬はわずか

1勝、日本馬は19勝と完全に逆転していて

日本における単なる重賞レースの1つに

なってしまっているのがとても残念ですが

今年は欧州の年度代表馬で世界ランク

1位のカランダガンが参戦するとのことで

本当に楽しみです。

 

思い出のレースはフランスの伊達男

ルグロリューが優勝した昭和62年

第7回ジャパンカップです。

第1回、第2回は外国勢が圧勝し、第3回

ではキョウエイプロミスの競走生命を

絶ってまで2着に頑張って入ったことで

今後の日本勢の活躍に希望の灯を

灯してくれました。

その甲斐があって第4回でカツラギエース

がついに日本馬として初勝利を挙げ、

続く第5回でも日本の至宝、皇帝シンボリ

ルドルフが勝ったことで日本馬の世界的

活躍の機運が高まりました。

しかし第6回では再び外国勢にワンツーを

決められてしまいました。

そして、迎えた第7回ジャパンカップ、

この年も外国勢は各国から実績ある

競走馬達が参戦しました。

フランスからは牝馬でありながらGⅠ7勝

を挙げ、凱旋門賞でも3着に入った世界の

名牝トリプティクやワシントンDC国際等

GⅠ2勝を挙げているルグロリュー、英国

からは英セントレジャーなどGⅠ2勝の

ムーンマッドネス、米国からはセクレ

タリアトステークスなどGⅠ2勝のサウス

ジェット、オーストラリアからはアワウェイ

バリースターなど、世界の強豪が顔を揃え

ました。

これを迎え撃つ日本勢は、二冠馬で

天皇賞春の優勝馬ミホシンザンは故障を

発症したため引退、ダービー馬ダイナ

ガリバー、菊花賞馬メジロデュレン、宝塚

記念を制したスズパレード、前年の

天皇賞馬クシロキングやスダホークなど

実績ある有力古馬達が軒並み出走を回避。

そんな状況の中で名女優の異名をとった

ダイナアクトレス、オークス馬トウカイ

ローマン、セントライト記念を制した

レジェンドテイオー、ダービー2着馬サニー

スワロー、地方から転籍して来たガルダン

が参戦したものの、例年に比べ小粒の

メンバーであることは否めませんでした。

更にジャパンカップの前哨戦となった

富士ステークスではフランスのトリプティク

が圧勝し、2着にもオーストラリアの

アワウェイバリースターが入るなど、

今年も外国馬が優勢であることは間違い

ありませんでした。

近年の実績のある有力な外国馬が来ない

ジャパンカップを見るにつけ、当時は本当に

素晴らしい外国馬達が参戦していたんだと

つくづく思ってしまいます。

当日の1番人気はフランスのトリプティク

2番人気は英国のムーンマッドネス、3番

人気はフランスのルグロリューなど、6番目

までは外国馬が占め、7番人気にようやく

レジェンドテイオーが入り、ダイナアクトレス

は9番人気での出走となりました。

 

レースはスタートしてレジェンドテイオーが

果敢に先手を奪って逃げ、2番手にムーン

マッドネス、その後ろからガルダン、アワ

ウェイバリースターが続き、ルグロリューは

5番手、トウカイローマン、サウスジェットは

中団から、トリプティク、ダイナアクトレス

サニースワローは後方からという競馬に

なりました。

向こう正面に入るとムーンマッドネスが

一気にレジェンドテイオーを交わして先頭に

立ち、これを追ってルグロリューが早くも

2番手に上がるという意外な展開に。

米国のアカビールが故障を発症し競走を

中止する中、3コーナーから4コーナーに

かけてサウスジェットが徐々に仕掛け、

マウンテンキングダム、アワウェイバリー

スターも先頭との差を縮め、トリプティクは

後方のまま、ムーンマッドネスが先頭で

直線の勝負へ。

ムーンマッドネスが逃げ込みを図る中

直線残り200mでルグロリューが鋭く

伸びてムーンマッドネスを交わして先頭に

立ち、馬場の真ん中からサウスジェット、

外からダイナアクトレスが豪脚を使って

追い込みましたが、ルグロリューが2頭の

追い込みをおさえ、レコードタイムで

フランス馬として初優勝を飾りました。

日本勢ではダイナアクトレスが大いに

見せ場を作ってくれて3着に入り、地元

日本馬の意地を見せてくれました。

記録によりますと

翌年、5歳で引退したルグロリューは

フランスのメズレー牧場で種牡馬となり、

種牡馬引退後は馬主が所有する牧場で

余生を送り、2010年8月19日に26歳で

亡くなったとのことです。

 

今週は、東京競馬場で今年は欧州の

年度代表馬で世界ランク1位のカラン

ダガンが出走予定となっていて、迎え撃つ

日本勢もクロワデュノール、ダノンデサイル

タスティエーラのダービー馬3頭やマスカ

レードボールとジャスティンパレスの

天皇賞馬2頭も参戦するなど、豪華な

メンバーが出走する国際招待競走

第45回ジャパンカップが行われます。

クロワデュノール、マスカレードボール

ダノンデサイル、カランダガンに注目して

います。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。