一昨日、中山競馬場で行われました
秋競馬緒戦、第70回京成杯オータム
ハンデキャップは13番人気のホウオウ
ラスカーズが直線で内をついて鋭く伸びて
差し切り、重賞初制覇を飾りました。
2着には11番人気のドロップオブライト
3着には2番人気のコントラポストが入り
1番人気のエリカエクスプレスは直線で
失速して11着に敗れ、秋緒戦から
大波乱の決着となりました。
今週は、阪神競馬場で秋華賞トライアル
第43回ローズステークスが行われます。
ローズステークスは、1983年に当時
牝馬3冠最終戦のエリザベス女王杯の
トライアルレースとして創設されました。
1996年に秋華賞が創設されるとローズ
ステークスは秋華賞のトライアルレースと
位置づけられ、現在に至っています。
それまでは、牝馬3冠路線の最終戦という
位置づけで1970年に創設された
ビクトリアカップの前哨戦として1966年に
4歳(現3歳)以上の牝馬による重賞競走
として創設された京都牝馬特別(現京都
牝馬ステークス)がトライアル的なレースと
なっていました。
思い出のレースは一瞬美しく花開いた
昭和50年第3回優勝馬タケノハナミです。
タケノハナミの父は仏ダービーを勝った
ステイヤー系種牡馬ハードツービートで
代表産駒には目黒記念等に勝った
ダイセキテイやセンゴクヒスイ、リーゼン
シュラーク、オンワードボルガ等の重賞
勝ち馬がいます。
またタケノハナミの兄には日経新春杯を
勝ったホースメンホープやクモハタ記念に
勝ったニッショウキングがいます。
タケノハナミは昭和60年の牝馬クラシック
組で同期には桜花賞馬エルプス、
オークス馬ノアノハコブネ、エリザベス
女王杯を制したリワードウイング、最強の
1勝馬と言われたナカミアンゼリカや
アイランドゴッテス、ユキノローズ、
ラッキーオカメ等の重賞勝ち馬がいます。
タケノハナミは旧馬齢3歳暮れの中京で
デビューし、新馬戦は2着に惜敗しました。
年が明けて4歳になったタケノハナミは
デビュー4戦目の未勝利戦で初勝利を
挙げ、その後、タケノハナミは3連敗を
喫するも条件戦でようやく2勝目を挙げると
何とかオークスに出走しましたが、
28頭中の13着に大敗してしまいました。
オークス後、夏の北海道に遠征し、
条件戦で3勝目を挙げると、当時の
牝馬クラシック最終戦エリザベス女王杯を
目指して西下し、トライアルレースの
ローズステークスに参戦しました。
このレースには桜花賞馬エルプス、
オークス馬ノアノハコブネ、上り馬リワード
ウイングや春の牝馬クラシックを賑わせた
ナカミアンゼリカ、ロイヤルコスマー、
ラッキーオカメ等が出走しました。
1番人気は桜花賞馬エルプスでタケノ
ハナミは14頭中12番人気という
低評価での出走となりました。
レースは持ち前のスピードを活かした
エルプスがハナを奪って逃げ、タケノ
ハナミが3番手、ナカミアンゼリカ、
ノアノハコブネ、ロイヤルコスマー、
ラッキーオカメは中団から進み、リワード
ウイングは後方からの競馬となりました。
第4コーナーで各馬が一斉に仕掛け
一団となる中、エルプスが変わらず軽快に
逃げ脚を伸ばして先頭で直線の勝負へ。
内ラチを使って逃げ込みを図るエルプスを
内からタケノハナミ、外からはラッキー
オカメが猛然と追い込み、ゴール前で
タケノハナミが鋭く伸びてエルプスを半馬身
交わして優勝を飾り、念願の重賞初制覇を
果しました。
この勝利でエリザベス女王杯の有力
候補に躍り出たタケノハナミでしたが
4番人気に支持された本番のエリザベス
女王杯では13着に敗れてしまいました。
年が明けて古馬になったタケノハナミは
条件戦で2連敗後、札幌に遠征して
条件特別で5勝目を挙げたものの、
その後は精彩を欠き、函館記念での
最下位の14着に敗れたのを最後に
現役を引退し、北海道の牧場で繁殖
牝馬になりました。
タケノハナミは8頭の産駒を輩出し、
勝ち馬は出したものの、代表産駒には
恵まれませんでした。
記録によりますと
タケノハナミは、2000年12月付で
用途変更となり、20歳で繁殖牝馬を
引退しました。
その後、タケノハナミは功労馬として
門別や静内町の施設で繋養されました。
そして2008年8月4日病気のため
タケノハナミは26歳の生涯を終え
天国に旅立っていきました。
今週は、阪神競馬場で牝馬クラシック
3冠目秋華賞に向けたトライアル競走
第43回ローズステークスが行われます。
カムニャック、パラディレーヌ、
ミッキージュエリー、ルージュソリテールに
注目しています。
今週も全人馬の無事を祈りながら
レースを観ます。

