私事ですが、一昨日パソコンの修理が

完了し、ようやく戻って来ましたので、

これからは通常どおり、マイパソコンで

引き続き拙いブログを書いて行きますので

今後ともよろしくお願い致します。

 

先週、福島競馬場で行われました夏競馬の

訪れを告げるサマーシリーズ第2戦、

第61回七夕賞はハンデ56キロで2番

人気のコスモフリーゲンが果敢な逃げを

展開し、最後の直線で追い込んで来た

1番人気のドゥラドーレスを頭差おさえて

重賞初挑戦で重賞初勝利を飾りました。

2着にはハンデ57.5キロで1番人気に

推されたドゥラドーレスが入り、3着には

11番人気のオニャンコポンが入りました。

今週は、函館競馬場で来年のクラシックに

向けた戦い第57回函館2歳ステークスが

行われます。

函館2歳ステークスは、3歳馬による馬齢

重量の重賞競走として函館3歳ステークス

の名称で創設されました。

2001年、馬齢表示が国際基準へ

変更されたことに伴い、出走条件を2歳に

変更し、競走名も函館2歳ステークスに

変更しました。

1997年に函館競馬場と札幌競馬場の

開催順が入れ替わったことにより、中央

競馬では最初に行われる2歳馬の重賞と

なりました。

 

思い出のレースは、イナリバンダー

(旧イナリニウドー)が優勝した昭和50年

第7回函館2歳ステークスです。

イナリバンダーの父はマイラー系種牡馬

フロリバンダで代表産駒にはオーラ

ミハルや地方での重賞勝ち馬がいます。

イナリバンダーは、昭和51年の

クラシック組で同期にはTTG時代と

言われたテンポイント、トウショウボーイ

グリーングラスやダービー馬クライム

カイザー、外車スピリットスワプス

天皇賞馬ホクトボーイ、ニッポーキング

ミヤジマレンゴ等の重賞勝ち馬がいます。

イナリバンダーは当初はイナリニウドーの

名で旧馬齢3歳夏の札幌でデビューし

新馬初戦は2着に敗れましたが、2戦目の

新馬戦で初勝利を挙げました。

その後、札幌での条件特別に出走し、

クライムカイザーの2着に入ると、続いて

格上の当時の名称函館3歳ステークスに

挑みました。

このレースには後のダービー馬クライム

カイザーの他、ケイシュウフォード、キタノ

カイウンなどが参戦し、イナリニウドーは

5番人気での出走となりました。

レースはミヤリサンヒーローが逃げ、

その後ろからキタノカイウンとイナリ

ニウドーが続き、クライムカイザーは

最後方からの競馬となりました。

第3コーナーでキタノカイウンが先頭に

立つと、イナリニウドーも仕掛けてキタノ

カイウンに並びかけて直線の勝負へ。

馬場の真ん中からキタノカイウン、外から

イナリニウドーの2頭が抜け出して競り

合いとなり、ゴール前でイナリニウドーが

キタノカイウンを交わして優勝を飾り、

重賞初制覇を果たしました。

この優勝で一気にクラシック候補に

躍り出たイナリニウドーでしたが、その後

京成杯3歳ステークス4着、朝日杯3歳

ステークスは7着と敗れ、年が明けて4歳に

なってイナリバンダーに改名して挑んだ

京成杯もクライムカイザーの前に8着に

敗れてしまいました。

それでも中京での条件特別戦を勝って

3勝目を挙げ、何とか皐月賞に駒を

進めることができましたが、出走馬

15頭中の13着に大敗してしまいました。

その後、イナリバンダーは福島に参戦するも

勝てず、6連敗を喫してしまいました。

年が明けて古馬になったイナリバンダーは

活路を見出すため、いったん障害に

転向しました。

その甲斐あってか、さすが重賞勝ち馬だけ

あって、障害の未勝利戦と条件戦を連勝し

次の条件戦でも安定した成績を収めると

格上となるオープン馬による障害ステークス

では後続に5馬身差をつけて圧勝するなど

障害での今後の活躍が期待されました。

厩舎の考え方で、いったん障害レースを

使って足腰を鍛え、その後、再び平地に戻す

というやり方もあって、イナリバンダーも

札幌で再び平地のレースに出走しましたが

8頭中、大差の8着に敗れ、このレースを

最後にイナリバンダーは再び競馬場に姿を

見せることはありませんでした。

その後の消息については残念ながら不明と

なっています。

 

今週は、函館競馬場で第57回函館2歳

ステークスが行われます。

まだまだこれからの馬達なので非常に

難しいですが、カイショー、ブラックチャリス

トウカイマシェリ、クラディスティーナに

注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。