昨日、東京競馬場で行われました今年

初のGⅠ競走第42回フェブラリー

ステークスは英国出身のレイチェル・キング

騎手騎乗の2番人気のコスタノヴァが

直線で鮮やかに抜け出して優勝を飾り

GⅠ初制覇を果たしました。

2着には5番人気のサンライズジパングが

入り、1番人気のミッキーファイトは3着に

敗れました。

また現地時間23日サウジアラビアで

行われたサウジカップは、坂井瑠星騎手

騎乗のフォーエバーヤングが香港最強馬

ロマンチックウォリアーとのマッチレースを

制して優勝を飾りました。

競馬史上に残る名勝負に感動しました。

8歳馬ウシュバテソーロも鋭く追い込んで

頑張って3着に入りました。

そしてアスコリピチェーノ、シンエンペラー

ピザンチンドリームも優勝を飾るなど

日本勢のみんな、本当によく頑張って

くれました。

どうか人馬共無事に帰国されることを

心から祈っています。

各馬、そして関係者の皆様、本当に

お疲れさまでした。

 

今週は、中山競馬場で第99回伝統の

中山記念が行われます。

中山記念は1933年に創設された中山

5歳馬特別競走を前身として1936年に

創設されました。

春の古馬GⅠレースを目指す古馬達

による伝統のレースとして定着しており

歴代の優勝馬には名立たる名馬達の

名前が連なっています。

そして2017年からは優勝馬に対し

GⅠ競走の大阪杯への優先出走権が

付与されています。

 

思い出の馬は、名門高松厩舎のヒカル

ジンデンです。

ヒカルジンデンは私もアローエクスプレスの

時から応援していた高松厩舎に入厩し、

父は万能系種牡馬チューダーペリオッドで

代表産駒には菊花賞馬ハシハーミットを

はじめ、宝塚記念馬ハマノパレード、

タケクマヒカル、ライトワールド、ザオー

リュウジン、ウチュウオー等の重賞勝ち馬

がいます。

ヒカルジンデンは昭和49年のクラシック組

で同期には二冠馬キタノカチドキをはじめ

ダービー馬コーネルランサー、快速馬

ニシキエースやスルガスンプジョウ、

キクノオー、ナスノカゲ等がいます。

ヒカルジンデンは旧馬齢3歳夏の札幌の

新馬戦を大差で圧勝する等、鮮烈な

デビューを飾りました。

しかし、その後は3戦するも勝てず、年が

明けて4歳になって出走した条件戦で

ようやく2勝目を挙げました。

その後、条件特別戦では6着に敗れ、

皐月賞には出られなかったものの、

続いてダービーへの出走をかけて格上の

NHK杯に出走するとナスノカゲの2着に

好走し、ダービーへの出走権を得る等

実力の片鱗を見せました。

しかし、当時は皐月賞を圧勝し三冠馬誕生

を期待された関西の怪物キタノカチドキが

いたためか、それとも距離の適性を見て

ダービーを断念したのか、私も記憶があり

ませんが、ヒカルジンデンはダービーに

出走することはありませんでした。

ヒカルジンデンはダービーの前日に

行われた断念ダービーの様相を呈した

オープン競走の4歳ステークスに出走し

ブルームーンやグアム、ツアールターフ等

をやぶって勝ち、3勝目を挙げました。

続いてヒカルジンデンは当時残念ダービー

とも言われた日本短波賞に出走し、直線で

スルガスンプジョウと激戦を演じましたが

スルガスンプジョウの根性が僅かに勝り、

クビ差の2着に惜敗しました。

その後、休養に入ったヒカルジンデンは

年が明けて古馬となった1月のオープン戦

2戦をいずれもブルームーンの前に2着、

3着とすると、続いて伝統の中山記念に

参戦しました。

このレースには野平祐二騎手引退競走と

なった目黒記念を制したカーネルシンボリ

天皇賞馬カミノテシオ、後の天皇賞馬

イチフジイサミ、快速馬スガノホマレ、

ローカルの鬼ノボルトウコウ、オープン競走

2連勝中のブルームーンやヒロクニ等、

多種多彩なメンバーが春の古馬戦線に

向けて参戦し、この精鋭達の中でヒカル

ジンデンは2番人気に支持されました。

レースはブルームーンが逃げ、3番手に

ヒカルジンデン、その後ろからスガノホマレ

カーネルシンボリ、ナスノカゲが続き、

カミノテシオとイチフジイサミは後方からの

競馬となりました。

第4コーナーでカーネルシンボリとイチフジ

イサミが仕掛けて直線の勝負へ。

逃げ込みを図るブルームーンを直線

半ばでヒカルジンデンが捕らえて抜け出し

2着のブルームーンに2馬身差をつけて

圧勝し、ようやく念願の重賞初制覇を

果たしました。

この勢いのままにヒカルジンデンは続いて

ダイヤモンドステークスに出走しました。

このレースには後の天皇賞馬となるフジノ

パーシアやイチフジイサミの他、快速馬

スガノホマレやキクノオー、ナスノカゲ等

現在のレースではなかなか見られない

ような名馬達が顔を揃えました。

1番人気はフジノパーシアで、距離への

不安か、ヒカルジンデンは5番人気での

出走となりました。

レースは予想に反してナスノカゲが逃げ

先手を取れなかったスガノホマレが2番手

ヒカルジンデンはいつものように3番手から

進み、フジノパーシアは中団から、イチフジ

イサミは後方からの競馬となりました。

第3コーナーでヒカルジンデンが仕掛けて

先頭に立つと、第4コーナーでフジノ

パーシアとイチフジイサミも一気に差をつめ

全馬一団となって直線の勝負へ。

先頭で直線に入ったヒカルジンデンは更に

加速して差を広げ、追い込みを図る

キクノオー、イチフジイサミ、フジノパーシア

を難なく引き離して圧勝し、重賞2連勝を

飾りました。

重賞2連勝で本格化したヒカルジンデンは

今後の活躍が期待されましたが、続く

アルゼンチン共和国杯では6着に敗れ、

更に日本経済賞でも精彩を欠いて7着に

敗れると、この日本経済賞を最後に

ヒカルジンデンが再び競馬場に姿を現す

ことはありませんでした。

何が原因で引退したかについては、私も

記憶がなく、またその後ヒカルジンデンが

どのような運命を辿ったかについての

記録も無いのが、とても残念です。

 

今週は、中山競馬場で第99回伝統の

中山記念が行われます。

エコロヴァルツ、シックスペンス、

アルナシーム、サイルーンに注目して

います。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。