明けましておめでとうございます。
皆様にとって2025年が幸せな1年に
なりますよう、お祈り申し上げます。
今年も私が見て来た思い出の名馬達の
ことを書いて行こうと思いますので、
どうぞよろしくお願い致します。
そして、今年も全人馬が無事に過ごせる
ことを心から祈っています。
中山金杯は4番人気のアルナシームが
直線で鮮やかに抜け出し、昨年の
中京記念以来となる勝利で重賞2勝目を
挙げました。
2着には6番人気のマイネルモーント、
3着には8番人気のボーンディスウェイが
入り、1番人気に推されたクリスマス
パレードは果敢に逃げたものの、直線で
失速して4着に敗れ、トップハンデの斤量
59.5キロを背負ったホウオウビスケッツも
9着に敗退しました。
また、柔道女子48キロ級でパリ五輪の
金メダリスト角田夏実さんが艶やかな
振り袖姿で登場し、中山金杯の表彰式で
プレゼンターを務め、優勝に花を添えました。
今週は中京競馬場で第59回シンザン記念
が行われます。
シンザン記念は戦後初のクラシック三冠を
制し、天皇賞、有馬記念にも優勝した
五冠馬シンザンを称えるため、1967年に
シンザン記念として創設されました。
昭和期においては、シンザン記念に
勝った馬はクラシックに縁がないという
ジンクスがありました。
しかし、近年の優勝馬からは
タニノギムレットやジェンティルドンナ、
アーモンドアイ等のクラシック馬が誕生した
ことから、現在ではクラシックの登竜門と
言われるようになりました。
名馬の功績を称えるため、名馬の名前が
冠となった重賞レースが少なくなる中、
シンザン記念が今も続いていることは本
当に嬉しく思っています。
思い出の馬は、華麗なる一族の1頭
シルクテンザンオーです。
シルクテンザンオーの母はミスマルミチで
姉には悲運の名牝イットー、兄には安田
記念やセントライト記念等に優勝した
ニッポーキングがいる等、まさに華麗なる
一族の馬としてシルクテンザンオーは
誕生しました。
シルクテンザンオーは昭和57年の
クラシック組で同期にはダービー馬
バンブーアトラス、皐月賞馬アズマ
ハンター、菊花賞馬ホリスキー、同じ
華麗なる一族のハギノカムイオーや
ワカテンザン等がいます。
シルクテンザンオーは旧馬齢3歳秋の
阪神で注目される中、1番人気でデビューし
初戦の新馬戦は3着に敗れたものの、
2戦目の新馬戦では2着に10馬身の差を
つけて圧勝劇を演じ、評判通りの素質の
高さを見せつけました。
そして続く条件特別戦でも快勝し、新馬
特別を連勝してエリート街道に乗り、
関西のクラシック候補として名乗りを
挙げました。
年が明けて4歳になったシルク
テンザンオーは4歳の初戦として
シンザン記念に出走しました。
このレースにはもっか3連勝中で、後の
重賞勝ち馬となるエリモローラや流星の
貴公子テンンポイントの甥になる
ワカテンザン、メイショウキング等が出走し
1番人気はエリモローラで、シルク
テンザンオーは2番人気での出走となり
ました。
レースは、この一族が持つ天性のスピード
なのか、シルクテンザンオーが先行して
逃げ、その後ろからエリモローラが
シルクテンザンオーをマークしながら進み
ワカテンザンは中団からという展開となり
ました。
第4コーナーでエリモローラが仕掛けて
シルクテンザンオーと馬体を併せる形で
直線の勝負へ。
直線に入ってシルクテンザンオーが
逃げ込みを図る中、必死にエリモローラも
差を詰め、そして満を持していた
ワカテンザンが大外から、ものすごい脚で
追い込んで来ましたが、シルク
テンザンオーが1/2馬身、ワカテンザンを
おさえて優勝。
重賞初制覇を果たしました。
その後、シルクテンザンオーは弥生賞を
目指して東上しましたが、熱発を発症して
出走を断念。
更に脚部不安を発症したため、クラシックを
断念し、長期休養に入りました。
年が明けて古馬となったシルクテン
ザンオーは約1年ぶりに阪神のオープン
競走で復帰して4着、続くマイラーズカップ
ではロングヒエンの4着となりました。
そして迎えたサンケイ大阪杯では有馬
記念馬ヒカリデユールの2着に入り、
復調の兆しが見え始めましたが、再び
脚部不安を発症したため、休養を
余儀なくされてしまいました。
そして懸命の治療の甲斐なく、シルク
テンザンオーが再び競馬場に姿を見せる
ことはありませんでした。
引退後、北海道で種牡馬となった
シルクテンザンオーは、少ない産駒の中
から、重賞勝ち馬を輩出するなどしましたが
華麗なる一族を代表する産駒を輩出する
ことは出来ませんでした。
記録によりますと1994年まで種牡馬として
繋養されましたが、1996年4月3日付で
用途変更となり、それ以降の動向に
ついては不明となっていることが、とても
残念です。
今週は中京競馬場で第59回シンザン記念
が行われます。
アルテヴェローチェ、タイセイカレント
マイネルチケット、リラエンブレムに注目して
います。
今年は、このレースからクラシック馬が
誕生するのか、名馬シンザンへの敬意を
表すると共に、今週も全人馬の無事を
祈りながらレースを観ます。


