昨日、札幌競馬場で行われましたスーパー

GⅡ伝統の第60回札幌記念は

ボッケリーニが浜中騎手の好判断により

右後肢ハ行のため競走除外となるという

予想外の中、道中2番手を追走した5番

人気のノースブリッジが直線で抜け出し

後続馬をおさえて優勝、3つ目の重賞を

獲得しました。

2着には3番人気の皐月賞馬ジオグリフ

3着には4番人気のステラヴェローチェが

入り、1番人気に推されたプログノーシスは

スタートで後手を踏み、終始後方からの

競馬となってしまい、直線で追い込んで

来たものの4着に敗れ、史上4頭目の

札幌記念連覇はなりませんでした。

またこの日、パリ五輪の総合馬術団体で

日本勢では92年ぶりのメダルとなる銅を

獲得した戸本選手が札幌競馬場で

札幌記念を含む特別戦の3レースで

誘導馬に騎乗して各馬を誘導し、場内を

熱く盛り上げてくれました。

改めて戸本選手、メダル獲得、おめでとう

ございます。

今週は夏競馬も終盤戦に入り新潟競馬場

で第44回新潟2歳ステークスが行われます。

新潟2歳ステークスは、1968年に新潟

競馬場の3歳(現2歳)馬によるオープン

競走新潟3歳ステークスの名称で創設

されました。

1984年にグレード制の導入によりG3に

格付けされ、行われています。

2歳世代において最初に行われるマイル

以上の距離での重賞競走であり、歴代の

優勝馬や出走馬からはクラシックを制した

ビクトリアクラウンやメジロドーベルをはじめ

ハーブスター、イスラボニータ等、後に

多くの重賞勝ち馬を輩出しており、昨年

優勝したアスコリピチェーノも桜花賞で

1番人気に推され、2着になっている

ことから、翌年のクラシック戦線を占う

意味でも重要なレースとなっています。

 

思い出の馬は、デビューから3連勝

新潟3歳チャンピオン 昭和57年第2回

優勝馬スティールアサです。

スティールアサの父は昭和を代表する

短距離系種牡馬スティールハートで代表

産駒にはマイル王ニホンピロウイナーを

はじめ、タカラスチール、ナルシスノワール

マザートウショウ等がいます。

スティールアサは昭和58年の牝馬

クラシック組で同期には桜花賞馬

シャダイソフィア、オークス馬ダイナカール

エリザベス女王杯馬ロンググレイスや

メジロハイネ、グローバルダイナ等が

います。

千葉で誕生したスティールアサは旧馬齢

3歳7月の新潟でデビューし、新馬戦では

ゲートが開くと同時に桁違いのスピードで

逃げまくり、最後はレコードタイムで圧勝

しました。

続く後の天皇賞馬ギャロップダイナも

出走したチューリップステークスでも

スピードの違いを見せつけ、4馬身差を

つけて圧勝、新馬・特別を連勝により

いわゆるクラシックに向けてのエリート

街道に乗りました。

2連勝したスティールアサは次に新潟3歳

チャンピオン決定戦、新潟3歳ステークス

に駒を進めました。

このレースでもスタートすると、すぐに

スピードの違いを見せて先頭に立って

逃げ、直線に入ってもスピードは全く

衰えることなく、余力を残して2着馬に

1馬身1/4差をつけて圧勝。

3連勝を飾ると共に関東の牝馬クラシック

の有力候補となりました。

しかし、この勝利がスティールアサに

とっての最後の勝利になると、この時

誰が思ったでしょうか。

東京に戻って出走した京成杯3歳Sで

6着に沈み、初めての敗戦と味わうと

その後燃え尽きてしまったかのように

暮れに行われた3歳牝馬ステークスでも

9着に惨敗。

馬体を立て直し、年が明けて4歳になった

スティールアサはオープン特別に出走

しましたが8着に大敗し、その後活路を

見出すため、デビュー地である新潟に

遠征し、BSN杯に出走しましたが、

最下位に終わり、このレースがスティール

アサにとっての最後のレースとなりました。

 

引退したスティールアサは繁殖牝馬となり

生涯で14頭の産駒を輩出し、勝ち馬は

出したものの、代表産駒には恵まれません

でした。

記録によりますと1984年から繁殖入りし

2002年に繁殖牝馬を引退とありますが

引退後、スティールアサがどのような

余生を送ったのかの記録が残っていない

のが、とても残念です。

 

今週は新潟競馬場で新潟2歳チャンピオン

決定戦第44回新潟2歳ステークスが

行われます。

コートアリシアン、シンフォーエバー

プロクレイア、トータルクラリテイに

注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。