昨日、福島競馬場で行われました第73回

ラジオNIKKEI賞は6番人気のオフトレイル

が、直線で大外から鋭く追い込んで

差し切り、重賞初勝利を飾りました。

2着は4番人気のシリウスコルト、3着には

5番人気のヤマニンアドホックが入り、

1番人気のサトノシュトラーセは9着に

敗れました。

今週は福島競馬場で夏の到来を知らせる

第60回七夕賞が行われます。

七夕賞は1965年に旧馬齢4歳(現3歳)

以上の馬による重賞競走として創設され

ました。

1960年と1970年代の一時期において

10月にレースが行われていたことが

ありましたが、時期と名称が合わないとの

理由で一時期、レース名を東北記念と

改称しました。

その後、1980年からは施行時期を

夏開催に戻したことから七夕賞の名称が

復活し、2006年からは夏競馬を

盛り上げるために設けられたサマー

シリーズの第1戦に指定されています。

 

私が毎年、新潟や福島等のローカル競馬

というとノボルトウコウ、サンヨウコウ、

スイジン、アマノガワといった馬が真っ先に

思い浮かびます。

今回の思い出の馬は、昭和期ローカル

と言えば、この馬を語らざるを得ない

サンヨウコウです。

サンヨウコウは花の昭和47年組で

同期にはロングエース、ランドプリンス、

イシノヒカル、タイテエム、タニノチカラ、

ストロングエイト、ハクホオショウ、ナオキ

トーヨーアサヒ、スガノホマレ、グランド

マーチス等、名立たる名馬達がいます。

サンヨウコウは旧馬齢4歳の中山で

デビューしたものの、初戦のダートの

新馬戦で第差の8着に敗れ、5月に

行われました4戦目の福島での

未勝利戦でようやく勝ち上がりました。

そのため、クラシックへの出走は叶い

ませんでした。

その後中央場所では勝てなかったものの

新潟でも特別レースに連勝して3勝目を

挙げると、続く関屋記念では最低の10番

人気での出走でしたが、古豪パッシング

ゴールには敗れたものの、桜花賞馬

ナスノカオリをやぶって2着に入りました。

しかし、その後中央場所に帰るとなかなか

勝つことは出来ませんでした。

年が明けて古馬になったサンヨウコウは

夏の福島に参戦すると、やはり水が

合うのか、条件特別で久しぶりに勝利を

挙げると、続いて格上の重賞競走の

七夕賞に挑みました。

この年の七夕賞は今では成立しない

4頭立てで行われました。

このレースには弥生賞でハイセイコーを

苦しめたニューサントが出走し、1番人気

に推されましたが、サンヨウコウが

ニューサントに2馬身差をつけて圧勝し

重賞初制覇を果たすと共に最強の世代と

言われた花の昭和47年組の実力を

まざまざと見せつけました。

続く福島記念では人気薄にも関わらず

オープン大将と言われたコーヨーを

やぶって2着に入り、次の関屋記念では

ローカルの鬼と呼ばれたノボルトウコウや

タクマオーを撃破して優勝を飾り、

2つ目の重賞を獲得しました。

そして次の新潟記念では軽量ハンデの

ヤマテスコに敗れはしたものの

2着に入る等、まさに福島、新潟にサンヨウ

コウありと言わしめるほど、サンヨウコウに

とっての絶頂期を迎えていました。

 

しかし、中央場所に帰ると、やはり水が

合わなかったのか、力不足だったのか

負けが続き、6歳時は勝ち星には恵まれ

ませんでした。

年が明けて7歳になったサンヨウコウは

現役を続行したものの、もう往年の走りは

期待できないと思われていました。

しかし、7歳の夏の新潟開催に参戦すると

昔を思い出したかのように関屋記念で

快速馬スガノホマレやオークス馬ナスノ

チグサ、イシノマサルに先着し、快速馬

ファイブワンのレコードタイムでの

勝利の前に2着に入る大健闘を見せました。

その後、秋の福島に遠征すると福島

民友カップを制して、2年ぶりの勝利を

あげました。

しかし、このレースがサンヨウコウにとって

最後の勝利となりました。

不確かな情報ですがその後サンヨウコウは

地方競馬に移籍し、旧馬齢で10歳まで

走って5勝をあげたとのことです。

そしてサンヨウコウが現役を引退後、

どこで余生を過ごしたのか、最後はどの

ように亡くなったのかの記録は残って

おらず、今となっては知る術もありません。

夏競馬が始まると毎年サンヨウコウという

馬がいたことをふと思い出してしまいます。

 

今週は福島競馬場で5年ぶりに七夕の日に

夏競馬の訪れを告げる第60回七夕賞が

行われます。

キングズパレス、レッドラディエンス

リフレーミング、ノッキングポイントに

注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。