先週、東京競馬場で行われました今年

初のGⅠ競走第41回フェブラリー

ステークスはNARで2年連続の年度

代表馬に輝いた園田のイグナイターが

直線で先頭に立つという見せ場を作る中

11番人気のペプチドナイルが直線で

抜け出して勝ち、GⅠ初制覇を飾りました。

2着は5番人気で今回が初ダート戦だった

ガイアフォース、3着には13番人気の

セキフウが入り、1番人気に推された

オメガギネスは14着に大敗しました。

 

今週は、中山競馬場で第98回伝統の

中山記念が行われます。

中山記念は1933年に創設された中山

5歳馬特別競走を前身として1936年に

創設されました。

春の古馬GⅠレースを目指す古馬達

による伝統のレースとして定着しており

歴代の優勝馬には名立たる名馬達の

名前が連なっています。

そして2017年からは優勝馬に対し

GⅠ競走の大阪杯への優先出走権が

付与されています。

 

思い出の馬は、名門トウショウ一族の

良血馬トウショウペガサスです。

トウショウペガサスは姉に牡馬をも

蹴散らした女傑エイティトウショウを持ち

弟には重賞勝ち馬トウショウサミットと

トウショウマリオ、叔父には天馬トウショウ

ボーイやトウショウピットがいるという、

良血馬として誕生しました。

トウショウペガサスは昭和57年の

クラシック組で同期にはダービー馬

バンブーアトラス、皐月賞馬アズマハンター

菊花賞馬ホリスキーや黄金の馬ハギノ

カムイオー、アスワン等がいます。

トウショウペガサスは旧馬齢3歳夏の函館

でデビューし、初戦の新馬戦は4着に敗れ

ましたが、2戦目の新馬戦で勝利すると

続く府中3歳ステークスからは中島啓之

騎手が主戦ジョッキーとして手綱をとって

ここも勝って連勝を飾り、さらに続く朝日杯

3歳ステークスではホクトフラッグの2着に

敗れたものの、関東のクラシック候補として

名乗りを挙げました。

しかし、レース後に脚部不安を発症して

休養を余儀なくされました。

休養後、何とかNHK杯から復帰しましたが

7着に敗れ、続くダービーでも8着に敗れて

しまいました。

秋になり菊花賞を目指して西下したものの

京都新聞杯12着、菊花賞ではホリスキー

の19着に大敗し、4歳クラシックシーズン

を終えました。

 

年が明けて5歳になったトウショウペガサス

は条件特別で復帰し、2着となりましたが、

再び脚部不安を発症したため、長期休養を

することになってしまいました。

 

年が明けて6歳になったトウショウ

ペガサスは1年2ヶ月ぶりに4月の

条件戦で復帰。

休み明けの2戦は勝てなかったものの、

続く条件特別競走で連勝を飾り、復活を

遂げました。

連勝の勢いのままに函館記念に挑み

ましたが、ここは距離の疑問か、9着に

敗れてしまいました。

しかし、次の条件特別で勝利すると、再び

重賞レースに挑戦。

毎日王冠でカツラギエースの4着に入り

天皇賞秋ではミスターシービーの4着と

善戦はしたものの、勝つことは出来ません

でした。

しかし、続くダービー卿チャレンジトロフィー

では1番人気に支持され、その期待に

応えて見事な差し切り勝ちをし、悲願の

重賞初制覇を果たしました。

次の有馬記念では距離の疑問もあって

しんがり負けを喫してしまいましたが、

年が明けて7歳になったトウショウ

ペガサスは中距離路線に標準を定めて

出走し、初戦の条件特別競走に快勝

すると、次に中山記念に参戦しました。

このレースにはオークス馬ダイナカール

重賞勝ち馬のドウカンヤシマ、サクラ

ガイセン、ダスゲニー等が出走しました。

1番人気は前走のAJC杯を制したサクラ

ガイセンでトウショウペガサスは

2番人気に推されました。

 

レースはビンゴカンタが出遅れる中、

タケシバオーの仔ドウカンヤシマとアップ

セッターが競り合う形で他馬を引き離して

逃げ、トウショウペガサスは4番手を進み、

サクラガイセンは後方からの競馬となり

ました。

ドウカンヤシマが軽快に逃げる中、

第3コーナーから仕掛けたトウショウ

ペガサスは一気に差を詰めて直線へ。

直線に入って失速することなく軽快に

逃げるドウカンヤシマとトウショウペガサス

の一騎打ちになり、ゴール前でトウショウ

ペガサスがドウカンヤシマにクビ差

競り勝って優勝。

中島騎手とのコンビで2つ目の重賞を

獲得しました。

しかし、この勝利がトウショウペガサスに

とって最後の勝利となり、また中島騎手との

最後のレースとなってしまいました。

レース後、トウショウペガサスは再び脚部

不安を発症して休養に入ることとなり

中島騎手は、この3ヶ月後の6月に

癌のため、帰らぬ人となってしまいました。

主戦ジョッキーの中島騎手を失った

トウショウペガサスは秋に復帰し、

復帰戦のスワンステークスは10着と惨敗

しましたが、続くマイルチャンピオンシップ

ではニホンピロウイナーの2着と大健闘

しました。

その後、年末のオープン特別に出走するも

14着と大敗してしまいました。

 

年が明けて8歳になったトウショウペガサス

は現役を続行。

東京新聞杯ではギャロップダイナの2着に

入ると、連覇を狙って中山記念に参戦。

直線で先頭に立ち、連覇が目前でしたが

ゴール前でクシロキングにクビ差

交わされて2着に惜敗しました。

その後は脚の不安もあって精彩を欠き

年末のCBC賞での14着を最後に引退し

引退後は種牡馬入りしました。

内国産種牡馬不遇の時代でしたが、

産駒からはグルメフロンティアとスエヒロ

ジョウオー等のGⅠ馬をはじめ、多くの

勝ち馬を輩出し、種牡馬としても大活躍

しました。

 

記録によりますと

2000年10月に用途変更となって種牡馬

を引退し、その後余生を送っていましたが、

2007年5月20日繋養先の牧場で

28年の生涯に幕を下ろしました。

 

今週は、中山競馬場で第98回伝統の

中山記念が行われます。

ソールオリエンス、エルトンバローズ

巻き返しを図るボーンディスウェイ、

ラーグルフに注目しています。

今週も全馬の無事を祈りながらレースを

観ます。