先週、中山競馬場で行われました

秋GⅠ開幕のスプリント戦第57回

スプリンターズステークスは3番人気の

ソダシの妹ママコチャが好位から直線で

伸びて先頭に立ち、ゴール前で内から鋭く

伸びてきたマッドクールとの競り合いを

ハナ差制してGⅠ初挑戦で重賞初制覇を

飾りました。

2着にはハナ差で6番人気のマッドクールが

入り、1番人気に推されたナムラクレアは

3着に敗れました。

そして競馬の世界最高峰レース凱旋門賞

が1日、フランスのロンシャン競馬場で

行われ、日本からただ一頭挑戦した

スルーセブンシーズは直線後方から

馬群を縫って脚を伸ばし、追い込んだ

ものの惜しくも4着となりました。

直線では一瞬勝てるかと思わせる末脚を

見せてくれるなど、本当によく頑張って

くれました。

どうか無事に帰国してくれることを祈って

います。お疲れさまでした。

また妹のママコチャが初のGⅠ重賞制覇

を果たした日に姉のソダシが引退する

ことが発表されました。

もうソダシのレースが見れないことは

残念で寂しいですが、大事に至る前に

引退を決めて良かったと思います。

第2の馬生で再びソダシ伝説が生まれる

ことを願っています。

本当にお疲れさまでした。

 

今週は、3年ぶりに京都競馬場で第58回

京都大賞典が行われます。

京都大賞典は1966年にハリウッドターフ

クラブ賞の名称で創設されました。

ハリウッドターフクラブ賞の名称は

第1回開催が行われた前年の1965年に

アメリカのハリウッドパーク競馬場で

日本中央競馬会賞競走が創設された

返礼として行われたもので、日本中央

競馬会と外国の競馬施行団体がレース

交換を行う初の事例となりました。

秋のGⅠ戦線を目指す古馬陣や3歳の

実力馬達が秋の初戦として出走することが

多く、菊花賞、天皇賞秋、エリザベス女王杯

ジャパンカップ、有馬記念といった秋のGⅠ

戦線を占う上で重要な競走とされています。

 

思い出のレースはイシノ一族を代表する

1頭のイシノマサルが勝った昭和50年

第10回京都大賞典です。

イシノマサルは昭和50年のクラシック組で

同期には二冠馬カブラヤオー、有馬記念馬

イシノアラシ、天皇賞馬エリモジョージや

ロングホーク、ファイブワン、名牝テスコ

ガビー等がいます。

イシノマサルは旧馬齢3歳の秋の福島で

デビューし、新馬を圧勝。

その後も特別とオープン戦を勝って

3連勝を飾り、クラシックに名乗りを

挙げました。

3歳王者決定戦の朝日杯3歳ステークスを

2着とし、年が明けた4歳の京成杯では

名牝テスコガビーを頭差まで追い詰めて

2着と健闘し、クラシックの有力候補と

なりました。

しかし、この年のクラシックは牡馬では

カブラヤオー、牝馬ではテスコガビーが

桁違いの強さを発揮して春のクラシックを

制し、イシノマサルも参戦するものの

狂気の逃げ馬カブラヤオーの前に

クラシックを制することは出来ません

でした。

ダービー後、イシノマサルは夏の新潟

シリーズに参戦しましたが、勝つには

至りませんでした。

秋に入ってオープン競走で2着に入ると

続く毎日王冠では、古馬に相手に

ホワイトフォンテンの4着と健闘しました。

そして、その後西下して京都大賞典に

果敢に挑みました。

このレースには夏の北海道で3連勝を飾り

絶好調の北の王者ツキサムホマレや

シンザンの仔シルバーランド、小倉記念を

制したロッコーイチ、古豪ミリオンパラ等

多彩なメンバーが顔を揃えました。

 

レースは、2勝馬ながらも菊花賞やサンケイ

大阪杯等でわずかな差で2着になるなど

実力では一線級に引けを取らない

バンブトンオールが先行し、向こう正面に

入ると他馬を20馬身以上大きく引き離して

大逃げをする展開となり、場内は騒然と

なりました。

2番手にはメジロジゾウが続き、人気の

ツキサムホマレ、ニホンピロセダンは中団

イシノマサルとロッコーイチ、ミリオンパラは

後方からの競馬となり、シルバーランドは

不良馬場にもがき苦しんでいました。

第3コーナーでツキサムホマレが仕掛けて

3番手に上がっていくも第4コーナーでも

まだ大きながあり、場内が騒然となる中、

直線へ。

馬場の真ん中を進んだバンブトンオールが

逃げ粘る中、ツキサムホマレ、エースコスモ

ニホンピロセダンが懸命に追い込み、

ついにエースコスモがバンブトンオールを

捉えて先頭にたち、このまま勝つかと

思った瞬間、大外を回ったイシノマサルが

ものすごい脚を使って奇跡の追い込みを

見せ、ゴール寸前でエースコスモをハナ差

捉えて優勝、初重賞制覇を果たしました。

しかし、この重賞制覇はイシノマサルに

とって、最初で最後の優勝制覇となって

しまいました。

 

今週は、京都競馬場で秋のGⅠ戦線を

占う上で重要な第58回京都大賞典が

行われます。

実力馬ディープボンド、ヴェラアズール

好調なブローザホーン、巻き返しを図る

プラダリアに注目しています。

今週も全馬の無事を祈りながらレースを

観ます。