先週、4年ぶりに中京競馬場で行われ
ました伝統の第71回中京記念は
8番人気のセルバーグが逃げ切り、
初重賞を獲得しました。
2着には2番人気のディヴィーナが入り
1番人気のルージュスティリアは3着に
敗れました。
今週は、札幌競馬場で伝統の第71回
クイーンステークスが行われます。
クイーンステークスは1953年に旧馬齢
4歳牝馬による重賞競走として創設され
昭和期においては東京競馬場や中山
競馬場で牝馬による秋の重賞競走として
行われていました。
1996年に秋華賞が新設された際、距離が
1800mに変更され、秋華賞のトライアル
競走となりました。
その後2000年に行われた牝馬競走体系
整備の一環として施行場を札幌競馬場に
変更する共に、現3歳以上の牝馬限定戦
となったため、レースの位置づけや性格は
大きく変わることになりました。
思い出のレースは、新潟で花開いた
アンセルモが勝った、まだ旧体系だった
昭和50年第23回クイーンステークスです。
アンセルモは、あの二冠馬カブラヤオーや
怪物少女と言われた牝馬クラシック
二冠馬テスコガビーと同じ昭和50年の
牝馬クラシック組で、同期にはテスコガビー
の他、華麗なる一族のソシアルトウショウ、
カバリダナー、トウホーパール等がいます。
アンセルモは、夏の函館でデビューし、
後の天皇賞馬エリモジョージ等をやぶって
新馬戦を快勝しました。
しかし、その後は善戦するもなかなか
勝ちきれず、旧馬齢4歳の条件特別に
勝って、何とか優駿牝馬(オークス)に
間に合い出走しました。
しかし、この年の牝馬クラシックは怪物
少女と言われたテスコガビーの独り舞台と
なっていて、アンセルモは全く歯が立たず
9着に敗れました。
オークス後、アンセルモは休養には入らず
新潟に遠征し、条件特別を勝って、当時の
体系で秋に行われてクイーンステークスに
出走しました。
このレースには、優駿牝馬(オークス)が
3着だったトウホーパール、北海道3歳
ステークスの勝ち馬プロスパラスやサクラ
セダン等が参戦し、トウホーパールが
1番人気となりアンセルモは2番人気と
なりました。
スタートするとヨネミノルが逃げ、トウホー
パールは中団から、そしてアンセルモは
後方からというレース展開で進みました。
第4コーナーでトウホーパールが仕掛け、
直線で横一線となる混戦の中、外から
アンセルモが鋭く伸びて優勝。
念願の重賞初制覇を果たしました。
そして、この勢いに乗って続く当時の牝馬
東京タイムズ杯でも快速馬キャッシュボア
をやぶって勝ち、重賞2連勝を飾りました。
しかし、この勝利がアンセルモにとっての
最後の勝利となりました。
当時はまだ牝馬のレース体系も整備されて
いなかったこともあって、古馬になり牡馬
との混合戦になるとやはり勝つことは難しく
なり、6歳まで現役を続け、重賞競走でも
善戦はするものの、勝つことは出来ません
でした。
今週は、札幌競馬場で第71回クイーン
ステークスが行われます。
牝馬クラシック組からドゥーラ、ライトク
オンタム、巻き返しを図るジネストラ、
ルビーカサブランカに注目しています。
今週も全馬の無事を祈りながらレースを
観ます。

