先週、阪神競馬場で行われました第74回
阪神ジュベナイルフィリーズは道中、中団
でレースを進めた1番人気のリバティ
アイランドが直線に入って外から堂々と
突き抜けて2馬身半差をつけてまさに
横綱相撲で優勝。
2勝目と共にGⅠ初勝利となりました。
2着に12番人気のシンリョクカ、3着には
10番人気のドゥアイズと2頭の伏兵が
入り、2番人気に推されたモリアーナは
12着、3番人気のウンブライルは15着に
敗れました。
今週は、阪神競馬場で第74回朝日杯
フューチュリティステークスが行われます。
1949年関東地区3歳(現2歳)馬のチャン
ピオン決定戦として朝日杯3歳ステークス
が創設されました。
2001年から名称を朝日フューチュリティ
ステークスと変更し、2013年までは中山
競馬場で行われていましたが、2014年
からは舞台を阪神競馬場に移して
行われています。
昭和期に暮れの中山競馬場での朝日杯
3歳ステークスとして見て来た私としては
2週連続で牡馬牝馬の2歳馬チャンピオン
決定戦が大人の事情とはいえ、関西地区
で行われることや昭和59年に新設された
暮れの中山で行われるGⅠ競走ホープ
フルステークスがある等、どちらが本当の
2歳チャンピオンと言えるのか、未だに
良く分からなく、違和感があります。
私の思い出のレースは外車、スーパーカー
等と呼ばれ規格外のスピードでファンの
度肝を抜いたマルゼンスキーが優勝した
第28回朝日杯3歳ステークスです。
マルゼンスキーの父は、イギリスの三冠馬
で世界競馬の歴史に名を刻む名馬
ニジンスキー。
アメリカからの持ち込み馬として天馬
トウショウボーイや貴公子テンポイントが
クラシックを賑わした昭和51年(1976年)
にデビューしました。
脚部不安があって強い調教が出来ない事
もあって前評判は意外にも、それ程では
ありませんでしたが、新馬、特別戦を大差
で圧勝、いずれも他馬とのスピードの違い
を見せて逃げ切るという競馬でした。
続く府中3歳ステークスでは北海道3歳
ステークスの勝利馬でやはりスピードが
持ち味のヒシスピードと対戦となり、ここ
でもマルゼンスキーの圧勝かと思われて
いましたが、油断していた騎手の判断ミス
で、最後の直線半ばでヒシスピードが一気
にマルゼンスキーに並びかける展開となり
慌てて追いだしたものの、ヒシスピードが
マルゼンスキーを交わす場面もある等、
マルゼンスキーとヒシスピードの激しい
競り合いとなり、両馬並んで入線。
写真判定にもつれ込み、結果はマルゼン
スキーがハナ差先着していたものの、
生涯唯一の辛勝となりました。
続いてマルゼンスキーは、今の朝日杯
フューチュリティステークスの前身レース
当時の関東の3歳王者決定戦、朝日杯s
3歳ステークスに出走しました。
このレースには前走でマルゼンスキーを
ハナ差まで追い詰めたヒシスピードも
参戦し、両者の再戦が注目されました。
レースは前走の苦戦を教訓にマルゼン
スキーはスタートから気合を入れて先頭
を奪うと、そのまま他馬を引き離して逃げ
3コーナーから差を縮めようとするヒシ
スピードでしたが、先頭で直線に入ると
マルゼンスキーはエンジンの違いを見せ
つけ、更にスピードを加速してヒシスピード
以下を突き放し、まさに規格外の次元の
違う走りを見せ13馬身、2.2秒差をつけ
大差の圧勝劇を演じ、レコードタイムで
無敵の4連勝を飾りました。
レースを見ていた競馬ファンは、あまりの
強さに驚きを通り越して、唖然として
しまったほどの驚愕のレースでした。
このマルゼンスキーの出現は日本の
生産界を震え上がらせ、外国産馬の出走
制限廃止を遅らせたと言っても過言では
ありません。
生涯成績8戦8勝のマルゼンスキー
マルゼンスキーの強さと桁違いのスピード
は日本競馬史上の最強馬の1頭として
今でも語り継がれています。
今週は、中山競馬場で伝統の第74回
朝日杯フューチュリティステークスが
行われます。
実力馬ダノンタッチダウン、ドルチェモア
フランケルの仔レイベリング、未知の魅力
のコーパスクリスティに注目しています。
今週も全馬の無事を祈りながらレースを
観ます。


