先週、東京競馬場で行われました国際
招待競走第42回ジャパンカップは18頭で
行われ、スタートしてユニコーンライオンが
スローで逃げる中、馬群は縦長の展開
にはならず、一団となって直線に入り、
まずは真ん中から2番人気のダノン
ベルーガが抜け出して先頭に立つと、
内からへヴェルトライゼンデが鋭く伸びて
代わって先頭に立ち、しかし今度は外から
鋭く追い込んできたダービー馬シャフリ
ヤールが先頭に立ち、このまま行くかと
思った瞬間、ライアン・ムーア騎手の剛腕で
内をこじ開けて伸びて来たヴェラアズールが
馬群を突き抜けシャフリヤールをゴール前
で差し切って優勝、初のGⅠ制覇を果たし
ました。
2着には1番人気のシャフリヤール、3着
には4番人気のヴェルトライゼンデが入り
2番人気のダノンベルーガは直線での
不利もあって5着に終わりました。
そして心情的に応援していたデアリング
タクトは直線で前を塞がれる不利が2度も
ありながら、それでも最後まで頑張って
追い込み4着に入りました。
今回のジャパンカップは外国人騎手の
手綱さばきや剛腕の騎乗も素晴らしく
各馬一団となっての直線での攻防は
見応えがあり、本当に素晴らしい
ジャパンカップだったと思います。
今週は中京競馬場でダートのGⅠ競走
チャンピオンズカップが行われます。
日本において1970年代より世界に
通用する強い馬作りが提唱され、
1981年には念願の国際招待競走
ジャパンカップが創設されました。
その後1995より中央競馬と地方競馬
との交流が飛躍的に拡大されるように
なるとダートにおける重賞競走が注目され
日本のダート競走においてもダートの
国際競走を開催しようという気運が高まり
を見せ、2000年にチャンピオンズカップ
の前身となる日本初のダート国際招待
競走ジャパンカップダートが創設され
ました。
そして2014年からは施行場を阪神から
中京競馬場に移行し、これを機に名称も
チャンピオンズカップに変更され、また
回次についてはジャパンカップダートから
引き継いで通算されることになりました。
今週は、中京競馬場で第23回チャン
ピオンズカップが行われます。
ダート重賞戦線は入れ替わりが激しくて
本当によく判りません。
実力馬テーオーケインズ、好調の
クラウンプライド、巻き返しを図る
グロリアムンディ、ノットゥルノに注目して
います。
今週も全馬の無事を祈りながらレースを
観ます。
