先週、福島競馬場で行われました第71回ラジオ

NIKKEI賞は3番人気フェーングロッテンが直線に

入って内ラチ沿いを突いて抜け出しJRA重賞

初挑戦で優勝を飾りました。

2着には8番人気ショウナンマグマが逃げ粘り

3着にサトノヘリオスが入り、1番人気のボーン

ディスウェイは6着に敗れました。

そして小倉競馬場で行われました第58回

CBC賞は2番人気に推されたテイエムスパーダが

見事な逃げを展開し、驚異のレコードタイムで優勝。

ルーキーの今村聖奈騎手が史上5人目の重賞

初騎乗で優勝を飾りました。

これは2008年愛知杯の宮崎北斗騎手以来14年

ぶりの快挙で、藤田菜七子騎手以来JRA女性騎手

2人目となる重賞タイトルを手にしました。

彼女の馬を信じて想っての騎乗は本当に素晴らしく

今後の活躍が楽しみです。

今週は福島競馬場でいよいよ夏本番を思わせる

第58回七夕賞が行われます。

七夕賞は1965年に旧馬齢4歳(現3歳)以上の馬に

よる重賞競走として創設されました。

1969年や71年並びに1975年から1979年には

10月にされていたため、施行時期と名称が

合わないと理由で一時期レー^ス名を東北記念と

改称して施行していましたが、1980年からは施行

時期が夏季開催に戻されたことから七夕賞の

名称が復活し、2006年からは夏季競馬を盛り

上げるために設けられたサマーシリーズの第1戦に

指定されており、夏の中距離のチャンピオンを目指す

馬達が集結しています。

 

思い出の馬は昭和45年第6回優勝馬ハクセツです。

ハクセツは芦毛のかわいい容貌から白い美少女と

呼ばれ、あの歴史的名馬スピードシンボリが恋した

との逸話が残されています。

妹はやはり白い恋人と呼ばれたジョセツで、姉妹で

活躍し、名牝として名を残しています。

他に姉妹で活躍して私の記憶にあるのはナスノカオリ

ナスノチグサ、キシュウローレルとキシューファイター

ダンスパートナーとダンスインザムードでしょうか。

千葉県富里村で誕生したハクセツはとても小柄で

華奢な体格であったため、なかなか買い手が付かず

ようやく引き取り手がみつかるとハナミドリの名で

公営競馬でデビューしました。

その後、公営での成績から中央でも十分通用すると

判断され、ハクセツと改名され、旧馬齢4歳夏の福島

で中央デビューを果たしました。

中央初戦の当時行われていたオープン競走は4着に

敗れたものの、次の条件戦では当時2年目の若手

だった岡部騎手に乗り替わると、ハクセツの良さを

活かすため、後方待機策をとって直線で追い込む

やり方を取りました。

この乗り方が功を奏し、条件戦で直線に入って鋭い

追い込みを見せて先行馬達を差し切り、中央初勝利

を挙げました。

休養した後、秋のオープン競走は6着だったものの

牝馬東京タイムズ杯に出走、このレースには

オークス馬ルピナスやニットウヤヨイ等の強豪が

出走しました。

しかし、ハクセツは軽量の49kgだったものの

最後方待機から直線だけでルピナスやニットウ

ヤヨイ等の有力馬達を差し切って優勝し、重賞

初制覇を果たしました。

年が明けて古馬になったハクセツは金杯(東)に

出走。

ここでも重賞優勝馬の強豪フイニイやライトワールド

後の天皇賞馬メジロタイヨウ等、牡馬の一線級と

初めて相対しましたが、後方待機から直線で鋭い

切れ味で追い込んで先行馬達を差し切り、重賞

2連勝を飾りました。

この後、酷使された小さい馬体に負担が来たのか

調子を落としてしまい、3連敗しましたが、条件

特別で勝利をあげると安田記念に出走。

ここでも鋭い差し脚で勝ったかと思った瞬間、

ゴール前でハードウエイに交わされ、ハナ差の

2着に敗れてしまいました。

その後、オープン競走に勝ったものの、重賞レース

では追い込み馬特有の惜敗が続きました。

年が明けて旧馬齢6歳になったハクセツは現役を

続行し、前年優勝の金杯では3着に善戦しましたが

続く春に行われたオープン競走でアカネテンリュウを

前に惨敗し、引退が囁かれるようになりました。

ハクセツはもう峠を越したと言われる中、福島で

行われた七夕賞に出走しました。

しかし、競馬ファンは古豪ハクセツの復活を信じて

2番人気に推しました。

その期待に応えたのか、ハクセツは第3コーナー

から捲りを見せて直線に入り、ヒガシヒンドをクビ差

おさえてレコードタイムという見事で華やかな勝ち方

で優勝を飾りました。

しかし、この七夕賞でローソクの火のように最後に

鮮やかに燃えたのか、この後は重賞レースを4戦

したものの、いずれも敗れ、11月に出走した牝馬

ステークスでの最下位14着を最後に競走生活に

別れを告げました。

引退後は故郷千葉県の扶桑牧場で繁殖牝馬と

なりましたが、母親を超えるような産駒には結局

恵まれませんでした。

1987年の種付けを最後に繁殖生活からも引退。

翌1987年6月に23年の生涯の幕を閉じました。

今は白毛のソダシがアイドル的存在で人気が

ありますが、当時は私も競馬を見たての頃でしたが

白くて美しい姉妹ハクセツと妹ジョセツのことは特に

印象深く、記憶に残っています。

今週は福島競馬場で第58回七夕賞が行われます。

福島競馬場でレース毎に観客から拍手が沸き

起こっている光景に感動しています。

一線級と戦い成績を残しているヒートオンビート

調子が戻ってきたアンティシペイト、ヴァンケドミンゴ

ファルコメンに注目しています。

今週も全馬の無事を祈りながらレースを観ます。