先週行われました第81回皐月賞は2番人気のエフフォーリアが

圧勝して4連勝を飾り、昨年のコントレイル同様、無敗の

皐月賞馬が誕生しました。

初めて走るコースとは思えない力強い走りっぷりでした。

この後、得意の東京競馬場で行われるダービーに向けて、

視界良好となりました。

勝利ジョッキーの横山武史騎手は初GⅠ、初クラシック制覇で

横山家皐月賞親子2代、クラシック親子3代制覇となりました。

どうしても親子3代制覇と聞くとメジロアサマ、メジロティターン、

メジロマックイーンの天皇賞親子3代制覇を思い浮かべてしまい

ますが、本当に素晴らしい記録が達成されました。

横山騎手、本当におめでとうございます。

1番人気のダノンザキッドは発汗が多く見られていて、折り合いも

欠いているように見えました。

馬体に異常が無ければダービーまでにどこまで立て直して

くるのか注目です。

今週は阪神競馬場で第51回マイラーズカップが行われます。

マイル路線の拡充、および短距離適性馬にも活躍の場を設ける

ことを目的として、1970年に創設され、安田記念やヴィクトリア

マイルの前哨戦として位置づけられていて、春の短距離路線を

歩む馬にとって重要なレースなっています。

 

思い出の馬は、昭和51年第7回優勝馬シルバーランドです。

シルバーランドは五冠馬シンザンの仔であり、あのハイセイコー

と同じ昭和48年クラシック組でした。

先日行われました桜花賞では白毛馬ソダシが優勝しましたが、

シルバーランドは白毛では無いものの、芦毛の快速馬と活躍

しました。

当時、シンザンの仔で活躍馬が出ると、レース実況では対象馬の

頭に必ずと言っていいほど、シンザンの仔と付けられていました。

五冠馬シンザンの仔としてデビュー戦、特別戦と連勝を飾り、

クラシック路線に乗ってくると期待されましたが、体の弱さのため、

春のクラシックには出走することが出来ずに秋を迎えました。

しかし菊花賞に向けて出走したオープン戦、神戸新聞杯、京都

新聞杯は不良馬場の影響か5着・6着・5着と敗退し、本番の

菊花賞では当初逃げると見られていましたが、スタートで出遅れて

しまい、第3コーナーから4コーナーにかけて先頭に立っている

怪物ハイセイコーを追いかけて一気に上がって行くなど、

見せ場は作ったものの、距離の壁に阻まれたのか、タケホープの

9着に敗れました。

しかし、次の愛知杯では5馬身差の圧勝劇を演じ、優勝タイムも

1分59秒9のレコードタイムを叩き出し、シルバーランドは日本で

初めて2000mのレースで2分の壁を越えた馬として歴史に名を

残すことになりました。

父シンザン自体は1度もレコードタイムで勝ったことはありません

でしたが、スガノホマレやシルバーランドのようなレコードタイムで

走る快速馬を輩出したことは、大変興味深い事でした。

シンザンの関係者から聞いた話では、シンザンは負かした

相手にも敬意を払うため、決して大差をつけて勝とうとは

しなかったと話されていました。

当時の馬齢で5歳の古馬になったシルバーランドは中距離の

レースでは持ち前のスピードで愛知杯を連覇しました。

古馬になってからは長期休養を取りながら出走しており、そして

7歳で迎えたマイラーズCでしたが稀代の癖馬カブトシロー

の仔で公営の雄として活躍し中央入りしたゴールドイーグルや

ロングファストを抑えて見事優勝を飾りました。

CBC賞では7歳にして圧巻のレコードタイムで優勝を飾り、8歳で

迎えた2400mの京都記念秋では距離の壁に再び挑戦して

ホクトボーイの2着に健闘、そして最後のレースとなった京阪杯

ではトップ斤量の60キロを背負うもマーブルペンダスを抑えて

優勝。

その後シルバーランドは有馬記念を目指していましたが、脚の

故障のため、ついに引退となりましたが、7歳後半から8歳の後半

にかけて重賞2勝を含めて5勝する等、シンザンの仔として立派に

最後の最後まで大活躍しました。

生涯戦績27戦14勝は、本当に立派な記録だと思います。

引退後、種牡馬になったものの、父内国産が不遇の時代であった

ため、種付け数も少なく、産駒には恵まれませんでした。

晩年、シルバーランドは芦毛馬の宿命なのか皮膚癌の兆候が

出てきたものの、牧場の手厚い看護もあって回復して来た矢先、

放牧中のアクシデントによって1996年6月29日静かに26歳の

生涯を閉じました。

今週の第52回マイラーズカップは、連勝中のエアロロノアと

ケイデンスコールに注目しています。

また8歳馬エアスピネルが芝に戻ってどのようなレースをするのか

にも注目しています。

今週も全馬の無事を祈ってレースを見ます。