先週行われました第69回日経賞は 直線抜け出したウイン
マリリンが優勝。 2着には人気のカレンブーケドールが入って
牝馬2頭によるワンツーとなりました。
今年も牝馬の年になりそうです。
そして第51回高松宮記念は、直線で各馬が横一線に並ぶという
大接戦となり、その中から2番人気のダノンスマッシュが
たたき合いを制して優勝、2着には1番人気に推されたレシス
テンシアが入り、人気馬による決着となりました。
雨が降る悪コンディションでのレースでしたが、各馬の直線での
横一線でのデットヒートは、本当に見応えがありました。
そしてゴール直後と勝ったダノンスマッシュが戻って来た時に
起こったスタンドからの馬達を称える暖かい拍手に感動しました。
今週は阪神競馬場でGⅠレース大阪杯が行われます。
私は、昭和人なのでどうしてもサンケイ大阪杯のイメージが強く、
以前は春の天皇賞の前哨戦として東の日経賞、西のサンケイ
大阪杯として行われていました。
春の天皇賞は真の実力を決める古馬の最高峰のレースだと
思っていましたが、2017年にGⅠ競走になってからは中距離系
の有力馬が大阪杯に出走してしまうため、春の天皇賞への出走
メンバーが寂しくなってきているのはとても残念です。
大阪杯での思い出の馬は、昭和51年第20回の優勝馬
ロングホークです。
ダービー馬ロングエースを筆頭にロングワン、ロンググレイス、
ロングファスト、ロングヒエン等を輩出しているロング一族を
代表する馬でカブラヤオーと同じ昭和50年のクラシック組です。
新馬、特別戦を勝ってクラシックを目指して東上し、弥生賞で
関東の総大将カブラヤオーと対決したものの、2着に敗れ、
その後スプリングステークスに優勝し、同厩舎のロングフアストと
共に皐月賞で再びカブラヤオーに挑みました。
最後の直線でロングホークとロングフアスト2頭が内と外から
囲い込むようにカブラヤオーを追いつめるも後に2冠馬となる
カブラヤオーを負かすことは出来ませんでした。
そして迎えた日本ダービーではあの伝説となったカブラヤオーの
狂気の逃げの前にロングフアストは何とか2着に食い込んだ
ものの、ロングホークは6着と完敗しました。
秋を迎えて2冠馬カブラヤオーが故障のため、戦線離脱する中、
朝日CCに優勝し、ロングフアストと共に関西の期待を背負って
菊花賞に挑戦するものの、5着に敗れてしまい、結局クラシックを
取ることは出来ませんでした。
しかし、暮れの阪神大賞典に優勝すると、年が明けて古馬に
なってからも日経新春杯やオープン競走に優勝して5連勝を
飾り、迎えたサンケイ大阪杯では61キロの斤量を背負わされての
出走となりました。
レースは同期で気まぐれジョージとして有名なエリモジョージ
が逃げる展開になりましたが、向こう正面でロングホークが
スパートをかけて一気に先頭に立って大逃げをする展開となり、
あまりにも無謀な逃げに誰もが最後まで持たないと思いましたが、
直線に入ってもロングホークの勢いは止まらずにそのままゴール
に入り、見事に6連勝を飾りました。
4歳時(当時の馬齢)には先行して抜け出すという戦法をとって
いましたが、早めに先頭に立って押し切る戦法がロングホーク
には合っていたようで、見事に本格化を果たしました。
そして関西の大将格として挑戦することとなった天皇賞では、
天才ジョッキー福永洋一騎乗で同期でもあるエリモジョージの
大胆な逃げ戦法に屈してクビ差の2着に敗れ、続く宝塚記念では
エリモジョージには雪辱したものの、今度はフジノパーシアの前に
2着に惜敗しました。
生涯成績32戦13勝、2着7回、3着6回で重賞レース5回の
優勝は本当に素晴らしい戦績だと思います。
引退後は青森で種牡馬になったものの、青森で結果を出すのは
難しく、その後東京大学農学部付属牧場に引き取られたました。
そして1986年8月15日に心臓麻痺のため、まだ14歳の若さで
この世を去りました。
今週の大阪杯には無敗の三冠馬コントレイルや中距離の王者
グランアレグリア、ダービー馬ワグネリアン、菊花賞馬キセキ、
サリオスなど、豪華メンバーが揃いました。
このレースでは、やはり無敗の三冠馬コントレイルと強烈な
距離短縮を歓迎するコントレイルとグランアレグリアは距離が
伸びて、どのようなレースをするのか注目です。
そしてサリオスがどこまで本格化しているのか、また無敗で
5連勝中のレイパパレがこのメンバー相手にどこまで食い込める
のかにも注目です。
また個人的にワグネリアンにはダービー馬の意地を見せて
欲しいと願っています。
先週のドバイでのレースで、優勝した米国のゼンデンが
ゴール後に骨折し、安楽死となってしまいました。
本当に悲しい光景で残念です。
今週も全馬の無事を祈ってレースを見ます。




