先週の第95回中山記念」は1番人気ヒシイグアスが直線抜け

出して1分44秒9のコースレコードタイで中山金杯に続く2連勝を

飾りました。

昭和期はヒシマサル、ヒシマサヒデ、ヒシスピード等が重賞を制し

平成に入ってからもヒシアマゾン、ヒシミラクル、ヒシアケボノ等、

多くの名馬を輩出してきたヒシ軍団が久しぶりにオープン馬として

送り出したヒシイグアス。

今後は大阪杯に行くのか、天皇賞に行くのかは判りませんが

古馬路線で楽しみな馬が出てきました。

また2005年の日米のオークスに優勝し、その後故障を発症して

引退するも繁殖牝馬としてエピファネイアや サートゥルナーリア、

リオンディーズのGⅠ馬を輩出した名牝シーザリオが急死したとの

悲しい知らせが北海道より届きました。享年19歳でした。

奇しくもシーザリオを手掛けた角居調教師の勇退に合わせた

かのような天国への旅立ちでした。

更に2001年のダービー馬ジャングルポケットも昨年から体調を

崩し、懸命の治療の甲斐も無く、力尽きて亡くなったとの寂しい

知らせが北海道より届きました。享年23歳でした。

偉大な名馬2頭のご冥福をお祈り致します。

本当にお疲れさまでした。

☆シーザリオ

☆ジャングルポケット

今週は、中山競馬場ではクラシックの登竜門である第58回

弥生賞ディープインパクト記念が行われます。

弥生賞は昭和期よりクラシックに向けての重要なレースとして

位置づけられており、歴代の優勝馬を見ても、多くのクラシック

優勝馬を輩出しています。

以前はクラシックに向けては弥生賞かスプリングSから皐月賞、

日本ダービーに向かうのが王道路線でしたが、近年における

ローテーションを見ているとクラシック路線に対する考え方も

多様化しており、無理して三冠レースに出走することに固執する

ことなく、馬の能力や体調や適性に合わせた路線を選択する

ような馬ファースト路線?になってきているようです。

京成杯優勝馬グラティアスや共同通信杯優勝馬エフフォーリアは

皐月賞に直行するとのことで、皐月賞での各馬の初対決が楽しみ

ではありますが、昔の王道路線を見てきた昭和人の私には、

時代も本当に変わったなと思ってしまいます。

 

弥生賞での思い出のレースは後の三冠馬皇帝シンボリルドルフと

ビゼンニシキが初対戦し、一騎打ちになった1984年第21回

弥生賞です。

前年、シンザン以来19年ぶりにミスターシービーが三冠馬に

輝き、競馬界が盛り上がる中、今年もデビューから4連勝の

ビゼンニシキとデビューから3連勝のシンボリルドルフの無敗

同士の2強対決に競馬ファンは大いに盛り上がりました。

また、この対戦前には4連勝中のビゼンニシキも3連勝中の

シンボリルドルフも主戦ジョッキーが岡部騎手であったため、

岡部騎手がクラシックに向けてどちらの馬を選択するのか

注目されましたが、迷わずシンボリルドルフを選びました。

後に岡部騎手は、シンボリルドルフは全く次元が違う馬であり、

間違いなくこちらが強いと思ったので選択に迷いは無かったと

語っています。

但し、弥生賞の段階では体重が増加していたシンボリルドルフ

より重賞を勝ってきたビゼンニシキの方に分があると見られていた

ため、1番人気はビゼンニシキでレースはスタートしました。

スタートで出遅れたビゼンニシキが終始シンボリルドルフをマーク

するような展開となり、直線で抜け出して先頭にたったシンボリ

ルドルフを外から切り込みながらビゼンニシキが追い込んだ

ものの、その差は縮まらずシンボリルドルフに軍配があがり

ました。

着差以上にシンボリルドルフの底知れぬ能力を見せつけられ、

レースを見た競馬ファンの誰もが今まで見たことも無いような凄い

馬が出現したと感じたに違いありません。

この後、ビゼンニシキと皐月賞で再び対戦し、直線でシンボリ

ルドルフが外に大きくよれてビゼンニシキに激しく激突してしまい、

ビゼンニシキが大きな不利をこうむったというアクシデントがあった

ものの、再びシンボリルドルフがビゼンニシキを退けて優勝。

後に皇帝と呼ばれ競馬史上最強馬とも言われているシンボリ

ルドルフの無敗の三冠馬および七冠馬伝説の始まりとなりました。

今週の弥生賞ディープインパクト記念は、やはりホープフルSを

制し、2歳王者に輝いたダノンザキッドに注目しています。

またドゥラメンテの仔で高素質馬ワンデイモアとタイトルホルダー

にも注目しています。

各有力馬はそれぞれのローテーションをとっていますが、弥生賞

ディープインパクト記念はクラシックを占う上で重要なレースに

なるのは間違いありません。

今週も天国で見守っているディープインパクトに思いを馳せ

ながら、そして全馬の無事を祈りながらレースを見ます。