2020年の中央競馬の全日程が終了し、今年もあとわずかと

なりました。

今年はコロナ禍の混乱の中で無観客でのレース開催という

前代未聞の出来事も発生しました。

また史上初となる出来事が数多く生まれるという異例の競馬と

なりました。

GⅠ9勝馬、無敗の三冠馬、無敗の牝馬三冠馬、白毛馬の

GⅠ優勝、有馬記念での牝馬によるワンツーフィニッシュ等。

もし超満員の観客での記録達成だったら、どれだけ盛り上がった

ことでしょうか。本当に残念です。

こうした史上初の記録達成の中、今年も思い出の名馬達が

天国へと旅立っていきました。

 

ダンスインザダーク(27歳) 1月2日 没

1996年の日本ダービーではフサイチコンコルドに惜敗するも

菊花賞に優勝しました。

種牡馬になってからもスリーロールス(菊花賞)、デルタブルース

(メルボルンC-豪、菊花賞)、ザッツザプレンティ(菊花賞)などを

送り出しました。

 

サクラローレル(29歳) 1月24日 没

1996年の有馬記念、天皇賞春に優勝し、1996年の年度

代表馬に選出されました。

 

ニシノフラワー(31歳) 2月5日 没

1992年の桜花賞、スプリンターズS、1991年の阪神3歳牝馬S

1993年マイラーズカップに優勝しました。

 

ショウナンカンプ(22歳) 4月12日 没

父は快速馬サクラバクシンオーで、2002年の高松宮記念、

2003年の阪急杯等に優勝しました。

 

ナリタタイシン(30歳) 4月13日 没

ビワハヤヒデ、ウイニングチケットと同期生で1993年の皐月賞、

1994年の目黒記念等に優勝しました。

 

ビワハヤヒデ(30歳) 7月21日 没

1993年の菊花賞、1994年の天皇賞春、宝塚記念等、

数々の重賞レースに優勝。1993年の年度代表馬に選出され

ました。

またビワちゃんの愛称で多くのファンに愛された馬でした。

 

マチカネフクキタル(26歳) 7月31日 没

1997年の菊花賞に優勝した。

1900年代で最後に生存していた最後の菊花賞馬でした。

 

ダンツシアトル(30歳) 9月24日 没

父は米国3冠馬シアトルスルーで1995年の宝塚記念等に

優勝しました。

 

スイープトウショウ(19歳) 12月5日 没

今は無きトウショウ一門として2004年の秋華賞、2005の

宝塚記念、エリザベス女王杯等に優勝しました。

 

シンボリクリスエス(21歳) 12月8日 没

有馬記念と天皇賞を連覇し、2002年、2003年の2年連続で

年度代表馬に選出されました。

種牡馬になってからも菊花賞馬エピファネイアやルヴァン

スレーヴ、ストロングリターン等、多くの重賞勝ち馬を

輩出しました。

 

名馬達の訃報を聞くたびに色々な思い出が蘇り、涙して

しまいます。

私達はあなたたちの名前や功績を決して忘れることは

ないでしょう。

天国でゆっくり休んで下さい。お疲れさまでした。