先日、無観客の中で行われました日本ダービーは
コントレイルが圧勝し、無敗のダービー馬、そして二冠馬に
輝きました。
そして、そのダービーの後には、歴史ある伝統のレース
目黒記念が行われました。
長年競馬を見てきたオールドファンとしては、目黒記念の
開催時期と取り扱いに対し、大いに不満があります。
目黒記念は、昭和期には春と秋に行われ、優勝場には
数々の競馬史に名を残す名馬達が連なっています。
1984年にグレード制が導入された時に目黒記念は、
GⅠではなく、GⅡ扱いになり、開催も年1回となり、挙句の
果ては、ダービーの後にレースが行われ、地上波での
テレビ中継もありません。
この位置に持ってきた理由は、ダービー後の混雑の緩和とか
売上促進のためとか言われていますが、そもそも目黒記念は
88年の歴史を持ち、中央競馬に現存する重賞競走としては
最古とされ、更に日本の競馬におけるハンデキャップ競走と
しても最古の競走でもあります。
そのような日本の競馬史上に輝く伝統あるレースに対しては、
最大限のと敬意を払うべきだと思います。
大阪杯や伝統の無いホープフルステークスをGⅠにするならば、
目黒記念をGⅠとして、開催時期と扱いをもっと考えるべきだと
思います。
例えば、外国馬が参加しないような意味のないジャパンカップを
廃止し、代わりに凱旋門賞と同じように、国際競走目黒記念と
するとか、中距離向けの秋の天皇賞の前日のメイン競走として
開催するとか、もっと考慮すべきであり、日本競馬の歴史と
伝統を大切にして欲しいと思います。