本日、東京競馬場で行われました第15回ヴィクトリアマイルは

女王アーモンドアイが異次元の強さで圧勝しました。

昨年の有馬記念の前に発熱し、その影響なのか、9着に惨敗。

今年に入ってからは、ドバイに遠征したものの、コロナの影響で

不運にもレースが中止となって帰国を余儀なくされるなど、体調が

心配されていました。

昭和期、私が好きだったニットウチドリという名牝がいて、牝馬の

クラシックでは2冠を制し、その勢いで有馬記念でも2着に健闘

するなど大活躍しましたが、古馬になってAJC杯で大敗すると、

その後は、燃え尽きたかのように全く走らなくなってしまいました。

そのことがずっと頭をよぎっていました。

パドックでも貫禄で落ち着いているのか、元気がないのか、とても

気になりましたが、燃え尽きるどころか、貫禄をもってまさに格の

違いをまざまざと見せつけてくれました。

昭和期に京都記念で63キロを背負った天皇賞馬タニノチカラが

持ったままで、大差で優勝した場面を見て、衝撃を受けましたが、

今回のアーモンドアイの圧勝劇にも衝撃と共に感動しました。

おもわずアーモンドアイに向かって深々とお辞儀をしてしまい

ました。

美しいレース、美しい勝ち方とはこのことではないでしょうか。

まさに世界に誇る日本の宝です。

涼しい顔で優勝しましたが、疲れが取れない面もあるようなので、

体調面を十分注意しながら、今後のレースに挑んで欲しいと

思います。

関係者の皆様、おめでとうございます!